89歳の日々

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海外旅行 イギリスの庭めぐり

2005-07-20 00:56:59 | イギリスの庭・海外旅行

イギリスの庭が最も美しいと云われる6月に庭めぐりをした事があります。宿もB&B Lave garden(庭を愛している朝食付の素人の宿)と云う、庭の良さを認定された宿を選びました。ネットでB&B LG UK で一件ずつにカラー写真付で素敵な家と庭の説明があり、それから探しました。ハイシーズンでしたから難しかったのですが、何とか良い所を日本で予約して行きました

 夫と私は陶芸の関係から、日本ではなじみの深いイギリス人の陶芸家バーナードリーチの陶房のあるセントアイビスを先ず訪れて普通にホテルに一泊しました。 ここは海に突き出ている半島で「国の果てと」いう名もある英国最西端の町ですが、今では沢山のギャラリー等で賑わっており、夫は我が加賀市の海沿いの橋立の辺りもこんな観光地にならないかなーと云っておりました。

 それから、悪名高い列車(鉄道発祥の地、イギリスの鉄道は、汚い、遅い、いつも遅れる、と言う事で日本人には信じられない有様です)に乗り「サイダーハウス」という、いわゆるB&Bで泊まりました 

 この家は隣にある13世紀の歴史的建造物「ザ・アベイ」の付属の建物だったのをロンドンの実業家が買い取り、彼は週末ごとに帰って来るだけですが、夫人がイギリス人を屋敷内に2人雇い、お庭と家を素敵に管理していました。同じく13世紀の家と、600坪の庭(その他に2万坪程には、馬を放牧していました)も本当に素晴らしいもにでしたが、これはご夫妻がご自分の理想として、有名な庭のデザイナーの意見も入れて新しく作庭され、庭の本の表紙にもなったそうです。庭が好きなイギリス人ならではの事でしょう。

 お客を泊める部屋は3つあり、高いベッドや布団も昔風な様にしていました。NPO組織の偉い人の夫婦と、なんとヒースローから駆けつけてきた若くて綺麗な日本人お嬢さんも一緒になりました。 ご主人は製紙会社を持っておられ、夫も東京で勤めていた頃、製紙部門もあったことなど話し、居間に招かれましたが、中国明時代の芙蓉手の染付のお皿を立派な家具に沢山飾ってあったり(これはおばあさまから伝わったもの)40畳位のラフな感じ居間は素敵でしたが、何と云っても生活の質の高さが感じられました。つづく・・