ネット爆弾(帝国ネット研究所)

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山本太郎ら反原発団体が意見聴取会に乱入

2012-01-19 18:07:21 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
経済産業省の原子力安全保安院で18日、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働に付いて、専門家の意見を聞く「ストレステスト意見聴取会」で、反原発の市民団体が傍聴室から乱入して騒動に発展、会場は騒然となった。
意見聴取会では、大飯原発の営業運転再開に付いて、技術的且つ化学的な見地も踏まえ、専門家らが出席して話し合う予定だった。

しかし、である。意見聴取会に反原発の市民団体が乱入した事で混乱。
乱入者は「福島(原発)の実態も反映しないのに、どうして安全と評価出来る?」とコメント。
会場では、大飯原発3、4号機のストレステストの一次評価を妥当とする審査結果が示される予定だったらしいが、一般人の傍聴が別室である事に反発した市民や、俳優の山本太郎らが会場に乱入したのである。

山本太郎は「是非、開かれた場所で、オープンな議論をして頂きたい。密室で決められても別室でモニターだけ見せられても、説得力無いものなんですよ。だから、是非、開かれた場所で、皆さんに後ろめたい事が無いのであれば、市民一人ひとりの命が懸かっている事ですから、是非、開かれた議論を行って頂けませんか?」と語っている。

議事進行が中断した事に付いて「ミスター直ちに」ことフルアーマー枝野幸男経産相は、「到底容認する事は出来ません。早急に検討して、出来るだけ速やかに再開したい」と述べている。
その後、経産省の庁舎内には警官隊が駆け付けた様で、室内には市民団体の約20人が残っており、委員は1~2人を残して全員が同じ階の別室に移動した模様。

山本太郎と言えば、九州電力の玄海原発2、3号機(佐賀県)の再稼働を巡っても、昨年7月11日に反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めない様に抗議活動を展開。
この抗議活動で山本太郎らは、建造物侵入や威力業務妨害等の疑いで告発され、その後、嫌疑不十分で不起訴処分となっている。

今回の意見聴取会に対する山本太郎らの意見は判らなくは無いのだが、乱入等の抗議活動を行えば、世間から見ると反原発の行き過ぎた連中が「集団ヒステリー」を起こしているとしか映らないよ。
その辺を考えて抗議活動しないと支持は得られないと思うが、過激な活動をしなければ世間の耳目を集めず、主張が知られないのも事実だから、難しい問題だわな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

原発事故直後、拡散予測を米軍には提供していた

2012-01-19 02:11:05 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
東京電力の福島第一原発事故直後の昨年3月14日、放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、文部科学省が外務省を通じて米軍に提供していた事が16日に判明。
国会が設置した原発事故の調査委員会が第2回会合を開き、文科省の渡辺格科学技術・学術政策局長が明らかにした。

SPEEDIを運用する「出鱈目、班目委員長」で知られる原子力安全委員会が、拡散の試算結果を公表したのは3月23日だが、公表の遅れによって住民避難に生かせず、無用な被曝を招いたと批判されている。
が、である。日本国民より先に、事故後の早い段階で米軍や米政府には試算内容が伝わっていたのである。

SPEEDIは放射性物質の放出量や気象データから拡散状況を予測するシステムだが、福島第一原発事故では放出量が把握出来ず、システムが機能しなかったと言われていた。
しかし、である。文科省や原子力安全委員会、経済産業省の原子力安全保安院は、放出量を仮定する等して試算し、原発の北西方向に放射線量が高い地域が広がる、所謂、ホットスポット等、実際と同様の傾向が出ていたと言う。

本来のSPEEDIの役割は、原子力関連施設で事故が起きた場合に、風向き、降水量、地形、放射性物質の特性等に関するデータを使い、放射性物質が周囲にどう拡散するかを予測し、国や自治体の避難計画策定に活用する為、多額の税金を使って運用されているシステムである。

原子力安全委員会が、拡散の試算結果を公表したのは3月23日、米軍に情報を伝えていたのは3月14日。
「タラレバ」になるのだが、もしSPEEDI情報を原子力安全委員会が3月14日に公表していたら、住民が無駄な被曝をせずに済んだかも知れない。

そう考えるとSPEEDI情報の公開が遅れた事は大きな失態と言えるのだが、当ブログのエントリ、枝野幸男がSPEEDI情報を隠蔽か?にも書いた通り、枝野官房長官(当時)が情報公開を統制する様に指示した事が一番の原因か?。
今後、政府と国会の二つの事故調査委員会で、当時の状況が検証されるのだろうが、情報公開に付いての詳細が知りたいもんだ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】