みなさん、こんばんは。
今日もスッキリしない天気で、夏はもう感じられないのでしょうか。
さて、今日は、本の紹介です。
『税金逃れの衝撃~国家を蝕む脱法者たち~』著:深見浩一郎 講談社現代新書
パナマ文書によって、詳らかになった税金逃れの実態ですが、実際のところはどうなっているのかを、解説している本です。
個人的には、そのスキームはなんとなく知っていましたが、詳細な解説は、随分と手間が込んでるな、という印象です。
本にも書いてあったとおり、PBや会計事務所、法律事務所などが、その指南にあたっているのは、業界的には周知の事実なので、驚きもしませんでしたが、本来納めるべき場所に、納められなかった税金の額や、所得格差などを知ると、なんとかしないといけない、とも感じました。
とは言え、日本だけがその封じ込めをしようと思っても、どうにかなるものでもないので、世界的に対処すべきかと思いますが、G20ですら足並みがそろわないのに、自分たちの国庫に関わる税金につき、調整をすると言うのは、外交的なことも含め、ものすごく大変であろうことは、想像に難くありません。
なので、すぐに改善されないまでも、時間のかかることをふまえ、粘り強く交渉し、この問題が解消していくことを願うばかりです。
それでは、今日はこの辺で。また、明日!