89歳の日々

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本好きな人に「ビブリア古書堂の事件手帖」

2011-12-06 13:57:00 | 読書
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     写真の器は年末に向けて特別に作りました。
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「ビブリア古書堂の事件手帖」は近頃出版され、イラストが付いたり
如何にも若者向きの本ですが、北鎌倉の古本屋や漱石、太宰、等の
色々な本とそれに纏わる軽い推理小説になっていて、
私には一寸調子は違いましたが、シニアにも楽しめる本です。

クミジン「論理学入門」など聞いた事も無い本もテーマになっている処を
見ると、著者は随分色々な本を読んでいて、こんな本を書くのでしょう。

古書店主の若い女性は何者かに蹴落とされ足を折り、病室で所謂
安楽椅子探偵になり、アルバイトの若者が手伝ってそれぞれの本に
纏わる事件を解決します。

この種の安楽椅子探偵でまず思いつくのは、敏腕刑事が入院中に
リチャード3世の肖像画を見て歴史の常識を覆す物語「時の娘」です。
ヒチコックの映画「裏窓」もJ・スチュアートは足に怪我をして動けず、
恋人のグレースケリーが探りに行ってはらはらさせたものでした。
これらは皆 内臓疾患等ではなく怪我での入院なのです。

本に就いての推理小説は、J・ダニング「死の蔵書」「幻の特装本」
紀田純一郎「第三閲覧室」など買いましたが印象には残っていません。
「ビブリア・・」は北鎌倉辺りも懐かしく、古本に纏わる話も面白いので
早速、梶山季之「せどり男爵数奇譚」紀田純一郎「古本屋探偵事件簿」
をアマソンに中古で頼みました。

私の兄は古本が好きで、兄妹2人で中央線の高円寺に15軒程あった
古本屋を本当に毎日毎日回ったのはもう半世紀以上前の事ですが、
私も古本屋に慣れ親しんでいたのでこの本には興味があるのでしょう。

後記
梶山季之著「せどり男爵数奇譚」は大変面白く、マニアックでもあり
古本屋好きには必読の書と思い兄に送るところです。


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