岩切天平の甍

親愛なる友へ

キャロラインちゃん

2008年10月12日 | Weblog

大統領選挙当日に放送予定のドキュメンタリーの撮影で、ペンシルベニア州の州都ハリスバーグに約三週間の滞在。

アーミッシュの村に行く途中に何度か通る事はあったけど、こんなに綺麗な街だとは知らなかった。
街を横切るサスケハナ川(ペリーの乗っていた黒船の名前はこの川が由来との事)にはパリのシテ島によく似たシティ・アイランドがあって、いくつもの古くて美しい橋が架かっている。
その向こうにスリーマイル島の原発が白い蒸気を吐いているのも見えるけど・・。

共和党が新しく開いた選挙事務所でキャンペーンを指揮するデイヴさんの奮闘を撮りつつ、元々共和党支持だったけど今回はオバマに投票すると言うキャンプヒル町長ルーさんの草の根運動と、どっちに投票するか迷っている工務店経営のジャッキーさんの揺れる心、それぞれカタキ同士の間を我々はコウモリの様に揉み手で飛び回る。いやー、どーもどーも。

おそらくは負け試合を見せることになるであろうデイヴは、解っている筈なのにとても協力的で、我々のリクエストを全て実現させようとしてくれる。
これは“アメリカ人の誇り”とでも言うものなのか。
まったく頭が下がる思いだ。

デイヴにはキャロラインちゃんという娘さんがいて、これが天才的、初めて僕を見た時に発した言葉が「ね~え、あたしのダンス見たい~?」だった。

全然関係無いけど、今月の“新藤修一の月例展”のテーマが“化粧品”だった事を思い出して「ヘンなおじさん。」と思われないかとひやひやしながら、ちょっと写真を撮らせて貰った。



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