岩切天平の甍

親愛なる友へ

トロント・カナダ

2007年05月10日 | Weblog

 トロントで株主総会を取材して、すぐに地元のテレビ会社から衛星伝送、数時間後には日本のニュースに流れるはずだ。食事するヒマも無く、空港へ向かう。

トロントの空港には、カナダの出国手続きを済ませてすぐにアメリカの入国審査と税関があって、本来アメリカに着いてから行う手続きを一括して済ませることが出来る。撮影機材の輸出輸入手続きをしなければならないので両国の税関へ行く。

それにしてもどうして税関職員とか空港職員というのはあんなに態度が悪いんだろう。
一体自分を何様だと思っているのか、それとも毎日ロクに英語も喋れないような不法移民を相手にしていてストレスがたまっているのかしら… 下手な英語であたふたと会話しながら、頭の中でやつらを壮快にやりこめる妄想が暴走して、おもわずぶるんと身震いする。

おそろしく不愉快な気分でやっとゲートにたどり着いたらフライトがキャンセルだ。で、再びカナダの入国審査を受けて、チェックインした荷物を返してもらって預け直してアメリカの入国審査をまた受けて税関を通って帰って来いと言う。アタマに来たから税関申告書の渡航便の欄に「On foot」(歩いて来た)と書いてやった。やっと戻って来たら時間がかかりすぎてキャンセル待ちのリストに入れられていた。我々より後から来たビジネスマンがちり紙におひねりをつつんで搭乗口の職員に進呈し、さっさと搭乗して行った。ここはアフリカかい!