岩切天平の甍

親愛なる友へ

風に吹かれて

2007年03月20日 | Weblog

  イラク侵略開始から4年だと言う。
「パウエル前国務長官は『人生の汚点だった』と回顧した。」.... のだそうだ。
ネオコンの論客、フランシス・フクヤマ氏は
「『9・11』をイラクと結びつけたことが詐欺だ」と後に語り、自ら転向を宣言した。」.... のだそうだ。
何を人ごとのように。いったい何をしたと思っているのか?
せめてつぐないつくせぬ罪をつぐなおうという気持ちだけでも見せられぬのか?

  今やアメリカの世論の大半がこの所謂「戦争」に反対なのだそうだ。
かつて鉦太鼓を打ち鳴らした人々が、手のひらを返した様に批判する理由は、予想以上のアメリカ兵の犠牲者なのだそうだ。
戦争に行けと言っておいて、いったい何を予想していたのか? 彼らは誰の犠牲者なのか?
誰ひとりとして自分が殺し続けている無辜のイラクの人々に言及しないのは何故なのか?
何も変わってはいない。
ただ、今吹いている風になびいているだけだ。