「船を編む」
「テレビでの読書案内」があった頃に、三浦しおん作の「船を編む」は既に、
取り上げられていましたが、辞書の編纂など面白くなさそうで敬遠気味ながら
読んでみると辞書の編纂が細かく書かれ、如何に大変な仕事かが分かり、
小説としても、人物等が一寸劇画風ですがとても面白く出来ていました。
「私の電子辞書」 私はコンパクトで便利な物が好きで、25年以上前から
小型の電子辞書を買い求めていました。
私の英語の語彙はとても乏しいので何処にでも持って行ける辞書が必要でしたが
その始めの品は英語の単語が4万語程しか入っていなく余り役に立たず、
次に買う時は英語の語彙の多くなっているのを確かめて求めたものです。
その後も2つ程は電子辞書を買い替え、百科事典も入るようになりましたが、
旅行中等でも詳しい歴史を知りたいと最近「日本史辞典」「世界史辞典」の
両方が入っているものに買い替えました。
百科事典としては「ブリタニカ」が今度の辞書に入っていたのです。
処が、日本の歴史を調べるにしても「ブリタニカ」は「日本史辞典」より
比べ物にならない程詳しいのです。
3月にインド旅行をした時に泊めて頂いたお宅はシーク教徒の家族でしたので
ブリタニカで「シーク」についても何でも調べる事が出来て重宝しました。
最近目に付く「幸福の科学」という語句を調べて見ると私の電子辞書の
「大辞林」「標準国語辞典」「日本史辞典」「世界史辞典」等には
全く出ていません。
「ブリタニカ」には170文字の説明と更に幸福の科学に影響を与えた
「GLA]の説明が240文字に及んでいます。
ブリタニカをを絶えず更新するには「船を編む」に述べられている以上に
不断の努力を積み重ねている編集者の苦労が思いやられました。