河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「医療事故により危篤状態に~奇跡の生還!」

2020-02-02 01:32:17 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。
現実世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待いたします。

「ヤバいぞ、ヤバい! 早く……」
救急隊員の焦っている声が聞こえたのを最後に、私は救急搬送中に車内で意識を失ってしまいました。
この日、私は再発した「憩室炎」治療のため、○○市内のY内科医院で点滴治療を受けました。Y内科医院は地元でも評判がよく、主治医は名医といわれるほど優れた医師です。

私は約1年前に発症した憩室炎治療を、時々、この病院で受けてきました。
その都度、点滴治療及び抗生物質の服薬で治癒したのですが、昨年の12月下旬頃より右下腹部が痛みだしたため同病院を受診したところ、再度憩室炎と診断されて同様な治療を受けました。

ようやく1月上旬頃に治癒したと思われたのですが、18日(土)に再発してしまい、すぐに同病院を受診しました。
そして、いつもどおり、主治医の診断により点滴治療を受けたときのことでした。

急に吐き気を催し、目まいと息苦しさに耐え切れず、これは医師が点滴用の薬を間違えたのか、と不安になり必死に看護師を呼びました。すると、用件を訊きにやってきた看護師は私の急変した様子に驚き、点滴を止めてすぐに主治医に連絡しました。

私は遠のく意識の中で、主治医が私の傍らでひどく焦りながら「救急車を呼ぶぞ!」と叫んでいる声を聞きました。
その後、酸素マスクを装着された私は、救急車の中で少し意識が戻りました。
ハートモニターの数値がぼんやりと見えたのですが、なんと血圧が60以下に急低下しているのに気づきました。
(これは、ヤバいぞ。死ぬかもしれない)と思い意識が次第に薄れていったところ、冒頭に記したように焦っている救急隊員は「河村さん!」と大声で叫びながら私の救命措置を必死に施していたようでした。

私は市内の○○大学病院に救急搬送され、そこで専門医師による救命処置を受けました。後に家族から聴かされたのですが、そのとき意識のなかった私は生死の境をさまよっていたのです。

病院から連絡を受けた私の家族がすぐに駆けつけると、担当医師から「あと5分救命措置が遅かったら間違いなく死亡していました。これは重大な医療事故です」と説明を受けたそうです。
担当医師の診断によれば、私は「アナフィラキシー」というアレルギー症状を発症したとのこと。その原因ですが、Y病院で憩室炎治療に使用した「ワイスタール」という「β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤」の静脈内注射により副作用を生じてしまったことでした。

このワイスタールという抗生物質は、私が発症した「アナフィラキシー」というアレルギー症状を誘発しやすく、その副作用によりこれまで年間50人前後の死亡者が出たという理由から現在、ほとんどの病院では使用していないようです。

「なぜ、このような危険な薬を使用したのかわからない。今後同様な事故が発生しないよう、私たちからY病院に注意書を郵送し厳重に警告しておきます」
担当医師からこのように私の家族は説明を受けたといいます。

このような危険な抗生物質製剤を静脈内注射に使用した名医師の治療方法にも問題がありますが、安易に何回も点滴治療をお願いした私にも責任があります。

今回の医療事故から得た教訓ですが、たとえ評判のよい名医といえども、その病院で治療に使用する(処方する)薬については、事前によくネットなどで確認すべきだと、できれば安易に薬を処方する(患者を薬漬けにする)ような医者は受信しないほうがよいと痛感しました。

「九死に一生を得た」新年の私事を掲載してしまい申し訳ございません。
読者の皆さまも、風邪をはじめとした何らかの病気に罹患した時は、今回私が経験した医療事故を参考に、医者をよく調べてから受診してください。

何はともあれ、こうして今宵ブログ記事を書けたことは、本当にラッキーでした。

本来ならば、すでに墓場で静かに永眠しておりましたので。

それでは、またのご来訪をお待ちしております。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (メロペ)
2020-02-05 18:31:49
河村さま、新年早々大変でしたね。
無事の生還、良かったです。お大事にご自愛ください。

ところで。
医薬品というのは、それは確かに有用な物なのでしょうけれど、医療事故にならないまでも人によっては合わないこともありますから、注意が必要ですよね。

実は私も、アレルギーではないと思いますけど、使えないというか、使ってはいけない(危ない)薬がいくつかあります。
それらは特別な薬ではなく、一般的に医療現場で普通によく使われる抗生剤や医薬品です。なので医師も驚いたり…。
私はそれらをメモに書いて、運転免許証のケースの中に入れています。もしもの時のために。
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Unknown (河村龍一)
2020-02-05 23:25:01
(メロペ)様

コメントありがとうございます。

>それらは特別な薬ではなく、一般的に医療現場で普通によく使われる抗生剤や医薬品です。

まさに、そのとおりですね。
今回の件で、よくわかりました。

>私はそれらをメモに書いて、運転免許証のケースの中に入れています。

はい。
私も、さっそくそのようにいたします。
貴重なアドバイス、ありがとうございました。
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