河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「死刑制度について考察」

2019-06-21 23:44:29 | 日記

今宵、「銀河鉄道の夜」に訪問していただき、ありがとうございます。

現実世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待いたします。

最初にお断りしておきますが、私は「死刑制度廃止派」ではありませんので誤解されないようお願いします。

 

先進国で「死刑制度」が存置している国は、日本と米国の2か国だけだそうです。

当ブログ読者のほとんどから、それがどうした? とお叱りを受けてしまうかもしれません。

 

しかし私は、死刑も含めましていかなる理由にせよ、「人が他人の生命を奪う行為=殺人行為」など、一日も早くこの地球上からなくなることを願っています。

 

私たちが存在している世界から「殺人」や「戦争」といった蛮行が一切消滅し、すべての地球人類が平和な知的生命体として進化し、高度な文明社会が訪れることを夢見ているのです。

人類が最先端の科学技術を軍事目的に利用せず平和な社会を構築するために活用するようになれば、それは十分に可能なことです。

 

すみません! 

話が飛躍し過ぎたので、もう少し世俗的観点からこのテーマについて考えていきましょう。

 

読者の皆さまが「凶悪殺人犯」も「普通の一般人」と同様な種族に捉えているのでは、と私は察しています。つまり、彼ら凶悪殺人犯も血の通った同じ人間なのだ、と考えていませんか。

 

そして、殺人犯が「殺人」に至るまでには家庭環境などの様々な問題があり、最終的に「殺人」という犯行に及んでしまったのだから、死刑といった残虐で野蛮な刑罰を科さなくても彼らを刑務所で矯正すれば更生・社会復帰の可能性はあるのだと、信じている方々が多いのではないでしょうか。

 

刑務官になる前の私も、実はそのように考えていました。

 

しかし、刑務官という商売を始めてから世の中には二種類の種族が存在していることを知りました。

 

読者の皆さまのような普通の「人間」と、「人間の皮を被った猛獣」です。

「人間の皮を被った猛獣」については後述します。

 

ここで、「死刑制度」の是非について考察する上で、かなり参考になると思われる動画から見ていきましょう。

 

実際に死刑執行に携わった元刑務官の藤田公彦氏の動画をご紹介しましょう。

(同藤田氏が激白した死刑についての見解ですが、私と全く同様な視点から捉えていたのには驚愕しました)

 

こちらをクリック

 

いかがでしたか?

死刑執行の命令を受けてしまった藤田公彦氏など、当時、死刑執行に携わった刑務官たちの心境を察すると、私たち一般人が軽々しく死刑制度について議論すべきではないでしょう。

 

それにしても感動したのは、「老いた死刑囚」の死刑執行に苦悩していた藤田刑務官が、死刑囚の犯行概要を知った途端、被害者や遺族の無念を感じ取り、義憤から躊躇なく死刑執行ボタンを押したと激白していたことです。

刑務官として、実に正義感に満ちた立派な職務遂行だったと評価できます。

 

私が当ブログで時々、死刑制度廃止派の人々にお願いしている「身元引受人」の件ですが、この動画を彼らが視たとしたら、凶悪殺人事件の犯人の仮釈放に際し、彼らに仮釈放者の身元を引き受けてもらうのは無理でしょうね。

それでも「死刑制度廃止派」の方々で、凶悪殺人犯の仮釈放者の身元引受人になるという方は是非、このブログに連絡してください。

そして凶悪殺人犯が見事に更生・社会復帰できたら、私も死刑制度廃止派に転向しましょう。「死刑制度廃止」を訴える以上、先ずは実践して証明してください。それくらいは、ご自身の言動(死刑制度廃止活動)に責任を持ってください。

そうでなければ、「死刑制度廃止」というキレイごとに説得力がありません。

 

「実際死刑に立ち会った職員は、『辛かった』と言ってました……」

前著の刊行時、死刑執行について現場の職員に訊かねばならないと考えまして、東京拘置所に勤務する知人の職員に訊いたとき、このように回答してくれました。

 

この事は、死刑執行に立ち会った刑務官全員が同様に感じていることではないでしょうか。それが「普通の人間」の証拠であり、「通常の世界に生きている人々」なのです。

 

ところが、世の中には「人間の皮を被った猛獣」も存在しています。死刑囚はこの種族に分類されます。

 

なお、先ほどの動画では、レポーターやコメンテーターの方々は「ある勘違い」をしています。拘置所に収容されている死刑囚は、なにも「その辺の通行人」を刑務官たちが無理やり拉致してきた一般市民ではありません。

少なくても彼らの頭数の2~3倍の一般市民を彼らは虐殺しているのです。

その事を認識しているテレビコメンテーターやレポーターは皆無な様子でした。

それどころか、まるで刑務官たちが、無実の一般市民でも死刑執行するかの如く勘違いしていたように見受けられたのですが……。

 

それと、某コメンテーターが「死刑囚の中で反省している者がいるか云々」藤田氏に訊いていましたが、仮に反省していたら死刑から無期懲役刑に減刑しろ、とでも言うのでしょうか。

 

だったら、交通違反(飲酒運転や速度超過など)した者でも反省したら、罰金が減額されて免許停止・取り消し処分等もチャラにしてほしいものです。それは不可能ですよね。ですから、このコメンテーターの感覚は明らかにおかしいです。

 

それでは、「人間の皮を被った猛獣」とは、どのような種族かについて、次に記述しますが、かなり残酷な事例もありますので「閲覧=クリック」注意してください!

 

――「人間の皮を被った猛獣」の蛮行――

 

女子高生コンクリート殺人事件

◆名古屋アベック監禁・集団強姦殺人事件

光市母子殺人事件

大阪附属池田小学校通り魔殺傷事件

長良川リンチ殺人事件

名古屋闇サイト殺人事件

相模原障害者施設無差別テロ殺傷事件

川崎通り魔テロ殺傷事件

世田谷一家殺害事件

 ◆八王子スーパー「ナンペイ」強盗殺人事件

*日本国内凶悪殺人事件

 

追加

 

北関東連続誘拐殺人事件

秋葉原通り魔事件

京アニ放火殺人事件

座間9人殺害事件

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件

 

私たちのような一般市民は、国家が国民を殺戮するような蛮行である「死刑」については軽々しく議論すべきではないと考えています。

いずれは、「死刑制度廃止」の世の中になってほしいと願ってはいますが……現段階の国内の治安状況では時期尚早のような気がします。

 

ところで、世の中には一般市民の中には「特殊な事情を持つ別世界の人々」が存在しています。「犯罪被害者遺族」の人々です。犯罪被害者や遺族の人々は、その権利(死刑存置・早期執行を主張する権利)があるのではないでしょうか。

むしろ、「仇討ち制度」を復活させるべきでしょう。

 

具体案としては、「死刑執行のボタン」を押す刑務官たちの苦悩を除去し、一方で、何んの落ち度もない身内が突然鬼畜に惨殺されてしまった被害者遺族の無念を晴らす目的から、死刑執行ボタンは被害者遺族が押すという制度に変更するというのもアリかな、と。

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (伊吹輝雄)
2021-03-06 16:41:48
あの北関東連続誘拐殺人事件と秋葉原通り魔事件と京アニ放火殺人事件と座間9人殺害事件も「人間の皮を被った猛獣の蛮行」に入れてください。お願いいたします。
返信する
Unknown (河村龍一)
2021-03-06 22:32:28
伊吹 輝雄  様

貴重なるコメントありがとうございます。

>あの北関東連続誘拐殺人事件と秋葉原通り魔事件と京アニ放火殺人事件と座間9人殺害事件も「人間の皮を被った猛獣の蛮行」に入れてください。お願いいたします。

さっそく、貴殿のご指摘どおりに追加掲載いたしました。
今後も参考になる事がございましたら是非、コメントをお願いいたします。
なお、近日中に「富山の交番襲撃事件の犯人に無期懲役刑」の記事を掲載します。
それと、今年は「東日本大震災」から10年の節目を迎えますので、そちらの記事を先に記載する予定です。
返信する
Unknown (伊吹輝雄)
2021-03-12 16:50:33
すみません間違えました。北関東じゃなくて東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件を追加してほしかったです。修正してほしいです。
返信する
Unknown (河村龍一)
2021-03-13 21:54:41
伊吹 輝雄 様

再度のコメントありがとうございます。

>すみません間違えました。北関東じゃなくて東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件を追加してほしかったです。修正してほしいです。

ご要望どおりに加筆しておきました。
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