河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「ホットハウス・アース・シナリオ~やがて人類文明の終焉へ」

2021-07-18 22:57:51 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。

現実世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待いたします。

 

「気温が1度上がれば、空気中に含まれる水蒸気量は7%増加する。温暖化の傾向は明らかなので、今後もこのような豪雨が発生することは覚悟したほうがいい。備えることがますます必要になってくる」

気象庁異常気象分析検討会 中村尚会長(東京大学先端科学技術研究センター教授)

 

現地の人々の想像を超えた凄まじい土砂災害が発生してしまいました。

 

今年7月3日午前10時30分頃、静岡県熱海市の伊豆山地区において土石流が発生。JR熱海駅北側の逢初川沿いで大量の土砂が海に向かって約2キロにわたり流れました。

 

そのとき撮影された衝撃的映像は、こちらをクリック!

 

 

土石流の原因は、梅雨前線の影響で東海や関東を中心にこれまでの7月の記録を塗り替える記録的な大雨によるものでした。

72時間に降った雨の量が神奈川県や静岡県で300ミリを超えてしまい、特に、静岡県熱海市網代にある観測地点では午後3時半までの48時間降水量が408.5ミリを観測するなど、1976年の観測開始以来7月としては史上最大の降水量でした(熱海市では、7月1か月の平年降水量が242.5ミリ。今回は2日間で1か月分を大きく上回った)。

 

さらに、地球温暖化による豪雨災害の発生は日本ばかりでなく、7月13日以降、欧州(特にドイツ)でも相次いで発生し、これまでに亡くなった人は150人を超えてしまいました。

 

詳細はこちらをクリック!

 

これらから断言できるのは、私が以前にこのブログで警鐘したように、地球規模の豪雨災害である「ホットハウス・アース・シナリオ」の時代に突入したということです。

 

その原因は次のとおり。

 

以下、拙著より一部引用。

 

2013年に発表された『IPCC第5次評価報告書』(以下『AR5』)によれば、気候システムが温暖化していることは疑う余地がなく、1950年代以降に観測された多くの変化は、数十年から数千年間と中長期的スパンにわたり前例のないものだといいます。

大気と海洋は温暖化し、雪氷の量は減少し、海面水位は上昇し、温室効果ガス濃度は増加しているそうです。

 

『AR5』では、地球温暖化の主な原因が人間活動にあり、気候に対する人為的影響は、大気と海洋の温暖化や世界の水循環の変化、雪氷の減少、世界平均海面水位の上昇、およびいくつかの気候の極端な現象の変化において検出されているとのことです。

そして、人間活動による地球温暖化を止めない限り、豪雨や猛暑の頻度は増え続け、さらに降水量や最高気温の記録が更新され続けることが予想されるといいます。

これまでの豪雨や猛暑の報道では、「過去の常識が通用しない」との解説が繰り返されてきましたが、地球温暖化が続く限りは、「これまでの常識が通用しなくなり続け、これからも豪雨や猛暑は増え続ける」ことになるのです。

 

【異常高温は2022年まで続く】

 

そして8月14日、イギリスの科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に掲載された研究論文によると、人為的な地球温暖化と自然要因による地球表面温度の上昇の相乗作用により、今後5年間は異常な高気温が続くと予測されています。

人為的影響による気候変動と自然変動のダブルパンチは、海洋表層水での「異常な温暖化現象」の発生確率を2倍以上に高め、ハリケーンや台風の危険な温床を形成するそうです。

 

「この温暖期は長期にわたる気候変動を助長し、少なくとも5年間は続くと予想される」

論文の主筆者であるフランス・ブレスト大学の気象学者フロリアン・セベレック氏は、このように指摘しました。

 

さらに、「2018~2022年の期間については、平年値からの差(偏差)が人為的温暖化の影響と同等であることを発見した」といいます。

つまり、自然温暖化は今後5年間で、人為的気候変動とほぼ同程度の影響をおよぼすということです。

今後、海からの熱波などにも注意が必要となるでしょう。海水の「温暖化現象」の発生確率は150%増加すると予測されており、まさに、「現代版ノアの洪水時代」に突入したといえます。

 

地球温暖化現象もここまでくると、われわれ人類も発想を180度変えなくては、こうした終末的自然災害の時代を生き残れないでしょう。昨年のような異常豪雨や猛暑は、地球温暖化が進む限り増え続けるのです。

 

結論として、「ノアの洪水」ともいうべき「破局的な豪雨災害」が発生した場合、もうどこにも安全な避難場所はないのです。

われわれは、これまでの経験や常識など、安全にかかわる過去のデータがまったく通用しない時代に突入したと認識するべきです。

 

—―以下、省略。

 

さて、今年も「観測史上最も暑い夏」が終わった頃、次はすべての居住施設を破壊してしまうような「スーパー台風」の急襲に備えてください。

(現状では、もはや備えようがないのですが……)

 

それでなくても、コロナ禍での「感染五輪」終了後、間違いなく「スーパーコロナ変異ウイルス」のパンデミックにより、日本列島が想像を絶するほどの災厄に見舞われてしまうことが危惧されます。

 

与野党を問わず、国会議員のほとんどの皆さんは現在、五輪後の総選挙ばかりを気にしているようですが、「かつてないコロナパンデミック」、「未曾有の豪雨災害」、「南海トラフ・首都直下型巨大地震」等の複合型災害発生時の対策などについて、もう一度真剣に考えてほしいものです。

総選挙における「集票・買収(笑)」も大事ですが、複合型などの自然災害発生時における対策は、より重要な課題ですので、こちらを優先した政策を熟慮し国民に伝えたほうが得策ですよ。

 

このまま危機的現状を放置していると、日本を含め全ての人類が存亡の危機にさらされてしまいます。

次回は、これらの詳細を含めて「UFO問題」について記載しますので、またのご来訪をお待ちしています。


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