土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

カタクリ

2006年03月21日 | 植物
カタクリ(ユリ科)

1970年発行の「茨城の植物」(鈴木昌友)では全県下の山地に見られるとありますが,現在では非常に限られた場所でしか見られないと思います。まだ咲いてないだろうなと思っていたら,あぶなくタイミングを外すところでした。まだ蕾のものもありましたので,もう1回ぐらい撮影チャンスがあるかな?

片栗粉の原料だったというぐらいだから,昔はけっこうたくさんあったでしょう。野草愛好家がこれを栽培するのは非常に難しいらしく,実生以外にふやす方法はないそうです。実生から花が咲くまで10年近くかかるということですし,自然に咲いているものを撮ることで十分じゃないでしょうか。スプリングエフェメラル,花も葉もあっけなく溶けてしまうこの花が,私はとっても好きです。


カントウタンポポ

2006年03月19日 | 植物
カントウタンポポ(キク科)

タンポポといえばセイヨウタンポポばかりが目につくようになってしまいましたが,まだまだ在来種も頑張っています。カントウタンポポは総苞がそりかえらないのが特徴です。まだ時期が早いのか,1株だけしか見られませんでした。例年は4月半ばごろからが最盛期だと記憶しています。