水徒然

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土砂災害発生地域の整理と地質との関連性(その1:発生地域の整理)

2011-09-14 | 日記

'11-09-13投稿、強調
 昨今、例年にも増して頻発する土砂災害について既報までにて、その発生地域、発生メカニズムについて断片的に調べてきました。 

 土砂災害*は一般的には降雨量が多くなれば発生しやすくなる訳ですが、
その結果として、
今までこのくらいの降雨量では大丈夫と油断して予期せぬ土砂災害に巻き込まれ事故が発生し易くなると思われます。 大規模津波とは違って避難可能なので、ある程度以上雨が降ったら、予め用心すれば防災できます。

*土砂災害 「土砂崩れ」「土石流」「地盤沈下(陥没)」「堤防などの決壊」に限定

 既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

<個人的な見解>
 個人的には、既報で記載しました「世界のホットスポット」(仮説)と同様に、わが国(37万平方km)の中の狭い範囲における局所豪雨などによる予想外の「土砂崩れ」のミニホットスポット(要警戒区域)が存在するのではと思っています。
<<詳しく見る>>
「・・・ 従来にも増している異常気象によって、土砂災害に巻き込まれないようにしたいものです。
 世界的に環境中(陸・海・空)に存在する放射性物質は原発事故による漏洩、核実験による残留放射性塵の影響は無論、従来から、原発からは法定内とは言え常時排出されています。
 世界の原発からの常時排出されている放射性物質も個人的には無視できないものと思っていますが、・・・。」
 仮に、我が国の原発事故が発生しなかったとしても、「塵も積もれば山となる」の類でその影響はあっても不思議ではないと思っています。
 環境中の放射能は半減期に相応して、質量不変&E=MC2であるため
厄介な存在。

加えて、天変による宇宙放射線および法定内の排出も含めて、質量増加は避けられません。
(その積算量を知りたいことなんですが現状不祥。・・・)
<土砂災害要因に係る考察(仮説)>
 その結果、上記の関連投稿の要因に加えて、環境保全能力を担っている土壌中の微生物の細胞組織が環境中に排出された放射性物質からの崩壊放射線による熱傷、および、周辺物質を放射化もしくは励起することによって2次的に発生する紫外線などの有害放射線によって損傷・損壊されることが懸念されます。 
 万一、影響していれば、今まで以上に、土壌中無数棲息する微生物を原点とする生態系を変化させて土壌強度を低下させていることを危惧しています。
土石流について
 土石流と土砂崩れは区別(一般的な分類例)しにくいですが、
基本的には上記の土壌強度の低下(仮説)に加えて、別報で記載しましたように、
「水が潤沢な地域(海、一級河川流域)などから地下水脈を通じて、断層などの大きな隙間を通じて大量の水が補給される場合、土石流(流動化)が発生し易くなる」と考えています。
地盤沈下について
 シンクホール(地殻沈没)は大きな地震が発生していないのに、突如発生する現象ですが、最近、中国などで多発しているようですが、震災後、わが国の浦安地区などで問題となっている液状化現象が原因と言われる地盤沈下とよく似ていると思われます。
堤防決壊について
 基本的には、大量降雨による氾濫を除いて上記の土壌強度の低下(仮説)による事例を調べています。

既報までにて断片的ですが調べた発生地域を以下に整理しました。
   (それらの地域の地質などについては次報にて予定。)

<発生地域の整理>
発生事例のみ記載。避難警報・勧告地域などは除外。詳しくは本文参照願います。


1)土砂崩れ (詳しく見る)

9/1         埼玉県   飯能市
8/25     静岡県   富士市で8月の観測史上最大となる255・5ミリ、
               静岡市葵区梅ケ島215・5ミリ
8/19        岐阜県     下呂市、各務原市、可児市
8/18
    山形県   酒田市 211ミリ
7/21    静岡県   静岡市山側(台風6号)
7/7
  
      福岡県       北九州市、朝倉市、八女市、大牟田市(土石流含む)
7/6     鹿児島県  阿久根市、出水市、伊佐市
6/24    長野県~岐阜県 上高地につながる県道、国道158号地帯
6/22        千葉県   印西市 
6/20        愛媛県   宇和島市
       高知県   四万十市 
6/19    熊本県 
6/17    鹿児島県  霧島市 

土石流 (詳しく見る)
7/20    岐阜県と滋賀県の境を走る道路
7/7        福岡県       大牟田市
6/23    長野県~岐阜県 上高地につながる県道、国道158号地帯
6/20       新燃岳噴火による火山灰の堆積物の土石流に対する警戒・避難勧告が
            たびたび発令されています。
       徳島県  日和佐管内では昨年4月

3)地盤沈下(陥没) (詳しく見る) 
    和歌山、奈良、三重3県にまたがる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
参考:熊野古道、台風で大規模崩落…文化庁が調査へ(nifty 9/13)
     千葉県 浦安市、 茨城県 霞ヶ浦周辺地盤、宮城県 石巻市
参考:海水逆流現象

4)堤防決壊 (詳しく見る:氾濫は除く)
6/25     秋田県   由利本荘市 石沢川で決壊 観測史上最高の234.0ミリ
参考:
の米国の中央部で頻発するトルネードで記載しましたが、世界のホットスポット(仮説)内で
堤防決壊が起こっているようです。


 


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