組織ぐるみで福島産の米を産地偽装して販売

今回は当ブログのエントリ、福島産の米を宮城産と産地偽装の続報と言う事で。
仙台市は16日、福島産の米を宮城産と偽って販売した等として、宮城県の米卸大手「協同組合ケンベイミヤギ」(岡部英之理事長)に対し、今月31日迄に原因究明と是正措置を取る様に指示した。
市によると同組合は、2010年11月から11年7月迄の長期間、産地の適正表示を義務付ける日本農林規格(JAS)法に違反する米を最大で85トン販売していた。

本来は学校給食向けの宮城産ひとめぼれ一等米の一部も、一般向けに流用していた事が発覚したが、精米記録が無い為に流用量や期間は不明と言う。
市などの立ち入り検査に対し、同組合は「仕入れが滞った為、倉庫に有った在庫を使った」と、組織ぐるみで不正を行った事を認めた。
宮城県も16日、米トレーサビリティー法に基づき再発防止策を行う様に指導した。

この「ケンベン」じゃなかった「ケンベイミヤギ」は、福島産のひとめぼれやコシヒカリを宮城産と偽って表示する等、悪質な手口で販売している業者なのだが、同社による産地偽装が発覚したのは11月末なのに、今頃になって「今月31日迄に原因究明と是正措置を指示」ってのは幾ら何でも遅すぎだろう。
こんなだから「お役所仕事」と言われる訳だが、もっと迅速に対応して欲しいもんですな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】