河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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死刑がやむえない場合~明日は「愛知碧南市夫婦強盗殺人事件初公判」

2015-10-28 23:55:32 | 日記

今宵、「河村龍一の銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。

 

いよいよ明日、堀慶末たち3人の凶悪犯による「愛知碧南市夫婦強盗殺人事件初公判」が始まりますね。

 

同事件の概要は次のとおりです。

愛知碧南市夫婦強盗殺人事件とは1998年6月29日、愛知県碧南市のパチンコ店責任者の夫婦が何者かに殺害され、金品が奪われた事件である。

2012年8月3日、愛知県警は、夫婦を殺害し、金品を奪った疑いがあるとして、闇サイト事件で無期懲役が確定した堀慶末(37歳)、別の罪で服役中の無職佐藤浩(36歳)、建築作業員の葉山輝男(43歳)を強盗殺人容疑で逮捕した。

 

名古屋地検は同8月24日、殺害し金品を奪ったとして、この野郎たち3人を強盗殺人罪で起訴した。

本件では、指紋や血液鑑定が主流だった当時の捜査は難航し、つまみの食器からも指紋は検出されなかったが、食べ残しから検出されたDNA型が逮捕の手がかりとなった】

 

そこで今回、凶悪殺人事件などの裁判において「死刑がやむえない場合」などといった死刑適用基準の要件について、私的なコメントをまじえて簡単に記載します。

 

 犯罪の性質

強盗や詐欺など金品を得る目的や、己の性欲を満たす目的など、私利私欲を満たすための殺人では罪が重くなる。

*愛知碧南市夫婦強盗殺人事件は、この要件を十分にみたしている。

したがって、これはクリア!

 

2 殺人の計画性

いつの時点で殺人を計画したかによる。

実際に殺害した日にちより早ければ早いほど殺人計画性は強固なものになる。

*愛知碧南市夫婦強盗殺人事件では、偶然に犯人たちが出会い突発的に犯行に及んだのではなく、事前に用意周到な犯行の計画を立てていたことが明白。

したがって、これもクリア!

3 犯罪の主導性

複数犯の場合、主犯か、従犯かで刑罰は大きく変わるが、ただし、複数犯でも、共謀共同正犯の場合は、罪に大差はない。

*愛知碧南市夫婦強盗殺人事件では、一応、堀慶末が主犯格であるが、ほとんど共同正犯といっても過言ではない。

したがって、これもクリア!

 

 

4 犯行の動機及び動機への情状

殺人に至った経緯に酌むべき事情があるか。特に酌むべき事情が無ければ、減軽要素が無くなる。

*そんなものあるわけねえだろ!(愛知碧南市夫婦強盗殺人事件犯人たちの場合)

問答無用で、これもクリア!

5 犯行態様、特に殺害方法の執拗性、残虐性

殺人事件の場合、被害者を無慈悲にも躊躇なく殺害しているケースが殆どであり、どのような殺害方法でも残虐になる。

*逆に、愛知碧南市夫婦強盗殺人事件の犯行態様が残虐ではないといえますか?

問答無用で、これもクリア!

6 結果の重大性、特に殺害された被害者数

被害死者数が何名なのか。

被害死者が多いほど重くなるが、他の要件次第では、被害死者が1名であっても死刑はあり得える。

*愛知碧南市夫婦強盗殺人事件では被害者数が2人であり、完全にこの要件を満たしており、問答無用で、これもクリア!

まさか、今回も「闇サイト殺人事件最終審」のような日弁連の発足した「死刑廃止検討委員会」の意向に従い、被害者数が2人でも「犯人には更生の余地があり……死刑がやむをえないとは言えないといった判断に誤りはない」などと述べたノーテンキな裁判官が下した誤審は繰り返されないだろうな。

7 遺族の被害感情

何の落ち度もない無関係な被害者が理不尽にも殺害されたのだから、遺族の被害感情は峻烈になる。

*愛知碧南市夫婦強盗殺人事件の被害者遺族ばかりでなく、「闇サイト殺人事件」被害者遺族のお母さんにも被害感情なるものを訊いてくれや!

問答無用で、これもクリア!

8 社会的影響

被害者と加害者の関係が血縁関係の無い他人同士か。

被害に遭われた方が無縁であればあるほど、誰もが被害に遭う可能性を持っている場合、公共性も高く、社会的影響も非常に大きくなる。 

*「闇サイト殺人事件」では、30万人以上の人々が、堀慶末たち3人の犯人の極刑を求めていた。

したがって、愛知碧南市夫婦強盗殺人事件の裁判については、多くの人々が注視しているため、間違ってもこの野郎たちの死刑が回避された場合、その社会的悪影響は計り知れない。

問答無用で、これもクリア!

 

9 犯人の年齢

死刑を適用できる18歳以上であるか。

*問答無用で、これもクリア!

 

 

10 殺人の前科

被害死者が1人の場合でも、被告が過去に殺人を犯して通算すると2人以上の複数になる場合があるが、この要件は、そういう場合を想定してあり、複数殺害の場合には、初犯でも、他の要件を満たせば、死刑の可能性が高くなる。

 

結果が重大な場合には、殺人前科が無いことをもって死刑を回避する理由にはならないし、初犯でもそういう場合には、実際に死刑判決が出ている。

*少なくとも、堀慶末は「れっきとした殺人事件の累犯者」である。

また、ほかの2人についても叩けばホコリが出てくるようなクズたちばかりだから、「殺人の前科がないとは言えないといった判断にあやまりはない」です。

問答無用で、これもクリア!


11 犯行後の情状

犯行後、どういう行動をとったか。

殺害後、遺体を損壊・遺棄したり、放火するなどして犯罪事実の隠ぺいや証拠隠滅工作をしているようでは、犯行後の情状は悪くなる。

*愛知碧南市夫婦強盗殺人事件の場合、事件後15年以上も経過してから犯人たちが逮捕されており、自首することもなくこの野郎たちは恍けてていたことから、情状など完全にありえないだろ!

したがって、これもクリア!

 

12 犯行後の反省


犯行後、己の犯した罪と向き合い、口先だけでなく心から真摯に反省しているか。
真摯に反省していれば、被害者遺族に謝罪の気持ちが届き、処罰感情が和らぐ場合がある。
遺族の処罰感情の軽減と被告の心からの真摯な反省があれば、多少は減軽要素になるため、死刑と無期懲役のボーダーにいる場合は非常に重要な要素になる。

*少なくとも、愛知碧南市夫婦強盗殺人事件後、堀慶末が反省して自首していたならば「闇サイト殺人事件」は発生しなかった。

しかし、反省どころか、堀慶末については愛知碧南市夫婦強盗殺人事件後の2006年、

名古屋市守山区の民家において、一人暮らしの女性(当時76歳)が襲われ金庫などが奪われた事件について、名古屋地検は、201326日、堀慶末を強盗殺人未遂などの罪で追起訴した。

他の共犯者についても反省などしていないのは明白だ。仮に良心の呵責に耐えきれず反省していたのならば、犯行後15年間も立たないうちに自首していたはずである。

堀慶末については当然として、他の共犯者たちも問答無用で、これもクリア!

 

「愛知碧南市夫婦強盗殺人事件裁判員の方々へのメッセージ」

私の見解では、前記理由によりまして、少なくとも堀慶末については「死刑適用基準の要件」を全て満たしています。

また、他の共犯者についても「強盗殺人」という極めて残虐な犯行に及び、尊い2人の命を躊躇することなく奪ってしまったような鬼畜たちです。

今度こそ市井を反映したまっとうな裁判を期待していますし、これ以上、同様な悲劇が繰り返されないよう「社会正義防衛上」の観点からも、鬼畜たちに極刑を下してください!


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