水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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わが国の土砂災害の解析に係る記載(09-02更新 その1:最近の土砂崩れ発生地域)

2011-09-02 | 日記

 '11-06-22投稿、強調
 既報で記載しましたように、「早い梅雨入り」に始まって、「沖縄の早い梅雨明け」、また「東日本地区の遅い梅雨入り」から推察するに、今後の豪雨によって、想定外の地域で土砂災害が発生することを心配しています。

 
土砂災害は一般的には降雨量が多くなれば発生しやすくなる訳ですが、その結果として、今までこのくらいの降雨量では大丈夫と油断して予期せぬ土砂災害に巻き込まれ事故が発生し易くなると思われます。 大規模津波とは違って避難可能なので、ある程度以上雨が降ったら、予め用心すれば防災できます。
 
断片的ですが、今年、わが国で発生した最近の局所豪雨による「土砂災害」*に係る記載を順次調べています。

 本記載では土砂崩れ を取り上げています。

*
土砂災害「土砂崩れ」(本報告)および別報の「土石流」「地盤沈下(陥没)」
「堤防などの決壊による水害」
に限定

関連投稿:
・「土砂災害」とは
土砂災害に関連する要因を調べました。

・「土砂崩れのメカニズムを追い求めて」(福島市)
土砂崩れに係る研究の紹介

・「土砂災害」と降雨量に係る投稿
降水量と土砂災害との関係に係るメモ('10-9-19)


既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

<個人的な見解>
 個人的には、既報で記載しました「
世界のホットスポット」(仮説)と同様に、わが国(37万平方km)の中の狭い範囲における局所豪雨などによる予想外の「土砂崩れ」のミニホットスポット(要警戒区域)
が存在するのではと思っています。
<<詳しく見る>>
「・・・ 従来にも増している異常気象によって、土砂災害に巻き込まれないようにしたいものです。
 
世界的に環境中(陸・海・空)に存在する放射性物質は原発事故による漏洩、核実験による残留放射性塵の影響は無論、従来から、原発からは法定内とは言え常時排出されています。
 世界の原発からの常時排出されている放射性物質も個人的には無視できないものと思っていますが、・・・
。」
 仮に、我が国の原発事故が発生しなかったとしても
、「塵も積もれば山となる」の類でその影響はあっても不思議ではないと思っています。
 環境中の放射能は半減期に相応して、質量不変&E=MC2
であるため厄介な存在。
加えて、天変による宇宙放射線および法定内の排出も含めて、質量増加は避けられません。
その
積算量を知りたいことなんですが現状不祥。・・・

土砂災害要因に
係る考察(仮説)

 その結果、上記の関連投稿の要因に加えて、環境保全能力を担っている土壌中の微生物の細胞組織が環境中に排出された放射性物質からの①崩壊放射線による熱傷、および、②周辺物質を放射化もしくは励起することによって2次的に発生する紫外線などの有害放射線によって損傷・損壊されることが懸念されます。 
 万一、影響していれば、今まで以上に、土壌中無数棲息する微生物を原点とする生態系を変化させて土壌強度を低下させていることを危惧しています。

*引用文献:
土壌中の微生物の存在量
*参考文献:かもしてパッパラなーるなる
http://blog.livedoor.jp/agrikin/archives/1565770.html

各種放射線の微生物に対する作用
紫外線の水生生物への影響と病原体殺菌効果に係る考察
紫外線と崩壊放射線の作用の違いに係る記載(その1:被曝エネルギー量)
(放射線の透過(影響)距離の範囲とエネルギーレベル)

⇒ 今までの下記の検索事項から、放射性物質による微生物の損傷・損壊と土砂災害との関係は現状不祥ですが単に、降雨量が増えれば土砂崩れが発生するとは限らないようです。
 調査完了後、多発地域の推定、および降雨量に係る従来データおよび既報の
仮説環境中に人為的に導入された不均一な熱、有害放射線に囲まれた区域内で異常が発生しやすい)との比較が必要と想われます。
(今後の台風の方が降雨量が多いとは思いますが・・・、予想外の土砂災害はどのようになるのだろうか?)

<検索した事項>
PS:'11-09-02
gooニュース2011年09月01日 13時26分)
埼玉で土砂崩れ、台風12号大雨で

「・・・埼玉県では正午現在、飯能市で土砂崩れが起きたため、市が1世帯6人に避難勧告を出した。本庄市児玉町の一部地域でも土砂崩れの恐れがあり、住民に自主避難を促している。また、上里町で家屋の床上浸水が2件、本庄市と深谷市などで床下浸水が11件あった。」
PS:'11-08-25
YOMIURI ONLINE 2011年8月25日  読売新聞)
「活発な前線の影響に伴う激しい雨により、県内では24日、各地土砂崩れ住宅損壊などの被害が相次いで確認された。
 長崎海洋気象台によると、諫早市の降り始めからの雨量は251・5ミリに上った。また、23日午後10時52分までの1時間雨量は83・5ミリで、8月の観測史上最大値を記録した。
 同市飯盛町の国道251号では、道路沿いの斜面で地滑りが起こる恐れがあるとして、24日未明から通行止めとなった。」
atーs.com(8/25 14:49)
http://www.at-s.com/news/detail/100055758.html
県内大雨、通勤の朝混乱 土砂崩れや道路冠水(8/25 14:49)
「日本海側に停滞する前線に南から湿った空気が入り込んだ影響で県内各地は25日、大雨となり、24日正午の降り始めから25日午前10時までの降水量が富士市8月の観測史上最大となる255・5ミリ静岡市葵区梅ケ島215・5ミリを記録した。土砂崩れや道路の冠水、鉄道の運行見合わせなどで交通網が乱れた。・・・」

毎日JP 
毎日新聞 2011年8月24日 地方版
大雨:土砂崩れや床上浸水被害 下呂と関に避難勧告 /岐阜
http://mainichi.jp/area/gifu/news/
20110824ddlk21040073000c.html

22日夜から県内で降り続いた大雨は、各地に土砂崩れや床上浸水などさまざまな被害をもたらした。 県によると、午後7時現在の県内の床上浸水は21棟、床下浸水は、下呂市、各務原市、可児市などで133棟にのぼった。・・・」

PS:'11-08-19
 土砂災害は梅雨、台風襲来、戻り梅雨時では発生する確率は高いのは当たり前ですが、猛暑、熱中症が列島全体に再び再発している最中山形県で土砂崩れが発生しました。

日テレNEWS24
< 2011年8月18日 15:48 >
大雨で床上浸水や土砂崩れ 山形
「前線の影響で東北の日本海側を中心に激しい雨が降り、山形県内では床上浸水や土砂崩れの被害が出ている。
 降り始めからの雨量は、18日午前10時現在、酒田市上草津で295ミリ、酒田市で211ミリなどとなっている。
これまでに鶴岡市で約20棟、酒田市で2棟が床上浸水した他、酒田市の5か所で土砂崩れが発生している。 ・・・

本文を見る

⇒発生地域の緯度が高緯度側にシフトしていますが、引き継続いて、発生メカニズムの解明のために追加・更新。


PS:'11-07-07
西日本新聞
2011/07/07付 西日本新聞朝刊
「・・・鹿児島、熊本両県を中心に記録的な大雨となった6日、福岡県内も激しい雨となり、北九州市など4市で崖崩れが起きた。福岡管区気象台によると、九州北部は7日も大気の状態が不安定で、昼すぎまで弱い雨が続く。 6日未明の降り始めから午後9時までの総雨量は、福岡県では大牟田市151・5ミリ▽久留米市122・5ミリ▽八女市122ミリ。1時間雨量は同日夕に糸島市31・5ミリ▽久留米市29ミリ▽福岡市28ミリ-だった。
 この雨で、県内では北九州市と朝倉、八女、大牟田3市の計8カ所で崖崩れが発生八女市上陽町では、民家の裏山が幅約30メートル、高さ約8メートルにわたって崩れ、土砂が民家の一部や車庫に流入した。住民は避難しており、けがはなかった。北九州市八幡西区東川頭町では、空き家の石垣が幅10メートル、高さ7メートルほどにわたり崩れた。大牟田市櫟野(いちの)では高さ6メートル、幅8メートルにわたり崖が崩れ、土砂や倒木が川に流れ込んだ。・・・
本文を読む
PS:'11-07-06
日テレNEWS24
2011年7月6日 12:27
「 ・・・九州地方は集中豪雨となっており、鹿児島県と熊本県では土砂災害警戒情報が出ている。鹿児島県内では、6日未明から激しい雨が降り、上甑島の中甑で一時間に88.0ミリと観測史上最多となる猛烈な雨を記録した。6日午前10時までの6時間で、さつま町柴尾山では337.5ミリを観測した。また、阿久根市、出水市、伊佐市の計3401世帯、7000人以上に避難勧告が出されている。  梅雨前線はゆっくり北上しており、6日午前11時現在、熊本県内で雨脚が非常に強まっている。・・・河川の氾濫には厳重な警戒が必要となる。」
本文を読む

PS:'11-07-07
西日本新聞
2011/07/07付 西日本新聞朝刊
「・・
熊本、鹿児島両県でも崖崩れや通行止めが相次ぎ、
両県の約1万6千世帯に避難勧告が出た。・・・」
本文を読む
中日新聞
上高地で観光客ら1200人孤立 国道・県道で土砂崩れ
2011年6月24日 01時04分
23日午後、長野県松本市安曇の山岳観光地・上高地に通じる県道と国道158号の2カ所で大規模な土砂崩れが発生した。県警によると、同日午後9時現在、けが人などの情報はない。・・・長野地方気象台によると、上高地では23日午後1時までの24時間に114ミリの雨が降り、同気象台は同日午後2時10分すぎ、乗鞍上高地地域に大雨警報を出していた。」
本文を読む


 
gooニュースによれば、
2011年6月22日
「22日午前6時20分頃、千葉県印西市瀬戸で、民家裏の雑木林の斜面が高さ約10メートル、幅約20メートルにわたって崩れ、・・・印西署などは、21日に降った激しい雨で地盤が緩くなったのが原因とみている。」
2011年6月20日(月)
「活発な梅雨前線の影響で、西日本は20日、激しい雨に見舞われた。・・・愛媛、高知の両県内では、県道の一部が土砂崩れなどにより通行止めになっている。
 気象庁などによると、同日午前、熊本市で1時間61ミリ、長崎県島原市で同54ミリなどの激しい雨を観測。
愛媛県宇和島市でも同日朝、観測史上最大の1時間雨量74.5ミリを観測した。高知県四万十市西土佐江川崎でも、1時間雨量が6月としては過去最大の54.5ミリを記録した。」
2011年6月19日(日)
「九州地方は19日にかけ、停滞した梅雨前線の影響で熊本県を中心に大雨が降り、各地で土砂災害が発生、・・・」
2011年6月17日(金) 
「九州南部を中心に16日に降った激しい雨で、鹿児島県霧島市の溝辺中学校では職員駐車場脇の土手が崩れ、車が土砂に覆われた。・・・」
2011年6月16日(木)
「梅雨前線の活発化で大雨に見舞われた九州は16日、鹿児島、宮崎県で土砂崩れにより民家2棟が全壊、男性1人が負傷するなど被害が相次いだ。 
 気象庁によると、降り始めからの雨量は16日午後10時現在、宮崎県えびの市で365・0ミリ、鹿児島県さつま町で345・5ミリを記録した。・・・」

(補足)
 土砂災害と表裏一体の関係にある上記の被災地区を除いた列島各地では同時期に猛暑による熱中症による被災が相次いでいます。

 
人に対しては熱中症ですが、田畑の旱魃につながる現象であると思われます。熱中症は空気中に滞留している放射性塵(エアロゾル)からの発熱の影響もあると想われますが、昨年を含めた近年(1970年以降)の発生との比較を別報にて検討中。
関連投稿:
2010 熱中症発生状況
NHK ONLINEによれば、
6月22日 14時56分 
「ことしに入って、先月30日から今月19日までの間に、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で680人以上に上り、1人が死亡しています。
 総務省消防庁によりますと、先月30日から今月19日までの3週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で685人に上っています。
 沖縄県が最も多く67人で、愛知県が64人、大阪府が37人、兵庫県が34人、新潟県が31人、東京都が30人となっています。このうち沖縄県では、今月9日、自宅の部屋で寝ていた74歳の女性が熱中症とみられる症状で亡くなりました。年代別では、65歳以上の高齢者が276人と、全体のおよそ40%に上っています。高齢者は暑さを感じにくいため、自覚症状がないまま熱中症になる危険があります。・・・」
と今年も熱中症には注意しなければなりません。


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