岩切天平の甍

親愛なる友へ

いただきます。その後

2007年10月14日 | Weblog

 パフォーマー君の写真はあまりに違う路線に行ってしまったので、彼の活動用にということでプレゼントして、その後、友人のダンサーにモデルをお願いすることにした。

彼女はパンクではないのでビレッジのパーティー・ショップに小道具を買いに行く。パープルのカツラにそれ風のシャツ、じゃらじゃらのアクセサリー、鼻に貼付けるピアスのシールなどなど物色する。妙に楽しそうだ。ヤファ・カフェで着替えて仕上げの化粧、なかなかいい感じのパンク娘がトイレから出て来た。

歩き回ってカフェに入っては何か注文して写真を撮る。有名人を撮っているのかと勘違いした日本人観光客がわざわざ顔を覗き込みに来ておかしい。カラーの入った35mmとモノクロの6×6、いい加減撮って「ひゃー、疲れたー、よかったねー。」とお茶を飲みながらカメラのフィルムカウンターを見ると、36を超えている。「げっ、まさか!」あわてて巻き上げようとするとむなしく空を切る手応え。「何これー!フィルム入ってないじゃーん!」

でも大丈夫、ローライがある。こっちはなかなかよく写っておった。
「いいよコレー、なかなか。」写真を進呈すると。
「でもパープルのカツラだったのにモノクロっていうのもなんだかねぇー・・・。」
面目無い。