土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

小田城址

2009年07月14日 | 歴史
小田城址

小田城跡は昭和10年に国の史跡に指定されました。昭和13年に建てられた史跡を示す石柱です。


小田城は,1189年常陸国守護に任じられた八田知家を祖とする小田氏の居城として鎌倉~戦国時代に整備されました。


南北朝時代には南朝方の関東における拠点となり,北畠親房が「神皇正統記」を著した城としても知られています。


戦国時代,小田氏は佐竹氏などと争い,1569年の佐竹軍小田城総攻撃で落城しました。以後,何回か奪回作戦を試みたようですが失敗し,小田城は佐竹氏が支配するところとなります。


1602年,佐竹氏の秋田移封により,小田城は廃城となります。

つまり,小田城は戦国時代の終わりとともに主を失い,遺跡として現存していることになります。






案内板の地図によると,かつて関東鉄道筑波線(地図上の茶色の線)が城跡の真ん中をつっきていました。
平成26年頃には,発掘調査や復元整備工事が完了し,歴史広場としてオープンするようです。