雑居空間
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 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Armageddon's Blade」のキャンペーン「Dragon Slayer」のシナリオ4、「Azure Dragons」をプレイしました。



Azure Dragons

Defeat the great Azure Dragons within six month for eternalfame. Once you have slain this ancient beast you will have proven yourself to be a Dragon Slayer extraordinaire. Failure means death of Dracon and eternal branding as a foolish child.


 シナリオの目的は、6ヶ月以内に、Azure Dragon を退治すること。マップサイズはLで、難易度はImpossible。チームカラーはRed で、敵チームはありません。このキャンペーンのスタンダードですね。
 シナリオ開始前に、2 Titans か、10000 Gold か、10 Gems からひとつを選択します。2 Titans を雇用するには10000 Gold と4 Gems が必要なので、単純に考えて2 Titans を選択するのがお得でしょうか。



 まずはDracon の独白から物語は始まります。

I have found a nest of mighty Azure Dragon. I have also found my destiny. Azure Dragons do not nest for long and commands an entourage of dragons of all colors. The task is great, but I am determined.

 さらに、ゲーム開始後、以下のメッセージが届きます。

"It is now time," you tell yourself as you prepare for the long journey. You have been waiting for this moment for a long time. Gathering all of the courage you can muster, you set out to face the last challenge that will make you the best Dragon Slayer of them all... the Azure Dragon.

 時は来た。
 遂にAzure Dragon の巣を発見したDracon は、最強のドラゴンスレイヤーとなるべく、強大な力を持つAzureDragon に挑むのでした。Azure Dragon は、全ての色のドラゴンを従えているらしいのですが……。

 こちらの本拠地はマップ南東部にあるTower 。このTower はかなり開発されていて、ほとんどの建物が建設済みなのですが、Mage Guild、Library、Wall of Knowledge、それから何故かUpg. Golden Pavilion がなく、しかも建設することもできなくなっています。呪文は大体覚えているので問題ないですけど、Naga Queen だけが雇用できないというのはなんでだろう?
 初めからDracon が所持しているものに加え、町にもそれなりに軍勢が揃っていますので、序盤からガンガン進んでいけそうです。

 まずはView Earth でマップの確認です。



 マップ北部に雪原が広がり、マップ南部は荒野。雪原は一本道なので、そこをずーっと進んだ先にある北東の緑地がAzure Dragon の巣ということになるのでしょうか。ところどころ途切れているので、Monolith かなにかで繋がっているんでしょうね。
 本拠地のすぐそばに雪原に入るためのPurple Border Guard がありますが、Purple Keymaster's Tent はRust、Black、Gold、Ghost といったドラゴンが駐留するGarrison によって塞がれています。当面はここを突破するのが目標ですね。

 3日目にDracon は、この辺りの町がとても原始的で、Mage Guild がまったく無いということに気がつきます。それからもうひとつ、この周辺にはSpell Point を回復させる手段も無いので、魔力を使う際には充分気をつけなくてはならなそうです。
 ……Mage Guild は別に無くてもいいのですが、Spell Point を回復できないのは痛いですね。強敵と戦う際には呪文の力は必要不可欠なのですが……。一応、毎日1ポイントの通常回復はできるようなので、ケチケチやっていくしかなさそうです。

 まずはマップ南部を探索。本拠地以外にTower が3つあり、それを順番に攻略していきます。ただ、Titan などそれなりに強いヤツラが町を守っていたりしますので、節約しなくてはと思いつつも、呪文の力に頼らなくてはなりません。呪文をケチって無駄に軍勢を消耗させては本末転倒ですしね。
 Tower を3つ落とした段階で、丁度1ヶ月が経過しました。
 続いて、野良Creature を倒しつつ軍勢を蓄え、ドラゴンが巣くうGarrison を突破。Purple Keymaster's Tent を訪れて、雪原地帯へと踏み込んでいきます。ここまででおよそ2ヶ月が経過。ドラゴンとの戦闘は案外楽でしたが、逆にいえば、ちょっと軍勢を溜めすぎたという可能性もあります。トリッキーなシナリオはバランスの加減が難しいです。



 資源回収用Hero を従えながら、Dracon は雪原をぐんぐん進軍していきます。基本的に一本道なので、特に迷うことはありません。でも、本拠地から増援を送るのも大変そうです。本拠地の近くに、Light Blue Border Guard に塞がれてはいますが、Two Way Monolith があります。おそらくずーっと進軍していくとLight Blue Keymaster's Tent があって、このMonolith で前線と連絡できるんじゃないかと思います。それに期待して、そのルートが開通するまでは、Dracon には現状の軍勢でなるべく頑張ってもらいたいところです。

 通路を進んでいくと、いよいよ来ました、ドラゴンの登場です。第1の関門は、A Throng of Green dragons。30 Green Dragons ×5という陣容です。まあ強いことは強いのですが、所詮ドラゴンの中では下っ端のGreen Dragon。この程度なら呪文を使わなくても勝てます。でも、呪文をケチると、その分だけ損害も出てしまうんですよね。Azure Dragon はまだ見たことが無いので、どのくらいの余力を残さなくてはならないのかよくわからないのも不安です。

 続いて登場するのは、A Hord of Red Dragons。25 Red Dragons ×3という陣容です。とりあえず、ドラゴンが強い種類になるにつれて、ちゃんと数が減ってくれているので助かりますね。「Blood of Dragon Father」でもそうでしたが、実際少数の強いCreature よりも、多数の弱いCreature の方が厄介なことが多いですしね。
 で、Red Dragon は1ターンではこちらのCreature がいるラインまで接近することができないので、無傷で勝利。あれ? Green Dragon のときは、何故損害が出たんだろう? 部隊数が多いからか。
 Red Dragon を倒した先から、One Way Monolith でワープして、また雪道を進んでいきます。

 行軍中に、Dracon の軍の間で不安が広がっています。無理もありません。これまでも困難な戦いが多くあり、その結果、多くの仲間が倒れているのですから。そしてこれから挑もうとしているのは、過去に例の無い強敵・Azure Dragon です。
 しばしの休憩の後、ようやく兵たちは行軍を再開しました。しかし本質的な問題は、けして取り払われたわけではありませんでした。Dracon の前途には、暗雲が立ち込めているようです。

 さらにうねうねと進み、3番手のドラゴンはA Throng of Gold Dragons。20 Gold Dragons ×5という陣容です。あれ? Red Dragon よりも、数多いじゃん! しかもGold Dragon は移動力があるため、最初のターンからこちらのCreature を攻撃することができるのです。これまでよりも、遥かに被害が大きいですよ。
 それでもどうにか勝利を収め、先に進もうとしたとき、Dracon は地面に落ちていた血にまみれた青いウロコを発見しました。青いウロコ、すなわち、Azure Dragon のウロコのようです。それを見たDracon は、Azure Dracon だって出血するのならば、当然殺す事だってできるはずだと考えます。軍勢の士気は必ずしも高くはありませんが、この考えを軍のみんなで共有することができれば、Azure Dragon 狩りのために大いに有用となるでしょう。



 Gold Dragons を倒した段階で、3ヶ月が経過。ペース的に、どうなんでしょう?
 そのすぐ先に、こんどはA Hord of Black Dragons が登場です。数は29、28、28の三部隊。強敵は強敵ですけど、やっぱり敵の数が少ないと気が楽ですわ。
 Black Dragons を倒した先で、本拠地近くにワープするOne Way Monolith を発見します。今回は戻っている暇はなさそうなので、あんまり使い道はないと思うのですが、とりあえず増援を届けに来たHero を本拠地に返し、改めて増援部隊を輸送させることにします。
 さらに進んだところで、Tower を発見したので攻略します。これで、Town Portal を使って、本拠地と前線との行き来が可能になりました。でもSpell Point を節約しなくてはいけないので、Town Portal を使用するのは、残りの敵の数が明確になってからですね。それまでは、この町単体での軍勢の補充のみの利用に留まることになりそうです。

 さらにずんずん進んでいくと、今度はA Throng of Red Dragons です。が、その戦闘の前に、Dracon は以前見つけたAzure Dragon のウロコをバラして、兵士たちに分配しました。彼らは皆、そのウロコをお守りとして身につけています。恐怖心が完全に払拭されたわけではありませんが、最強と言われている者さえ死を免れることはできないという事実を具体的な物として知ることで、Dracon 軍の士気は大いに高まったのです。

 で、改めてRed Dragon との戦いですが、向こうは33、33、32、32という4部隊編成です。しかし、なぜかRed Dragon は、こちらに近づいてこない等のアホな動き方をしてくれたので、今回も無傷で勝利を収めることができました。

 その先で、またまたOne Way Monolith を通過。待ち受けていたのはA Throng of Black Dragons で、34が2つ、33が4つという編成です。なんかちょっとずつ、ちょっとずつ、強くなってきますね。
 このクラスだと、結構被害も大きくなってきます。普段はあまり気にしていないのですが、こうやって連戦していると、Green Dragon、Red Dragon と、Gold Dragon、Black Dragon との実力差というものをかなり感じますね。一番大きいのは、1ターン目にこちらを攻撃できるところまで移動できるかどうかですけどね。

 途中みつけたRed Keymaster's Tent を訪れて、Red Border Guard を通過。その先にあったMonolith も通過します。そのMonolith のそばで、念願のLight Blue Keymaster's Tent を発見しました。これで本拠地と前線がつながりますよ。でも、肝心のMonolith のもう一端がどこにあるのか、まだ不明なんですけれどね。
 この時点で4ヶ月が経過。ペース的には順調だと思うのですが、残る問題は、Dracon が増援部隊と上手く合流できるかどうかです。やっぱり連戦はキツイっす。



 Redwood Observatory で視界が広がったため、マップの北東の隅にA Throng of Azure Dragons の姿を見ることができました。物理的な距離は結構近いですが、問題はそこに至るまでに、あとどれくらいのDragon が立ちふさがっているかですね。
 で、言ってるそばからSwarn of Gold Dragons の登場です。36が5つと、35が2つで、計250体。うわー、やべー。
 ウチで最も攻撃力のあるTitan に対する攻撃優先順位が低かったためどうにか勝つことができましたが、こちらはTitan とMaster Geny 以外のCreature がほぼ壊滅。増援部隊と合流しないと、これ以上のドラゴン系との戦闘はきつそうです。
 しかしのそのすぐ先でTower を発見。守備隊もそれなりに協力ですが、町を落とすと落とさないのとでは大違いなので、呪文も使いつつ、頑張ってなんとか攻略に成功します。あー、もー、Town Portal 使っちゃおうかなー。
 ですがそのTower のすぐ先に、本拠地付近のMonolith と行き来できるTwo Way Monolith を発見しました。あー、助かったー。これまでの間に、本拠地ではかなりの数の軍勢が溜まっていますので、Dracon 軍も一気に復活することができました。これでなんとかなりそうです

 さらに行くと、今度はA Throng of Rust Dragons の登場です。あー、こいつが出てきたということは、そろそろゴールも近そうですね。
 派手さは無いもの、しかしRust Dragon は流石の実力者。やっぱり、かなりの損害を受けてしまいます。せっかく補充したばかりの軍勢もガリガリと削られ、Master Gremlin やObsidian Gargoyle なんかは、ホント一瞬で消え去ってしまいます。Enchanter も、一般的なレベルからすれば弱くはないのですが、このクラスを相手にすると、ひ弱と言わざるをえません。しかし、ひ弱なCreature が攻撃を受けている間、頑丈なTitan、Giant、Iron Golem といった辺りが頑張ってRust Dragons を撃破。Quest Guard を抜けて、いよいよ北東の緑地エリアに突入です。

 まずは入口付近に陣取っている、A Hord of Azure Dragons との戦闘です。



 遂にその姿を現した、Azure Dragon。能力値で言えばすごく強い! のですが、特殊能力が相手を恐怖で動けなくするという地味なものなので、それほど嫌になるというわけでもありませんでした。Health が1000もあって、攻撃しても攻撃してもなかなか数が減らないという点は困りますけど、じっくりと攻撃して少しずつ数を減らし、どうにか打ち倒すことに成功します。

 北東の緑地帯にはあまり大したものはなく、残るは北東隅にたたずむ、A Throng of Azure Dragons と、その奥にいて多くのGold に囲まれている、A few Azure Dragons のみ。ここまでの経過日数は4ヶ月と1週間と3日なので、時間は充分ありそうです。



 まずはA Throng of Azure Dragons との戦闘。70体超のTitan をもってしても、一撃では9体のAzure Dragon しか削ることができず、これはもう我慢の勝負です。
 「減らねーなー、減らねーなー」と思いながら執拗に攻撃を続けていましたが、それでもやっぱり一応は減っていたようで、どうにかこれを退けることができました。

 そして、多量の金塊に囲まれた、最後のAzure Dragon との戦いです。



 こいつは僅か1体ながら、気丈にもTitan に攻撃を仕掛けてきます。しかし1体だけでは明らかに力不足。その攻撃を受けた後、Titan の反撃でAzure Dragon を粉砕、遂にDracon は、真のドラゴンスレイヤーと呼ばれるべき偉業を達成したのです。





 クリア日数は4ヶ月と1週間と5日なので124日。キャンペーンのラストシナリオの割には、案外すんなり終わってしまいました。慣れもあったかもしれませんが、キャンペーン中、一番簡単だったような気がします。
 簡単だった最大の理由は、町があらかじめ開発済みだったことでしょうね。資金を全てCreature の雇用に回すことができましたので、戦闘面で大いに助かりました。Spell Point を回復する手段が無いのは痛かったですけど、Mage Guild が建設できないということも大したディスアドバンテージにはなりませんでしたしね。

 そして、キャンペーン「Dragon Slayer」もこれで終了です。Total Time は490、Final Score は1525、Rank はCyclops でした。クリア日数的には頑張った方ではないでしょうか。
 全体的には、かなりキツかったけど、プレイしていて面白かったキャンペーンですね。敵チームがなく中立の軍勢を相手にすることが多かったので、ゲームというよりはパズルとしての面白さが強かったと思います。その分、未知のエリアで思わぬ強敵に出くわした場合など、「嵌められた」感が強く、ちょっと理不尽な思いもしましたけどね。
 難易度とは別に、一番大変だったシナリオは、敵が攻めてくる「Rust Dragons」でした。敵が固定されていれば自分のペースで戦うことができますが、敵が能動的に動くとなると、1ターンのタイミングのズレが命取りになることもありますからね。

 最後は、Dracon の独白で物語が締めくくられます。

My victory is hollow. I do not understand why. I have accomplished what only the elite dream. In my private moments, I have felt this beast would be the key to unlock a long sought personal contentment. I was wrong. My disatisfaction stirs and I wonder, what is next.

 念願叶い、Azure Dragon を制したDracon。しかしその心には、何とも言えない空虚感が溢れていました。ドラゴンと戦うこと。それこそが、Dracon の心を満たすためのキーだったのです。
 果たして次は、どんな相手と戦うことになるのか。Dracon は今後も、血塗られた戦いの道を歩みつづける運命にあるようです。



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