総理の名前書けますか

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10月05日(木)
故きを温めて新しきを知る (14)
名は自分以上に大事である
 
 自己の名前は自分で付けたわけではないので,どんな名前であろうとも恥ずかしいこともなく自慢することもない。親からもらったIDであることには違いがない。しかしもらったことを忘れていつの間にか自分の分身となり,その名前が一人歩いてゆこうものならすぐに後を追いたくなる。紙に書かれた自分の名前を踏みつけられれば怒鳴りたくなるのが普通だ。

 教える立場の者が自分の名前を学生たちは果たして知っているのか,知らずに受講しているのか,期末のテストに出されたことがある。4肢選択問題で漢字2文字を2種類作って組み合わせると4通りになる。その中から正解を一つ選ぶというもの。先生には教えた内容以上に重要なことであったのであろう。知らない学生には単位が出なかったかもしれない。そんなことはないだろうが,名前は自分自身であるから顔と変りがない。普段授業に出たことがない学生がせめて名前ぐらいを知っていたら褒美に点をやろうとされたに違いない。
 5人の18歳の若者たちに総理大臣の名前を書けるかきいてみた。「あべしんたろうだ・・・/」「いや,あべしんぞうだ」こんな声から始まって,書いた紙をそれぞれ見せてくれた。2人は正しく書けたが,『安部』とか『普三』,『普造』まで飛び出してきた。確かに難しい。私は『阿部』だと思っていて不確かなのでインターネットサイトを探してみると,『阿部』を使ってる人もいた。前首相に比べると今度の首相は名前が難しい。面接試験に出そうだよと話を結んだ。

 アルファベットの国なら音だけで”Shinzo Abe”とやっていれば通用するが,日本国内では名は人を表すので正確に名前を表記しなくては通用しない。書かれたほうは間違いであればそれは自分ではない他人のことと思う。まず政府は「あべしんぞう」という音だけでなく,『安倍晋三』をわかりやすく国民に浸透させなくてはいけない。
安心が倍増する政府であり,任期がすすむ(晋)と三倍にもなると。
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