Yacht TEMARI blog  ヨットてまりのブログ

2011年スペインを出発、3年かけて地中海を一周。その後カリブ海へ渡り、ヨーロッパに戻って航海中のきままなヨットの旅です

ヨットてまり8年目のクルーズ Part-11, 最後の航海を終えスペイン・Almerimarに入港

2018-09-21 | 旅行

Cartagenaで楽しい夕食会

9月13日(木)Alicanteからてまりに乗った義弟夫妻の長男夫婦がロンドンから訪ねてきた。久しぶりに大人数で楽しい夕食会となった。ここで義弟夫婦は船を下り、陸路スペインの家族旅行を楽しむことになる。

てまりは翌9月14日(金)30マイルほど先のAguilasを目指して朝8時過ぎにCartagenaを出航。海は穏やかで追い潮に乗り、艇速は6ノット以上をキープしていた。昨日Aguilasのマリーナに電話をしたところ、マリーナは満杯で明日にならないと停泊できるかわからないと言われている。

午前10時過ぎ、次の目的地Garruchaのマリーナに電話を入れてみると、いつでもどうぞとの返事。そのままGaruchaまで足を延ばすことに決定。幸い順風に乗って艇速を維持することができ、午後4時前にGaruchaのマリーナに入港することができた。着いてみると、広いマリーナはかなり空きスペースがある。「いつでもどうぞ」に納得。

ここのところ外食が続いたので、今日の夕食は久しぶりに和食。先日購入したオオトロ鮪、冷奴、鰯の塩焼きに友人が持ってきてくれた日本酒。やはりいつ食べても和食が一番腹に落ち着く。

深夜の大雨で船内は水浸し

深夜12時過ぎ、激しい雨の音で目が覚めた。熟睡していて雨の降りだしに気付くのが遅れ、開けていた窓から雨が吹き込んで周囲は水浸しとなってしまった。朝起きてもどんよりとした曇り空。 そして予報どおり昼前に再び猛烈な雨が降り出した。たまの雷雨以外まったく雨を気にする必要が無かった地中海の夏も、どうやら終わりに近づいてきたようだ。

最後の寄港地、Almeriaに到着

9月16日(日)、朝8時前Garruchaを出航した。風は穏やかな陸風から次第に東に振れて追い風になる。午前10時過ぎ、Almeriaのマリーナに電話をする。ここもAguilas同様当日にならないとバースの空きがわからないと言われていたのだ。OKの返事が出たので、バックアップと考えていたSan Joseをパスして52マイル先のAlmeriaを目指した。

沖からみたSan Joseの町

12時半過ぎSan Jose沖を通過。ここは8年前、てまりの購入を決めて初めてのテスト航海で訪れた場所。何もないリゾートタウンだがその時のわくわくした気持ちを思い出した。

陸を見ると、南スペイン独特の白い家並みの村が目立つようになってきた。

終始追い風に乗り午後4時、想定より早くAlmeriaのマリーナに入港。

ここが、てまりクルーズ最後の寄港地。最終目的地Almerimarまであと21マイルを残すだけとなった。

巨大な城塞遺跡が残る港湾都市Almeria

日本のガイドブックでもあまり紹介されていないAlmeriaは、人口20万人を擁するアルメリア地方の中心都市。20世紀半ばごろまで、鉄鉱石の積み出し場所として活用されていたらしく、その積み出し用の鉄道線路が当時のままの姿でマリーナ入口に残されている。

小高い丘の上には巨大な城塞Alcazabaがある。10世紀にこの地がイスラムの支配下になった時に建築された城塞は長い城壁をもつ広大なものだ。その後キリスト教徒によって取り戻されたのちにも増改築がなされたようで、この城塞はグレナダにあるアルハンブラ宮殿同様、イスラムの建築とヨーロッパの建築デザインがミックスされている。

9月18日(火)明日がてまりラストランということもあり、旧市街のレストランに出かけた。レストランのディナーがスタートする午後8時半に予約したが、我々以外誰もお客はいない。9時半頃になってようやく他の客が入り始めた。本当にスペインの夕食時間は遅い。

てまり航海最後の日を迎える

9月19日(水) 快晴。海は風も波も無く穏やかだ。  Almerimarまで残り21マイルを5.5ノットのスピードでトローリングをしながらのんびりと走る。小さめだがカツオが立て続けにヒット、上出来だ。

てまり、Almerimar入港の瞬間 うめぼし増田さん撮影

午前11時半過ぎ、Almerimar周辺の見慣れた景色が見えてきた。

防波堤を回り込んでマリーナに入っていくと二人の日本人が手を振っている。マリーナスタッフのフミさんと、ヨットうめぼしの増田さんだった。

午前11時50分、Almerimarの受付桟橋に舫いを取る。8年間に及ぶ、ヨットてまり号のクルージングが終わった瞬間を迎えた。

 

夜はフミさん増田さんと、4年ぶりに戻ってきた、「てまり」のふるさとAlmerimarで無料タパスを楽しみながら歓談。アルメリア県の主要都市では、アルコール飲料一杯に無料でタパスが付く。日本の小皿料理程度の量だが、お店によっては20種類ほどの中から好きなものを選べるのがうれしい。今日も2軒のお店を梯子し、ビールとワインを2杯ずつ飲んでタパスをつまむと、それで十分な夕食だった。

日本からシングルハンドで世界一周を目指して航海中の増田さんにびっくり

Almerimarマリーナスタッフのフミさんと共に我々を迎えてくれた増田さんは、2015年1月木造の28フィートのヨットで日本を出航し、インド洋から喜望峰を回って地中海に入り、地中海を周航して9月中旬にAlmerimarに到着したというシングルハンドセイラーだ。途中大波を食らってろっ骨を骨折したり、様々なトラブルを乗り越えてここまで来たすごい人だ。ヨットうめぼしブログはこちら

8年間で走った距離は地球一周プラス

8年の間にてまりで訪れた国は45か国。航海日数(停泊期間も含む)は992日。

地球の赤道上をぐるっと一周すると約4万キロあるそうだ。てまりが走った距離は約22,600マイル(海里)。キロメートルに換算すると41,810キロ。地球一周よりも長い距離を走ったことになる。何度も計算し直したが、間違いない。そんなに長い距離を走ったという実感はまったくなく、正直なところびっくりした。

ここAlmerimarは、ヨットてまりを購入した場所。まさにてまりのホームポートだ。船を購入した2010年から今回で5回目の訪問。今までの滞在期間は4カ月を超える。これから船の後片付け、船を売却するための相談、日本に持ち帰る荷物の整理などやることは山ほどある。しかし、フミさんという頼もしいマリーナスタッフが居る、慣れ親しんだここAlmerimarで、美味しいタパスとワインを楽しみながら、てまりクルーズの締めくくりを楽しもうと思っている。

次回が、ヨットてまりブログの最終回となりますが、日本帰国までのレポートをお届けします。


ヨットてまり8年目のクルーズ Part-10、スペイン・バレアレス諸島からメインランドへ

2018-09-12 | 旅行

イビザ島最後の夜に美食を堪能

9月2日(日)イビザ島を離れる前日の夜、Sant Antonのマリーナレストランでプチ贅沢なディナーを楽しんだ。8月いっぱいバカ高いイビザ島のマリーナ料金を節約するためアンカリングで過ごしたご褒美だ。沈む夕日を眺めながらCAVAを飲みロブスターを食べて1か月半の島めぐりの旅を締めくくった。

オートパイロットのトラブルが発生

9月3日(月)本土まで56マイルというロングディスタンスのため、早朝7時半に出航。出航直後流していたトローリングで30cmほどのカツオが釣れた。その後は穏やかな海を機帆走でのんびりと走っていたが、あと20マイルほどで目的地と言うあたりで突然オートパイロットが効かなくなった。色々とセッティングを調整してみたが直らない。仕方なく交代で舵を取りながら残りの3時間ほどをしのぎ、午後5時前Puerto de Javeaのマリーナ入港。

9月4日(火)オートパイロットのチェックや修理の手配などで時間を取られ、Javeaの町に出かけたのは夕方になってからだった。人工的に造られたと思われる数百メーターのビーチの向こうにマリーナが見える。町は意外に大きく、スーパーが4軒もある。そのうちのひとつに入って肉売り場を見ると、”WAGYU”と書かれた牛肉があった。他の国のスーパーでも見かけたこともあるが、もちろん本物の和牛ではないし日本の肉ですらない。ご存知の通り、日本でも「和牛」と呼べるものは厳しい基準がある。どこかの会社が”WAGYU”を商標登録してしまったのだろうか? 和牛神話が世界に浸透してきているという証なのかもしれない。

オートパイロット修理のため、予定を早めてAlicanteへ

9月5日(水)、喫緊の問題はオートパイロットの修理。メーカーのスペイン代理店にコンタクトし、Alicanteのディーラーを紹介してもらった。そこが修理の対応可能という返事をもらい、予定を早めてAlicanteまで足を延ばすことにした。午前7時40分出航、穏やかな風の中、午後3時半Alicanteのランドマーク、独特の形をした岩山Santa Barbara城が見えてきた。午後4時過ぎAlicanteのマリーナに入港する。

セレブ御用達の豪華なマリーナ

受付ポンツーンに船を舫いマリーナオフィスに行くと、そこはまるで豪華ホテルのレセプションのような雰囲気だった。巨大なマリーナにはメガヨットが何隻も停泊できる専用ポンツーンがあり、隣にあるヨットクラブと合わせると2000隻近いヨットが係留されている。

Alicante県の県都であり、スペインでも重要な港湾都市Alicanteは観光スポットとしてもにぎわっていた。すでに9月半ば近いのにマリーナに隣接するビーチは人で一杯だ。

9月6日(木)午前中、メールで連絡をしてあった修理業者がスペインでは珍しくほぼ時間通りに来てオートパイロットの修理をしてくれた。幸い、心配していたような重大な故障ではなかったためホッとする。

夕方、標高166mのSanta Barbara城にエレベーターで昇ってみた。山の上から見るとマリーナの広さとそのロケーションが良くわかる。この町の行政はヨットに力を入れているようで、世界一過酷なヨットレースとして知られる、VOLVO OCEAN CUPレースのスタート地点としてこのレースを前々回からサポートしている。マリーナのそばにはVOLVO OCEAN CUPのミュージアムまである。Alicanteにとって、ヨットで来るビジターは重要な顧客のようだ。

マーケットで極上マグロをゲット

9月7日(金)オートパイロットの修理が予想外に早く終わり、その後2度ほどマリーナを出てテストしてみたが問題が無さそうだ。時間ができたので早速マーケットに買い出しに出かけた。2フロアーある公設市場には魚・肉・野菜など沢山の店が並んでおり覗いて歩くだけでも楽しい。一軒の魚屋で美味しそうなマグロの切り身を見つけた。値段はキロ56€(約7,000円)と良い値段だったが、思い切って800gほど購入。早速夕食で少し食べてみたが、最高のオオトロだった。

弟夫妻が来訪

9月10日(月)夕方、真理の弟夫妻が到着した。ここからCartagenaまで乗船する。

翌日30マイルほど先のCabo Raigを目指して朝8時半過ぎに出航。予報では北東の強風が終日続くとなっていたが、出航時は南の微風だった。30分ほどして上空を見ると、エアポートから北東に向いて飛び立った飛行機が見えた。そろそろ来るかなと思っていると予報通りの北東風が入り始め30分も経たないうちに平均25ノット以上の強風になった。目的地は西南西の方向のため風は追い風だ。ジブセール一枚で8ノット近いスピードで走る。サルディニアに渡って以降微風続きだったため、久しぶりに大時化の航海となり、5時間ほどでCabo Raigのマリーナに到着。マリーナ入口で船が動かなくなり、水深計を見ると2.4mを示していた。キールが砂にめり込んだようだ。あわててキールを上げて脱出、無事マリーナ入港。

マリーナは日本の標準的な規模の本当に小さなマリーナで、停泊している船はほとんどがパワーボート、ヨットではてまりが一番大きい。やはりこの水深では大型のヨットは入れないようだ。

スペイン海軍基地のある港湾都市Cartagena

9月12日(水)雨がぱらつく曇り空の中、Cabo Raigを午前8時半過ぎに出航。昨日の強風の名残でうねりは残るが風は穏やかな海を走り午後2時半、Cartagenaのマリーナに舫いを取る。

紀元前にさかのぼるというこの町の歴史は多彩だ。1900年代に発生したスペインの内戦で、海軍基地があったため町はかなり破壊されたようだが、町を歩いてみるときれいに修復され町中にその面影は残っていない。今もスペイン海軍の重要な拠点となっている港湾都市だ。

今日は9月13日、てまりのクルージングも残すところ1週間となった。9月20日には2011年に出航した母港Almerimarに戻って8年間のクルーズを終了する予定。


ヨットてまり8年目のクルーズ Part-9、 スペイン・バレアレス諸島 クルーズ その2

2018-09-02 | 旅行

バレアレス諸島最大の島Mallorcaに渡ると、船も人も更に増えてきた。8月22日(水)Port Cristoで堀川夫妻をピックアップし島の東岸を南下する。島の南岸は岩場が続き、数マイルごとに大小様々な入り江があるため、最高のクルージングスポットになっている。10マイルほど南に下り、広大な入り江のPort Colmでアンカリングし昼食。すると小さなボートが近づいてきて、お前はPosidoniaの上に錨を下ろしているから別の場所に移動しろと言われた。渡されたパンフレットを読むと、その海草は地中海独特のもので、二酸化炭素を吸収し酸素を発生、海岸の浸食を守り海中の生物体系保全にも役立っているという。海底が白っぽい砂地に移動。

ここで堀川夫妻は下船、バレアレスに来てからにぎやかだった船はまた二人だけに戻った。午後、今日の停泊地Petro Mallorcaまで5マイルほど走る。

ここでアンカリングする予定で良さそうな場所を探して見ると、停泊中の船はすべてブイを取っている。ブイに係留している船に聞いて、無線でマリーナにコンタクト、小さなボートが近づいてきて予約をしているかと言われ、ノーと答えるとすべて満杯だと言われてしまった。しかし、ここでちょっと待っていろといわれ、ボートは別の係留場所に行って5分ほどで戻ってきて、ついて来いとのしぐさ。なんとかブイに係留することができた。あとで泳いでみると、海底はPosedoniaがびっしりと生えている。ガイドブックではアンカリング禁止とは書いていなかったのだが、こちらでも自然環境保護の取り組みが年々厳しくなってきているようだ。

マヨルカ島の首都Palmaへ

8月24日(金)Mallorcaの最南端を通過し北上、Sa Rapitaのマリーナに一泊したあとPalmaに向かう。

バレアレス諸島最大の町Palmaにはマリーナも沢山ある。正午過ぎ、事前に予約をしておいたPort de Mallorcaに舫いを取る。

8月25日(土)Palmaの中心街まで海に沿って3㎞ほどを自転車で出かける。久しぶりに大都会に来たという実感がする。その海沿いの半分以上がマリーナだ。

マーケットでシーフードのタパスランチを楽しむ

Palmaは大都市だけあって、常設マーケットが二つある。その一つに買い物がてら出かけた。生鮮食料品はほぼなんでも入手でき、中にはカウンターの小さなレストランがいくつかある。ショーケースに並ぶタパスと生ガキを注文、白ワインとともに楽しむ。寿司の看板を出す店もあるが、のぞいてみるとあきらかに日本のそれとは異なるものが並んでおり食指が動かない。インターネットのグルメガイドで調べると、Palmaだけで60軒以上の日本料理店が載っているが、恐らくその大半が日本人以外の経営する、我々から見ると偽物和食屋だ

パルマの町がすべて眺望できるベルベル城

8月26日(日)日曜日はスーパーもほとんどのお店も休みのため、暑くなる前の朝、マリーナから15分ほどひたすら階段を登り、丘の上にあるベルベル城に出かけた。14世紀に建てられたという城からはパルマの町と港が見事に一望できる。あらためて港に占めるマリーナの数と停泊するヨットの数に驚く。日本では有り得ない光景だ。

8月27日(月)朝8時過ぎ、Palmaを出航してマヨルカ島西端の町、Port D’Andratxに向かう。終始微風の穏やかな海の中昼過ぎに到着、予約しておいたブイに係留する。Andratxは小高い丘に囲まれたリゾートタウン。丘にへばりつくようにリゾートマンションやホテルが立ち並ぶ。

マヨルカ・イビザの係留料の高さにあらためて驚く

Andratxのブイ係留料は1泊45€、前回10月初旬に来たときは22€だったので、スタッフに倍以上だねと聞くと、9月頭まではオンシーズン料金と言われた。これから行くイビザ島のいくつかのマリーナに電話で問い合わせたところ、8月いっぱいは、安くても一泊150€、高いところは200€と言われた。我々の経験では地中海のマリーナの平均価格は、「てまり」のサイズで60€前後、過去一番高かったマリーナでも123€だった。この値段を聞いて、8月中はアンカリングで我慢し、9月に入ってからマリーナに行く事にした。

8月29日(水)マヨルカ島のAndratxを後にしてイビザ島を目指す。今日の目的地まで48マイルを順調に8時間半で航海、午後4時半Cala Portinatxに錨を下ろす。海底は砂と海草が入り交じりアンカーをきちんと効かせるのに苦労した。

翌30日は4マイルほど西のSan Miguelの入り江に移動する。北に開いた狭い入り江の奥が海水浴場になっている。風はオフショアの南寄りの風なのだが、なぜか常時うねりが入り、船が激しくローリングする。更に日中は観光客を乗せたゴムボートを猛スピードで引っ張るモーターボートが、停泊中の船の間をすり抜けるように突っ走る。船は更に揺らされ極めて居心地が悪いアンカレッジだった。

8月31日(金)イビザ島北岸を西に向かう。イビザ北岸も切り立った断崖の見事な光景が続く。

今日もマリーナは我慢してイビザ島西岸のCala Saladaにアンカリングする。ここも入り江の奥は海水浴場になっており、8月末というのにまだすごい人だ。しかし、昨日のSan Miquelのようなうねりは入ってこず、風も穏やかで安眠することができた。

Sant Antoniでようやくマリーナに係留

9月1日午前9時、3マイルほど南にある、Sant Antoniのマリーナに向かう。途中電話でコンタクトし係留の意向を伝えると、係留のウェイティングリストに入れておくから12時半ごろまで待てと言われた。この6日間、イビザに来て一度もマリーナに舫いを取っていないため、バッテリーも上がり気味、水もだいぶ少なくなってきた。もし入港を断られたら、水だけ補給してイビザを離れ本土に渡るしかないと考えながら、マリーナ近くに錨を下ろして待機。すると12時過ぎマリーナから電話が入り入港OKという返事。正直ホッとした。係留料も9月に入ったため1泊82€とリーズナブルだ。早速スーパーへ買い出しに行き、船では扇風機を回しふんだんに水と電気が使える、普通の生活の有難さを改めて実感した。

カジュアルなリゾートタウンSant Antoni

9月2日(日)Sant Antoniの町をぶらついてみるが、旧市街があるわけでもなく、海沿いにはマンションが立ち並び、一歩入ると怪しげなバーやクラブ、タイや中華、ケバブなどカジュアルなレストランなどが軒を連ねるリゾートタウンだ。こんな小さな町でもマリーナの存在感は大きく、マリーナの外にも沢山の船が錨を下ろしている。今日一日こちらで疲れを癒し、明日は早朝出航して、スペイン本土に向かう。