岩切天平の甍

親愛なる友へ

キアロスタミ/10

2007年03月17日 | Weblog

再びMomaにてキアロスタミの"Ten"。
映画の時間まで、美術館をぶらぶらする。
刺激があって、たいへんけっこう。
"Ten"も非常に評価の高い作品。
が、狭苦しくてあまり美しくない映像を延々と見せられる上に字幕を延々と追っかけなければならないので、少々疲れ気味。
親の庇護のもとにしか生きられない子供の屈辱(かりに間違ったものであっても、本人には切実なものだと思う)が自分の子供時代と重なってよみがえった。同時に大人となった今も、社会という親からのがれられない屈辱にのたうちまわっている。
いつになったら自由になれるのか。