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F1日本GP記16「決勝・夢をありがとう」

2006-10-23 23:14:36 | セナ部
シューマッハのリタイアで一瞬時が止まったかのように感じられたサーキットでしたが、でも目の前では現実のF1がその世界を繰り広げていました。

琢磨左近ホンダマクラーレントロロッソも頑張っている!

お日さまが傾き、サーキットは西日に包まれ、レースが終盤に入ってきたことを知らせます。本当にこの太陽の傾き加減がですね、なんとも言えない気持ちにさせられるのです。


「あと何周やろ?!もうそろそろ?!」と言っていたら、後ろの子が「あと4周」と教えてくれて。ああ・もうあとほんの少しで鈴鹿のF1が終わってしまう、とこみ上げてくるものが・・。
1周1周がいとおしくて、私は今本当にここにいるんだ・・と思いながら観戦させてもらいました。

金色になったお日さまの光の中で、とうとう迎えたファイナルラップ。
「ありがとう!鈴鹿!」・・もうこの思いでいっぱい。

そして遂にチェッカーフラッグ!!
優勝はルノーアロンソ!周回数53。タイムは1時間23分53秒413。
予選5位からのスタート。フロントロウをフェラーリに固められ、不利かと思われていたこの日本GPで、見事勝利をもぎ取りました。

トロロッソの二人。
リウッツィは終始中段~後半でのバトルでしたが、粘って14位完走。おめでとう!
アメリカ人ドライバー・スピード。スピンを喫し、タイムロスしながらも頑張っていたけれど、ラスト4周を残したところで、マシントラブル、リタイア。もったいなかった・・!でもこれからも応援します☆頑張ってほしいドライバーが増えたこと、嬉しい出会いでした。

マクラーレンは、今回予選順位が悪く、中段グループでのレースでした。2台とも完走。ライコネンは予選11位からの5位フィニッシュ。がんばった!

ホンダ
ブラジル人ドライバー・バリチェロはレース早々の接触トラブルで最後尾(22位)まで落ちてしまい、本当にもったいなかった・・でも、どんどん抜かしていって、最終的に12位完走!次回は母国GPだ!頑張って!!
人気者バトン!予選ではトヨタ勢に前を取られてしまったけれど、決勝のレースでは彼らを上回る4位フィニッシュ!まさにここ鈴鹿で、ホンダの魂を見せてくれたかのようでした。ありがとう!!

スーパーアグリ!!おめでとう!初ダブル完走!
山本左近は大きな遅れを取りながらも、最後まで冷静さを失わず、粘りの走りを見せてくれました!3周遅れの17位だったけれど、今日のレースはとても意味があり価値あるもので、彼にとってこれからの自信になっていくんだろうな、と思いました。
そして・・・佐藤琢磨!!おめでとう!15位完走!前回GPでは、悔しいかな・完走を取り消されてしまったけれど、ここ鈴鹿で「男・琢磨」を証明してくれました。マシンの分が悪い中、トロロッソなど他チームとも互角に走る姿も見せてくれました。
パルクフェルメ(走り終わったマシンが戻ってくる場所)でマシンの上に立ち上がり、ファンに手を振って応えた姿は超☆感動でした!(これはTVで見たの♪)
おめでとう!琢磨!

ウィニング・ラン !!
コースマーシャル(クラッシュしたら助けたり、旗を振ってマシンに指示を出すコース脇にいる係りの人)達も、自分達が持ってる旗(黄色や緑やオイル旗。いろいろあるよ)をぶんぶん振って、レースを終えた勇者達の健闘を称えています。これがいつもものすごく羨ましい~☆コースの一番近くでドライバーにエールを送れるんだもんね
そして私も、腕が痛くなるのもわからないくらい拍手をしました。本当に夢をありがとう!

西のお日さまキラキラ。1・2コーナー遥か遠くに見える伊勢湾もキラキラ。

こうして、実に全長約307kmの鈴鹿のドラマが、ここに幕を降ろしたのでした。