Yacht TEMARI blog  ヨットてまりのブログ

2011年スペインを出発、3年かけて地中海を一周。その後カリブ海へ渡り、ヨーロッパに戻って航海中のきままなヨットの旅です

スペイン流の郵便サービス  Spanish way of the post office service

2011-05-26 | 旅行

写真左: てまりと同型艇KAGOUもバレアレスに向けて出航  写真右: 気温も上がってきたので最近はてまりのアウトドアリビングで夕食。午後9時頃

5月も残すところあとわずかになり、ここスペインのAlmerimarでも先週末からようやく天気が安定して、夏が近い事を感じさせる気温になってきた。 先週まで朝晩は船の中でもフリースの上下が必要だったが、今は夜も半そで半ズボンでOK。昼間の太陽は強烈でジリジリと照りつけ日光浴をするには暑すぎる。

天気が安定するのを待っていたヨットが先週末から一斉に動き出した。色々と貴重な情報やアドバイスをくれた、クリストフとドミニクのKAGOUも先週土曜日にバレアレス諸島に向けて出発していった。

我々はと言うと、問題が発覚した可動式キールのチェックのために一時的に船を上架。Chrisの適切な判断のお陰でトラブルの原因はほぼわかり、今は問題なくラダ―もキールもスムースに上下するようになってホッと一安心。 ジェネレーター(発電機)の部品が届けば修理はほぼ終了で、あとは最終的なチェックのためのテストセーリングをするだけだになった(はずだ)??。

写真左 : クレーンで吊り上げられたてまり。キールがほとんど上がりきってしまっている。 写真右:固着してしまったキールを油圧ジャッキで強引に引っ張りだす。真ん中の傷は固着による腐食

 

もうひとつの問題、未だに届かない日本から発送した3個の荷物は最悪の結果になりそうだ。

昨日、深刻な顔をして船にやってきたフミさんによると、食料品のパックは、我々が到着した際マラガの空港で手荷物検査の時にやられたのと同じで、通関する前にひとつひとつ放射能検査をする必要があり、1個ごとに90ユーロ(約1万円)かかるという。ラーメン1個に1万円払う気は毛頭ないので諦めるしかない。更にもう一つの荷物は、なんとこちらの了解も得ずに日本に送り返されたという。その荷物はダイビング用品やその他の生活用品で食料品は非常食だけ。しかも日本から発送したのは1月下旬だから福島原発の問題とは一切関係ないのだが、それはこちらの言い分で、スペイン郵便局スタッフの理解は違うらしい。話を聞いてみるとまったく先方の言い分が理解できない。スペインに20年近く生活しているフミさんですら郵便局の言う事は納得できないと大喧嘩したようだが、所詮お役所相手ではどうにもならない。

残り1個の荷物が無事に届くのを祈るばかりだが、送り返された荷物には双眼鏡など船で必要なものも入っているので、なんとかこちらで手当しないといけない。また別の問題が起きてしまった。

 

しかし、我々もスペイン流のWay of businessにかなり慣らされてきたので、今回結果を聞いてもそれほどのダメージは受けなかった。 今は船さえちゃんと動けば後は何とかなると開き直っている。荷物がなかなか届かなかったお陰で、出発前に色々と船の不具合が発見でき良かったと考えるようにしているし、天気も先週までは2日置きぐらいに東か西の強風が吹き荒れる不安定な天候が続いていたから早めに出航していたらいきなりハードなセーリングを強いられただろう。 むしろスペインの郵便局に感謝するべきかもしれないと自分に言い聞かせている。(笑)

 

とは言え腹の底では虫が収まらないのは事実なので、これからは何かいい加減な事やルーズなやり方をする人間と遭遇したら、「まるでスペインの郵便局みたいだね」と言う事にしている。

 


お国柄

2011-05-21 | 旅行

日本から送った4個の荷物のうち1つがようやく届いた。後の3つは週1回水曜日しかない検査機関のチェックを受ける必要があるので、こちらに届くのは早くても来週末になりそうだ。

何故そんな事が起きるかという基本的な問題は、どう考えても「スペイン的な仕事の進め方」にあるようだ。先日も、荷物の件で色々とご苦労いただいているフミさんから、既に支払った(早いものは3週間前に支払っている)通関手数料の控えを再度郵便局(荷物の件は郵便局が窓口になっているらしい)にファックスをする必要があると言われた。何故今さら?と思うのだが、我々の支払記録が郵便局のデータベースに残っていないらしい。担当者によって言う事がころころ変わるとか、同じセクションでも話が全然通っていないとかいう事は日常茶飯事。1日で届くはずの荷物が何かの手違いで1週間かかることもこちらでは良くある話。大半の店は昼の3時間はシエスタタイムでクローズ。その時間にスーパーに買い物に行くと居るのは外国人だけで店内は閑散としている。近くの町El Ejidoまで何度かバスを利用したが、バスが時間通りに来る事はまれだ。しかし、それに文句を言う人間は一人も居ない。 やはり、基本的に我々日本人と人生観が違う。楽しまなければ人生じゃない。楽しむ事を優先する国民性だから、それで物事がうまく進まなくても皆納得しているということなのだ。

スペイン人は底抜けに明るくて人の良い人物が多いから仕事以外でつきあっている分には良い友達として楽しく過ごせる。しかし、ビジネス上のつきあいとなると我々日本人の常識をはるかに越えたルーズさがどうしても理解できないし許せない。そうしたスペイン的なルーズさを英語では This is the Arse end of Spain (Arse はお尻の俗語。つまりケツの端っこという言い方でスペイン人のだらしなさを皮肉っている) と言うそうだ。俺から聞いた事は絶対内緒だよ、と言ってある英国人がそっと教えてくれた。

 ボクは外国の友人達のためにブログもできるだけバイリンガルで書くようにしているが、ここにきてその難しさを感じている。ボクがブログに書いていることは、やはり日本人から見て興味がある事に重点を置いているが、それは欧米人から見たら必ずしもトピックスでは無いのだ。西ヨーロッパはほとんどの国で多様な人種が混在して生活しているので、前のブログで書いたような、様々な国の人たちが同じ場所で働いているということは珍しくもなんともない。また、日本人だから通じるユーモアも下手をするとブラックユーモアになってしまうので気を遣ってしまう。

結果、英語の文章はまったく別に考えないといけないということになるので二重の手間なので、最近はちょっとメゲてます (^^ゞ

 

ここからは、前回紹介しきれなかった、てまりのために働いてくれた人達です。

 

写真左、Rafael と息子のRafael Jr.           写真右、エンジンのプロFrank

 

Rafael

アルメリマルでマリンショップを営むスペイン人。お店は奥さんに任せて。。彼は船での電気関係の作業がメイン。てまりでは、ソーラーパネルと風力発電機の設置、照明など電気の配線工事全般を息子と一緒にやってくれた。人柄はとても良く色々と気を使ってくれるのはありがたいが、やはり仕事の進め方はスペイン人だ。

Frank

エンジン修理のプロ。ドイツ人らしい頑固さで、てまりのエンジンのメンテナンスについて一つ一つチェックをしながら丁寧に教えてくれた。彼の後ろに写っているトラックが修理工場。朝早くから夜遅くまで土日も関係なくマリーナの何処かに駐車している。フランクに修理を依頼する船がいつも順番待ちをしているようだ。

 

マリンショップ Alamar のスタッフ、Spencer(左)とMike(右)

 

Mike & Spencer

アルメリマルのAlamarというマリンショップのスタッフ。

Mikeはアルゼンチン生まれでスペインに住んで15年になる根っからのセールスマン。予備アンカーとロープその他船に必要な特殊備品類の入手に手を尽くしてくれた。

Spencerはもともとロンドンでコンピューターエンジニアとして多忙な毎日を送っていた経歴の持ち主だが、都会のサラリーマン生活に嫌気がさしてまったく別の世界に飛び込んできたという。昔の経歴を生かして、ボクのパソコンのトラブルをあっさり解決してくれた。

 

 


次から次へと見つかる不具合  One after another we found troubles

2011-05-15 | 旅行

スペインのアルメリマル(Almerimar)に着いて早1ヶ月が過ぎた。当初から出航できるまでに1カ月ぐらいはかかると見ていたがそれも越えてしまった。色々と工事をしてもらっていると次から次へと問題点が発覚してどんどん修理や工事が増えていく。 冷蔵庫/冷凍庫のコンプレッサーの不具合、オートパイロットのオイル漏れ、窓の水漏れ、ビミニトップ(コックピットの日よけ)のほつれと水漏れ、細かい事まで入れればきりがない・・・・そして今日は風向・風速計と発電機のトラブルが見つかった。これは大きな問題で修理できない限り出航はできない。そして、未だに日本から送った4個の荷物が届かない。フミさんが来て、最後の1箱の通関費用見積が届いたという。見積はなんと490ユーロ。それほど価値のあるものは入っていないのだが、またこれで文句を言っても時間が遅れるばかりなので、仕方なくそれを払って早く荷物を手に入れることにした。一番安い船便利用で郵便局に持っていったのが1月末。3ヶ月半経ってもまだ手元に届かず、おまけに通関手数料だけでもう8万円近く払っている。こんなことならエクストラチャージを払って手荷物で持ってきた方が余程良かった。

そんな調子で、まだいつ出航できるかわからない状況が続いている。

しかし別の見方をすれば、色々なトラブルが出航前に発見出来て良かったのだ。

航海途中にトラブルが発生したら大変だし、見知らぬマリーナで修理を依頼してもどの程度きちんと対応してもらえるかわからないから、フミさんという頼もしい日本人が居てチェックをしてくれ、有能な修理屋さんが居るアルメリマルで完璧に整備をしていればはるかに安心できる。

 

 てまりの整備は多岐にわたっているため、関わってくれている人たちも様々な分野のプロたちだ。このマリーナに置いてある船の大半がスペイン以外の国の人がオーナーだが、ここで働いている人たちの国籍も様々だ。今回はその人たちの一部を紹介したい。 沢山いるので残りは次回をお楽しみに。

 The time passed more than a month after we arrived here in Almerimar.

We thought it will takes a month ready for depart originally, but we already exceeded.

The various maintenance have been made simultaneously, we found issues need to be fixed one after another. The water pomp s trouble for fridge and freezer, leaking oil of the auto pilot, Walter leaking of the windows, snags of the bimini-top.in addition, we found the trouble on the wind speed mater and the generator. We cannot depart at all, unless they will be fixed. At the same time, we are still awaiting our baggage sent on January.

 However we are not too much reluctant to delay our departure.

It must be lucky that we could find such many troubles before our trip.

 

写真左 アルメリマル・マリーナの日本人スタッフ フミさん  写真右 元船乗りのChris

 

トップバッターはフミさん (本名 林 史彦)

日本の企業も出資して開発されたアルメリマル・マリーナのプロジェクトに関わって以降、マリーナのスタッフとして活躍している唯一の日本人。 スペイン語はもちろん、英語・ドイツ語・フランス語で様々な国からやってくるお客に対応している。 我々日本人にとって最も頼りになる存在。フミさんを頼ってここアルメリマルに立ち寄る日本人のヨットは数知れない。

今回も、色々なローカルイベントに連れて行ってくれたり、中々届かない我々の荷物のためにプライベートな時間を割いて通関手続きや税関との交渉に奔走してくれている。

 Chris

冗談ばかり言っている陽気なイギリス人。元は船乗りだったがその後陸に上がって大工になり、ドイツ・フランスと渡り歩き、ここアルメリマルには7-8年前から住んでいる。水漏れ補修や物入れスペースの棚の設置、冷蔵庫の修理から航海に関する様々なアドバイスまで色々と面倒を見てくれた。

 

 

写真左 金物作りのプロ Regis   写真右 布製品の製作をやるSandra

 

Regis

ジンバブエ出身のイギリス人。金物加工のプロ。ソーラ―パネル・風力発電機のマウントや船外機を釣り上げるクレーンの設置などを一人黙々とこなす。

Sandra

布製品の加工作業をやかたわらマリーン関係のインテリアショップも営む美人のドイツ人。6年ほど前、てまりの前のオーナーに依頼されてビミニトップ(コックピットの日よけ)を作ったのが彼女の初仕事だったとか。あの頃は初めてだったから出来が良くなかったと言い訳しながら、こまめにこちらの注文に応じて補修作業をやってくれた。 てまりのクッションカバーも彼女に頼んで作ってもらった。

 

 

 

 


エルエヒド(El Ejido)のお祭り Festival in the city of El Ejido

2011-05-06 | 旅行

写真上 子供からお年寄りまでフラメンコダンスの衣装で着飾った女性達  写真下: トラクターに曳かれた山車が続々通る

我々が滞在するアルメリマルが属する町・エルエヒドで日曜日お祭りが開催されると聞き遊びに行ってきた。昼過ぎにエヒドの目抜き通りに着くと、小さい子供からお年寄りまでフラメンコで良く見かける色とりどりの衣装で着飾った女性たちが沢山集まってくる。

このお祭りは、エルエヒドの守護神サンマルコスを讃えるイベントで、メインストリートを鼓笛隊や山車がパレードはアルメリアで見イースターパレードと似ているが、聖週間(Semana Santa)がキリスト教の神聖な祭事であるのに対して、エヒドのイベントはまったくのお祭り。農業が主要産業の町らしく、山車は農家の耕運機や大型トレーラーで引っ張られてくる。山車に乗っている人たちはビールやサングリアを飲みながら音楽に合わせて踊りまくっており既に相当酔っ払っているのも居て、沿道で知り合いを見かけると自分たちが飲んでいるボトルを山車から渡して飲め飲めと勧めていた。

セビジャーナと呼ばれる踊りが、日本の盆踊りのように町の各所で開催され着飾った女性たちはそこでも踊りまくるようだ。スペイン人の底抜けの陽気さ、子供の頃から鍛えられた踊りのセンスというものを改めて納得させられた。

写真左 : スーパーの肉売り場の一角。手前には量り売り用のハムがセットされている  レストランで頼んだハモンセラーノ

イベリコ ハム

 

スペイン人にとって生ハムは日常生活に欠かせない食材の一つだ。

どんな小さなスーパーでも必ず肉売り場には丸ごと1本足の生ハムがずらっとぶら下がっている。カウンターには専用台にセットされた足が置いてありお客の注文に応じて店員が特別の包丁で薄くカットしてくれるのだ。

日本で売っているような、薄くカットされた真空パックのものもたくさん売られているが、多くの客は自分の好きなハムを選んで店員に必要な量を注文しカットしてもらい購入している。自宅に生ハム専用の台をセットしている家庭も多いと聞く。

ぶら下がっている足は大きさも色や形もまちまちで値段も驚くほど違う。

安いものは1本40ユーロぐらいからあるが、高いものは400ユーロを越える。値段の差は、白豚・黒豚、前足・後ろ足、豚の産地の違い、与えられた餌の種類、雄豚・雌豚などの違いによるのだ。

黒豚の後ろ足から作られたイベリコハム(ハモンイベリコ)は日本でも良く知られているが、スペイン人にとっても高級な食材で、白豚の後ろ足から作られた一般的なハモンセラーノとは別格に扱われている。ハモンイベリコでも、限られた地域でどんぐりを主体に与えられて育てられた特別なものはkg/100ユーロかそれ以上するものもある。一般的に食べられているハモンセラーノはkg/20ユーロぐらいだからその差は日本の牛肉に匹敵する。

我々も両方買って食べ比べて見たが、噛みごたえとか味わいの良さという点ではやはりハモンイベリコが断然うまいと感じた。しかし、普通のハモンセラーノでも日本で売られている生ハムに比べれば値段は数分の一で味は断然美味しい。だから、つい毎日食べてしまうのだ。 体重計に乗るのが恐ろしい・・・・    KS

 


スペイン・アルメリマルでの生活 その3   Boating life in Almerimar Spain

2011-05-01 | 旅行

写真左 猫がこちらを向いているのが見えるかな? 写真右、 バケツ?の上に衛星受信アンテナを立てて・・・・

スペイン・アルメリマルに着いて半月、船での生活がスタートして10日が過ぎたが、今のところいつクルージングに出発できるか見通しが立たない。

頼んである船の修理や新たな工事がまだ終わらないのだ。

「部品を発注しているがいつ来るかわからない」といったケースが多い。更に、船便とSALで送った4つの荷物がマドリッドに届いたという連絡が来たのは我々が到着してすぐだったが、2週間近く経つのに未だにこちらには届かないしいつになるかわからない。

我々も航海準備のためやらなければいけない事がまだたくさん残っているので焦ってはいないが、なんとも歯がゆいし予定が立てられなくて困っている。

スペインでは明日のことを、アスタマニアーナと言う。しかし、ボクにはどうしても「明日間に合わない」と聞こえてしまうのだ・・・・・

閑話休題。

愚痴ばかり言っても仕方ないので、我々が生活するアルメリマル・マリーナのことを少し紹介したい。

以前にも書いたが、アルメリマルはスペイン・アンダルシアのEl Ejidoという小さな町に属する完全に人工的に作られたリゾートタウン。コスタデルソルの真ん中あたりに位置する。マリーナがオープンしたのは1970年代。90年代に入ってスペインの景気がピークに達する頃、日本の資本も参加して開発が加速され現在の状態になった。コスタデルソルといえば、バブル当時日本でも外務省の肝いりで、リタイヤメントライフを快適に過ごせる場所として盛んに誘致された場所だ。しかし、日本人がそれに乗ってこちらで生活しているという話はほとんど聞いたことがない。

マリーナの収容能力は1100隻。地中海の中でもかなりの規模だ。現在停泊しているのは7-800隻ぐらいだと思うが、船を家替わりにして生活している人たちも結構いる。全員スペイン以外の国から来た人たちでイギリス、スウェーデン、フランス、ドイツ・・・・多くはリタイヤした初老のカップル。衛星放送の巨大なアンテナを岸壁に設置し、何匹ものワンちゃんや猫を飼っている船もいて、デッキには自転車など日常生活用品が並び、洗濯物がずらりと干されているのを見るとヨットというより「家」といったほうがふさわしい船もある。しかし、彼らは船での生活を心から楽しんでいるという感じがする。アルメリマルは長期のリゾートライフが安く楽しめるように計画された町なので船で生活していても何の不便も感じない。

朝はゆっくりと近くのカフェで友人とおしゃべりをしながらコーヒーを飲み、昼はバルでワインとタパス。コーヒーが1ユーロちょっと、ワインとタパスセットが2-3ユーロで楽しめるのだから毎日繰り返してもそれほどの金額にはならない。年金だけでも十分に生活できるのだろう。

地中海にはそうしたボートライフを受け入れるインフラがかなり昔から整っているようだが特にスペイン南部は年間を通じて晴れる日が多く気候も温暖で生活費が安いのでヨーロッパ中から船が集まってくるようだ。日本でも地方に引っ越して新しいリタイヤメントライフを過ごす人たちが増えているが、ヨットを生活の場として過ごす人たちはほとんどいないだろう。日本にはそれを気軽にできる基盤が整っていないから仕方がないのだが、こちらの人たちを見ていると生活の楽しみ方に大きなギャップを感じてしまう。             KS

Two weeks passed after we arrived here in Almerimar, Spain. But we cannot determine when we could depart here because of the delay of the works we ordered. In addition, the baggage we dispatched by sea mail and SAL is not delivered yet, although we were noticed they were arrived in Madrid already just after we arrived here. It must be in line with the Spanish way of business??

 

By the way, I would like to introduce little more about Almerimar.

This little artificial town was originally developed in the year of 70s. followed by the rush of development in 90s during the booming of the economy in Spain.

Almerimar is associated in El Ejido town located in Costa Del Sol.

The marina capacity has 1100 boats and currently more than 800 boats are mooring here from all over the world.

We saw many people are living their boat as their home, with their pets and full of living goods on the deck. They look really enjoying their life here even though they do not sail and just stay in Marina.

It is totally different from the way of retirement life in common Japanese.

 

愛犬を抱いて奥様?がポーズをとってくれた。この船はスウエーデンから来ている