89歳の日々

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「百年読書会」の常連は 98歳のご婦人!

2010-04-02 17:41:19 | 読書
「百年読書会」というのは、朝日新聞紙上で毎月「坊ちゃん」「あ・うん」「斜陽」とかの本を決めて,
読者の感想文を募って作られる欄なのです。
そこには毎月感想を送られる常連があって、最年長は”98歳のご婦人”とのこと驚きました。
 
 私も濫読ながら、本が好きな方ですが、今まで一度も投稿したこともありませんでした。
その98歳のご婦人は若い読者にお勧めの1冊としては迷わず、村上春樹の「遠い太鼓」を挙げたそうです。
素晴らしい事で、心底から感心しています。

 book-off の常連・・の私が先日買った本は・・

 「書物の旅」 逢坂剛 (講談社文庫)
 「わが青春に出会った本」 三浦綾子(新潮文庫)
 「自伝的恋愛論」 宇野千代 (大和書房)
 「戦争を語り継ぐー女たちの証言」(岩波新書)
 「ハプスブルグ家の女たち」江村洋 (講談社現代新書)

 書評のような本は、その中には私も読みたい本が出てくるので好んで買います。
書評を書いている人の人柄もよく出ますね。
 逢坂剛の本好きも凄く、就職も神保町を通る会社を選んだそうです。
彼のスペインもののミステリーもよく読みますが「書物の旅」では、やはりミステリーの書評が多いのです。

 以前、宇野千代の自伝も面白く読みましたが、彼女はまず行動する女性の先駆者でしょう。
今年は、根尾の薄墨桜を 皆で見に行きますがそれは、宇野千代が薄墨桜再生への努力を読んだ事から
、一度は見たいと思って提案したのです。

 ハプスブルグ家がかつてヨーロッパの中心に君臨した王家だった歴史を、
著者の江村洋はとても読みやすく書いているのでこれも楽しく読みました。
 本は本当に良いものですね。私も98歳の方にあやかりたいと思います。

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