土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

宍塚般若寺

2007年03月02日 | 土浦
宍塚般若寺

宍塚般若寺(龍王山般若寺)は土浦市宍塚にある古刹です。かつて存在した龍王山古墳の跡にあるということです。現在の山門です。昔は下のような藁葺きでした。


釈迦堂

今は崩壊してありませんが,かつては釈迦堂があり,花祭りには多くの人で賑わったとのことです。

沼尻墨僊筆の馬頭観音

土浦藩の地理学者沼尻墨僊の筆になる馬頭観音の碑が入り口にあります。

銅鐘

国指定重文(戦前は国宝)の銅鐘です。鎌倉大仏を造った丹治久友の銘があります。桜川・霞ヶ浦の河岸に位置した般若寺と鎌倉幕府の深い結びつきを物語っています。


木造釈迦如来立像

県指定の文化財です。この寺は国・県・市指定の「文化財」だらけです。

結界石

修行の場である寺に結界を結ぶために四隅に建てられたもののようです。「大界外相」の文字が見えます。現在寺には一つしかありません。(県指定)
昔は下のように展示されていました。


石造五輪塔

鎌倉時代の高僧のお墓のようです。(県指定)

佐野子五輪塔

近くの佐野子というところには,室町時代の惣墓の中に五輪塔があります。(市指定)