河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「今起こっている世界の異変」

2020-01-13 01:47:35 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。
現実世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待いたします。

不気味です。
現在、地球の至る所で、様々な異変が発生しています。
いったい、私たち人類はどうなってしまうのでしょうか……。

オーストラリアでは、昨年の9月ごろから南東部を中心とした大規模な森林火災が発生し、壊滅的な被害をもたらしています。
今年1月5日時点では、犠牲者の数が23人に上っているほか、1500棟を超える住宅が全焼しています。

【画像:2019年12月9日に撮影された衛星写真】

 


NASAの衛星観測データによると、ニューサウスウェールズ州における森林火災は、2019年12月12日までに2万7000平方キロメートル(宮城県の面積=7.282㎢の約3・7倍)もの地域を襲っています。

【森林火災はユーカリの森を焼き、コアラ数万匹が焼死するなどコアラやカンガルーなどの動物や土壌の生態系を破壊】

【森林火災が起きている周辺地域では一酸化炭素や有毒ガスの濃度が上昇しているため、シドニーを含む多くの都市に住む人々にも悪影響】

「2010年代最後の日は、まるで黙示録のように感じられました」
シドニーに拠点を置くジャーナリストのマシュー・アボット氏は12月31日、Twitterで、コメントと共に火災の写真を投稿。

オーストラリアにおいて森林火災の被害が拡大する主な要因は、オーストラリアを襲う熱波と干ばつ。昨年、オーストラリアは観測史上最も暑く、最も乾燥した年であったため、非常に火災が起きやすい気候だったからだそうです。
(オーストラリア気象局)
どうやら、地球温暖化はもはや人類の手に負えない状況になってきたようです。
前回のブログでも触れましたが、地球温暖化現象は人間活動だけが要因ではありません。
拙著「緊急提案!ノアの方舟を建造せよ!」で詳述してありますが、現在は太陽系全体が原因不明の温暖化現象になっているのです。
しかも、同著に記したとおり、アメリカの科学系ニュースサイト『サイエンス・デイリー』やAFP通信などによると、現在の地球温暖化現象は、今から2億100万年前の「生物の大量絶滅」(三畳紀)の状況に酷似しているそうです。
ちなみに、当時の絶滅率は80%でした。
そして三畳紀の終わりには、大気中の二酸化炭素濃度は4倍に上昇し、平均温度は3~6℃上昇したのです。
原因としては、中央大西洋マグマ分布域から大量の温室効果ガスが放出されたからではないかと推測されていますが、原因は、はっきりとわかっていません。
 
一方で、1月7日未明、カリブ海に浮かぶ米自治領プエルトリコでは、マグニチュード6.4の地震が発生しました。
プエルトリコでは、この日の1週間以上も前から原因不明の地震が頻発していました。
(プエルトリコの南西沖では、6日にもM5.8の地震が発生。2019年12月28日以降、一帯ではM2以上の地震が400回以上も起きている)
今回の地震はそのなかで最も規模が大きく、今後も余震が続くと予想されるそうです。
「プエルトリコの人々は多くの困難に直面しています」
「建物は壊れ、当然ながら、人々は恐れています。今も地震が続いているためです。彼らは来る日も来る日も地震を感じています」
米国大学間地震学研究連合(IRIS)の地震地質学者ウェンディー・ボーハン氏のコメントです。

さらに、ポルトガルのリスボン大学ドン・ルイス研究所海洋地質学者のドゥアルテ氏によると、大西洋沖のプレートが現在、剥離中だというのです。
そして将来的に大西洋が縮小し、欧州がカナダに接近することになるかもしれないとのこと。これは、「2億年後に大西洋消滅」の始まりでは、と推測されているようです。

事の発端は1969年、大西洋のポルトガル沖で大きな地震が起こり、津波が発生したことでした。
震源地の周辺は、何の変哲もない平らな海底が続いているだけであり、こんなところでなぜ地震が起こったのか、同ドゥアルテ氏は海洋地質学者として、この謎の現象を突き止めようとしてきました。 

そして地震発生から50年後の今年、ようやくその解答にたどり着いたそうです。
それは、ポルトガル沖のプレートの下層が剥離し始めているようであり、さらにここは、あるプレートが別のプレートの下に潜り込む、いわゆる沈み込み帯が新たに形成される場所になるかもしれないとのこと。

しかし、2億年後という遠い未来の時代になってから、大西洋が消滅するのでしょうか。もっと早い時期のように思えるのです。
拙著に記載してありますが、現在の地球上では、説明のつかない地球規模の地殻変動(大陸変動)や「大地の地割れ現象」が頻発しているからです。

例えば2018年4月6日、ケニア、ナイロビ西部で巨大な地割れが発生し道路と家が崩壊しました。
同地区のマイ・マヒウ=ナロク・ロードはごく普通の道路でしたが、 この一帯に大雨が降ったあと、巨大な地割れができて道路を分断したのです。
しかも、ロイター通信によると、地割れは一気に進み、住民のエリウド・ニョロジ・ムバグアさんの家では、数日前に床に亀裂ができてから、家が倒壊するまでにできたことは、家財の一部を運び出すことぐらいだったと報じていました。

地元メディア紙デイリー・ネーションによれば、地割れは深さ15メートル、幅19メートルに達するところもあるというのです。

この地割れは*アフリカ大地溝帯の一部をなしており、ケニア、ナイロビ西部で巨大な地割れが発生した原因は、これらの地溝帯が少しずつ広がっているからであり、東側のソマリアプレートと西側のヌビアプレートが、互いに離れるように移動しているためだからそうです。

最終的には、ソマリアプレートとヌビアプレートが完全に分裂し、間が海になって、アフリカ大陸の東側にマダガスカルやニュージーランドに匹敵するような陸地を形成する可能性があるとのこと。これは5000万年ほど先の時代の話だそうですが、しかし、今回現れた地割れのように、分裂にともなう物理的な影響はずっと起こりつづけるようです。
それを証明するかのように現在、世界各地では、これを遥かに上回る規模の「村一つを完全に消滅させてしまった大地の地割れ現象」も発生しています。(米国の地球物理学者らが指摘している根本的な要因に関する記事の詳細は拙著に記載)

どうもここ最近、地球に何らかの異変が生じていることは確かのようです。
何かとてつもなく大きな破局的災害が発生するような気がして、正直いって不安です。
「大活断層地帯が複数存在し、いくつもプレートが重なり合っている日本」でも、決して同様な現象が起こらないとは断言できないでしょう。
万が一、そのような異変が起きてしまった場合、想定するだけでも恐ろしいですね。

*アフリカ大地溝帯は、中東からモザンビークにかけてつながっているように語られることが多いが、溝はひとつではない。同じ系統の地溝帯が複数集まった場所だ。地溝帯とは、プレートが裂けたり離れたりしてできた低地帯を指す。

 


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