墓地で待ってた猫

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10月03日(火)
町内ご近所でおこる話し (40)
墓はいずれ無縁仏に
 
 お彼岸に参れなかったので本日墓参を企てた。歩いても30分から40分で行ける近さで散歩にも使っているコースである。地図のSを出て赤線に沿って,WとAを経由して墓地Gにつくコースである。T地点からトンネルに入れば四角形の1辺なのですぐにつけるが排気ガスを吸わずには通れない。今日は雨模様なので自転車を使った。 

 町中に伸びた山の端(山の稜線の終点)を見ながら歩くコースである。第一コーナーのW地点は昔スキー場と同じリフトがあって,その上の遊園地に通じていた。今は岩壁に水が流れる滝にしてある。
 第二コーナーのA地点の山肌が褶曲を示している。その上に秋葉神社が町民を守っている。ここまで来ると,この山の端がうらめしい。これがもっと引っ込んでいたら墓地が近いのにといつも思う。しかしこの山は南北2km,東西5kmある地球上の突起である。山肌が見えるところはそんなにない。ありがたく拝むくらいの気持ちがあってもいいと言い聞かせる。

 終点の墓地は100m四方余の広さで住宅地と隣接している。囲いはなく,四方八方が入り口である。斎場の建物と墓地の間に来ると,子猫のお出迎えがあった。「待っていたよ」とばかりに足元に絡み付いてくる。顔は大猫にやられたのか傷だらけであった。拾ってくるわけには行かないので,そのまま別れて,我が家の墓地に着いた。いずれこの墓も訪れる人がなくなるだろうと,周りの墓と比較しながら帰ってきたのである。
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