ネット爆弾(帝国ネット研究所)

ネッタイムス・ブログのアーカイブ、アメリカン・ジョーク、、色々なコピペ、ネットや世間の話題などなど

ブレア元首相から見た小泉純一郎元首相

2012-01-31 15:02:45 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
「日本経済新聞」朝刊の最終面(文化面)に「私の履歴書」と言うコーナーがあり、今月は英国のトニー・ブレア元首相なのだが、連載27回目の28日に日本の小泉純一郎元首相の事を書いており、それが面白かったので以下に抜粋する。

小泉は私が政治の世界で会った中でも最も興味深い人物の一人で、それ迄に会ったどの日本人政治家とも違っていた。
とても快活で、並外れた個性の持ち主だった。
2005年のグレンイーグルズでの主要国首脳会議(G8サミット)。女王主催の首脳晩餐会での事だ。

その数日前にシラク仏大統領が英国料理に付いて不用意な発言をしたと報道され、話題になっていた。
彼が、プーチン・ロシア大統領とシュレーダー独首相に「料理がとても不味い国の人間は信用出来ない」と言う趣旨の発言をしたと言うのである。
シラク自身はそんな発言をした覚えは無いと否定していた。

晩餐会が始まり、コース料理の最初の一品を腹に入れた小泉は、つかえつかえの英語で大声でシラクに言った。
「ヘイ、ジャック。素晴らしい英国料理だ。そう思わないかい?」。
笑いのどよめきが起こった。
シラクは少し意地の悪い視線を小泉に向けたが、その悪ふざけに加わらざるを得なかった。

そしてエリザベス女王に向かって、自分は報道されている様な事は言っていないと釈明した。
「何を言ったんですって?」。
経緯を知らなかったのは女王だけで、事の次第を初めからもう一度説明する事になった。

気を良くした小泉は、その後も料理を一口食べる毎に、その素晴らしさを喧しくコメントした。
最後にはシラクが副官の銃を掴んで小泉を撃つのではないかと冷や冷やした程だ。

以上が「日本経済新聞」の「私の履歴書」からの抜粋なのだが、小泉元首相の変人振りがよく判る内容である(笑)。
ブレア元首相は小泉元首相の事を「私達は公共サービスの改革者と言う共通点があり、改革の必要性に付いてよく話した」とも書いている。

小泉元首相と言えば、「構造改革」「郵政民営化」等、色々と行ったのだが功罪相半ば、日本での小泉元首相に付いての評価は賛否両論あり、特に派遣労働の規制緩和で日本の雇用システムを破壊して格差社会を拡大させたとして、すこぶる評判が悪い。
自民党の総裁選で「自民党をぶっ壊す」と言って人気を博したが、自民党のみならず「日本をぶっ壊した」とも言われる。

そんな小泉元首相だが、外交面の考え方では、昨年9月18日に川崎市内での講演で日中関係に付いて、「靖国神社に参拝しなければ、中国と上手く行くなんて言うのは関係無い。参拝しようがしまいが未だに沖縄・尖閣諸島で摩擦が起こっている。」として、民主党政権の対応を批判している。

靖国神社参拝に関しては、「戦争を美化している訳でも反中国でも無い。日本の首相が、犠牲を受けた国民に哀悼の念を表す為に参拝して何が悪いのか、未だに判らない。」と述べており、在任中からブレない。

小泉政権下は、良好な日米関係を築いた反面、日中関係では「政冷経熱」と言われたり、米国主導のイラク戦争に追従する姿勢では物議を醸したが、外交面での評価は上々だったと言えるのでないか?。

また、首相を辞任した後も議員を続け、影響力を維持しようとするのでは無く、議員の任期終了と同時に政界を引退し、「散りぬべき、時知りてこそ世の中の、花は花なれ人も人なれ」と言う細川ガラシャの言葉では無いが、見事な引き際だったのではないか?。

そう言う部分では小泉純一郎と言う男は評価出来るだろう。
小泉元首相の話をすれば、長くなるので今回のエントリでは、これ位に留めて置いて、話を日本の首相に付いて移すが、前述したブレア元首相は日本の首相に付いても「私の履歴書」の中で以下の様に語っている。

「私は首相在任中に日本の首相と良い関係を築いて来た。ただ一つの問題は、知り合いになったかと思うと直ぐに交代して新しい首相がやって来ると言う事だった。
その中で最も印象に残っているのが、小泉純一郎首相だ。小泉は他の首相に比べ長い期間に渡って務め、その間は日本のリーダーシップが安定した時期だった。」

以上がブレア元首相から見た日本の首相の印象なのだが、やはりコロコロ変わる日本の首相とは、信頼関係を熟成させるのは難しい様だ。
日本の首相も短期間で辞任するのでは無く、ある程度の任期を務めて貰わなければ、外交関係で国益を損ねる事になる訳で、長期政権を築ける首相が出て来る事を望む。
しかし、無能な首相が長く務める事は、国益を損ねるだけなのは言うまでも無いがね。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

福島産の米からセシウム検出、既に販売

2012-01-30 02:11:49 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
佐藤雄平知事が、米の「安全宣言」を行った後も「怪しいお米、セシウムさん」の検出が続く福島県は27日、またしても伊達市の農家2戸の米から国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える1110ベクレルと700ベクレルの放射性セシウムを検出し、福島県内で規制値超えが判明した農家は伊達市や福島市等、3市1町の計38戸となったと発表。

県によると今回、基準値を超えたセシウムを検出した2戸は伊達市旧小国村の農家で、「怪しいお米、セシウムさん」こと汚染米は伊達市内の直売所で、既に約57.5キロが販売されていると言う。
販売されたのは1110ベクレルを検出した農家が出荷した精米済みのもち米であり、昨年10~11月に39袋が販売されたと言い、県は販売した汚染米の回収を呼び掛けている。

そんな中、JA全農福島は2011年県産米の一部銘柄に付いて、卸業者への売り渡し価格(相対取引価格)を引き下げる方向で調整を始めた事を27日に明らかにし、早ければ30日にも実施の方向。
理由として、東京電力の福島第一原発事故を受けた「風評被害」で販売が低迷する中、価格引き下げによる消費喚起が狙いと言う。
暫定基準値を超えるセシウムが、次から次に検出されている状況なのに、未だに恥ずかしげも無く「風評被害」と言う言葉を使うJA全農福島には、怒りを通り越して呆れるしかない。

まぁ、当ブログのエントリ、福島産あんぽ柿と米の生産者にも書いた様に、福島の農家は生産者の都合ばかりを重視して、消費者の事は考えていないのだろうな。
福島の全ての農家が生産者重視では無く、消費者の事を考えて生産や出荷を控えている農家も居るので、福島の農家と一括りにしたくはないが、福島の農家全体のイメージが悪くなるのは必至であり、真面目な農家は可哀想だ。では。

関連エントリ
怪しい食品、福島産と日本の基準

【ネッタイムス・東坊京門・作】

野田佳彦ドジョウ首相のブーメラン演説

2012-01-29 12:48:16 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
ネット上では「笑ゥせぇるすまん」の「喪黒福造」こと野田佳彦ドジョウ首相が、3年前の2009年に大阪で行なった衆院選の応援演説が、民主党の「お家芸」である「ブーメラン」だとして話題となっている。
野田首相は街頭演説で何を語っていたのか?。って事で、以下に貼ってみる。

「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールが有るんです。書いて有る事は命懸けで実行する。書いて無い事は遣らないんです。それがルールです。
書いて無い事を平気で遣る。これって可笑しいと思いませんか?。書いて有った事は4年間、何も遣らないで、書いて無い事は平気で遣る。

それはマニフェストを語る資格が無いと言う風に、是非、皆さん思って頂きたいと思います。その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないと言う事です。天下りを許さない、渡りは許さない。それを徹底して行きたいと思います。

消費税1%分は、2兆5000億円です。12兆6000億円と言う事は、消費税5%と言う事です。消費税5%分の皆さんの税金に、天下り法人がぶら下がってるんです。
シロアリが集ってるんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか? 

消費税の税収が20兆円になるなら、またシロアリが集るかも知れません。鳩山さんが4年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。
シロアリを退治して、天下り法人を無くして、天下りを無くす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話は可笑しいんです。徹底して税金の無駄遣いを無くして行く。それが民主党の考え方であります」

以上が野田首相の演説なのだが、「書いて有る事は命懸けで実行する。書いて無い事は遣らないんです。それがルールです。」らしい(笑)。
野田首相は、マニフェストのルール破りを公然と推し進めているのである。

「シロアリを退治して、天下り法人を無くして、天下りを無くす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話は可笑しいんです。」と言っており、シロアリとは役人の事を指しているのだが、今はシロアリを退治する処か、シロアリの操り人形となって、シロアリに使われている訳だな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

政府の杜撰な公文書の管理が続々発覚

2012-01-28 13:34:17 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
今回は当ブログのエントリ、政府の原子力災害対策本部が議事録を作成せず政府の原子力災害対策本部が議事録を作成せずの続報に書いた通り、政府が公文書管理法に違反していた問題の関連エントリ。

東京電力の福島第一原発事故での一連の対応の中で、政府の原子力災害対策本部が公文書管理法に違反して議事録を作成していなかった問題に付いて、「フランケン」こと岡田屋(現在のイオン)の次男坊の岡田克也副総理は27日の閣僚懇談会で、同本部と緊急災害対策本部、被災者生活支援チームの3会議でも、議事録と議事概要を作成していなかった事を明らかにした。
岡田副総理は、2月中を目処に事後的な記録を作るよう関係閣僚に指示した。

また、政府は27日、東日本大震災に関連する10会議で議事録が未作成だったとの調査結果を公表。
調査は震災、福島原発事故の15会議を対象に実施し、この内「各府省連絡会議」等の5会議は要点を纏めた議事概要のみが作成され、「政府・東京電力統合対策室」「被災者生活支援チーム」「電力需給に関する検討会合」の3会議では概要すらも未作成だったと言う。

議事録・議事概要が何れも未作成なのは、これ迄に判明している「原子力災害対策本部」「緊急災害対策本部」の2会議に加え、被災者生活支援チーム等の3会議。
議事概要さえ作っていなかった原子力災害対策本部と緊急災害対策本部は、菅直人首相(当時)が本部長を務める組織だった。

岡田副総理は作成されなかった理由に付いて25日、「何処が記録を取るのかきちんとした合意が無かった。忙しくて人手も無く、記録が残されなかったのが現実ではないかと想像している」と述べ、公文書管理法には触れなかった訳だ。
岡田屋の次男坊の取り柄は、四角四面で真面目な所だと言われているのだから、こう言った問題で党利党略では無く、法律に照らし合わせて杓子定規に対応すれば、フランケンの評価も上がると思うがね。

議事録を作成しなかった事は、公文書管理法と言う法律に違反している訳だし、一連の震災対応の検証で貴重な資料となるであろう議事録が無いってのは大問題だろう。
議事録を後から作成する様に指示したってのも可笑しな話で、後から議事録を作成すると、自分達に都合が言い様に好きに書けるって事であり、そんなのは議事録では無く回顧録だわな。

議事録が無い会議とは、単なる雑談たいなもんで、まぁ、雑談が言い過ぎならば井戸端会議だな(笑)。って、笑い事では無いけどね。
そんな杜撰な会議を政府が行っていた事には驚きだが、多くの人は先進国とは思えない日本の政治レベルの低さに呆れて、嘲笑しているのではないか?。
何れにせよ、このニュースの続報に注視である。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

NTTドコモがまたまた通信障害、半年で5度目

2012-01-28 01:06:41 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
NTTドコモの携帯電話で、25日の午前8時26分頃から1時8分の約4時間半に渡って通信障害が発生し、東京都23区の内14区で音声通話やメール等のデータ通信が利用出来なくなり、最大252万人に影響が出た模様。
この問題に付いてドコモは26日午前に会見し、原因はスマートフォンの普及に伴う通信量の増大だったと発表した。

パケット通信を利用して無料の音声通話を行うスマホのアプリケーションが急速に普及した為、これらのアプリが発信する「制御信号」が25日朝から集中し、25日未明に交換したばかりの新型パケット交換機に、処理能力を上回る負荷が掛かったと言う。
新型の交換機は同時に接続できる利用者数が従来の約2倍に増えるが、時間当たりのデータ信号の処理能力は従来の約半分しかないらしく、今回の通信障害は新型交換機の能力不足が原因であり、ドコモの見積もりが甘かったと言える。

会見で岩崎文夫・取締役常務執行役員は「お客様に多大な御迷惑をお掛けした事を深くお詫び申し上げます」と謝罪し、再発防止を行う事を表明したのだが、通信障害に付いて当初は、午前9時過ぎにJR山手線で起きた車両の緊急停止の為、通勤時に会社等と連絡を取る利用者が増えたとして「JRの所為」にしていた(笑)。

最近発生した携帯電話の通信障害では、昨年5月25~26日にソフトバンクモバイルで約30時間、関西で通話やメールが利用者しにくい状態となった他は全てドコモが関係しており、6月6日に約12時間、関東甲信越で利用者しにくい状態、8月16日に約7時間、全国的にスマホのデータ通信がしにくい状態、12月20日にはNTTドコモのスマホで他人のメアドに変わるトラブルにも書いた通り、関西を中心にスマホ利用者のメールアドレス(メアド)が、他人のメアドに変わると言う前代未聞の事象が発生している。

そして、年明け早々の1月1日には、NTTドコモは電気通信事業法に違反か?にも書いた様に約1時間、スマホのメールの送受信がしにくくなる状態が2度発生。
それに関係して、NTTドコモのメールで送信エラーが20万人に未通知と言うトラブルも起こっている。
以前は携帯電話のトラブルはソフトバンクモバイルのイメージが強かったのだが、それは昔話であり、現在ではドコモの代名詞となった感があるな(笑)。って、笑い事では無いけどね。

通信障害がドコモで多発しているのは、やはり「あの国の法則発動(かの国の法則発動とも言う)」じゃのう。って、近所の爺さんが茶化して言うとりました。
それは兎も角、真面目な話をすれば、トラブルが多発する原因は、前にも何度か書いたのだが「iモード」をスマホで利用出来る様にするシステムの根本的な欠陥が原因であると専門家が指摘している。
それ故に、システムを抜本的に見直さなければトラブルが多発し、決して改善する事は無いと言われている。

よって、スマホでは「iモード」と決別する事が賢明である。と言っても、ドコモにとって「iモード」は過去の栄光であり、忘れられない日々なのである。
例えるなら「甘い蜜の様な時間を共に過ごした昔の恋人」みたいなもんだから、なかなか忘れられないと言う気持ちも判る。
しかし、である。何時までも昔の恋人と過ごした甘い恋の一時を思い出して現実逃避するのでは無く、過去の栄光を忘れ、スマホと言う新たなる恋人と快適に過ごして行くと言う風に気持ちを切り替えないと駄目だな。

「iモード」はガラケー(ガラパゴス携帯電話)のみで残して、相性が悪いスマホでは諦めて使わない方が良いだろう。
そうしないと何時までも経ってもトラブルから解放されず、消費者の信頼を勝ち取る事は出来ないのだ。
また、新たな恋人と甘い蜜の様な思い出を作れる様に努力した方が良いよ(笑)。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】