岩切天平の甍

親愛なる友へ

フリーガン

2007年09月19日 | Weblog

 フリーガン(Freegan)と呼ばれる人に会う。
反資本主義・反消費社会のスタンスから、賞味期限が切れる・売れ残るなどして路上に捨てられたものから、食べ物を得る人々。語源は超菜食主義者を指すビーガンのもじり(はてなダイアリーより)。サッカー場で暴れる人の事ではない。

学校教師でフリーガンのSさんはボランティアで盲人の為のオーディオブックの朗読をしている。今日はその録音風景を撮影させてもらった後、街のスーパーマーケットが捨てた、しかし、まったく問題無く食べられる物を見せてもらう。当初三時頃の約束だったのが、猫の具合が悪くて病院に連れて行くとかで会えたのは八時過ぎ、えらく機嫌が悪い。「こんにちは。」と挨拶すると、「あんたなんか知らないわよ。」と言われて目が点になる・・・。

なるほど高級スーパーマーケットのゴミ袋はきれいな食べ物で一杯だ。
賞味期限さえ切れていない。「このリンゴ、何で捨ててあるの?」と訊くと、「たぶん誰かが袋に入れてレジまで持って来たんだけど、気が変わってその辺にほっぽり出したのね。で、戻すのが面倒くさいから捨てたんでしょう。」との事・・・。野菜、果物、パン。どれもきれいだ。オーガニックだったりもする。こりゃあ確かに金出す必要ないなぁ。お店の方も彼らがどういう人間か知っているので、トラブルは起きないそうだ。ゴミ袋を漁っている我々の横を店から出て来たきれいなお姉さんが買い物袋を下げて通り過ぎて行く。
変な感じ。




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