雑居空間
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 ちょっと過ぎてしまいましたが、6月4日は虫の日。と、いうわけで、MacとWincows 両用のCD-ROM「むしむしQ」(NHKソフトウェア)をプレイしました。





 「むしむしQ」はかつてNHK教育で放送されていた、むしさんたちとクイズで遊んじゃう番組です。基本的には虫たちが出題するクイズが中心なのですが、その合間に変な虫を紹介するコーナーや、歌のコーナーが差しはさまれていました。
 実は番組の正式なタイトルは「なんでもQ」なのですが、虫にフィーチャーしていた初年度は「むしむしQ」というサブタイトルで放送されていました。2年目には「むしむしQ」だけでなく、動物をフィーチャーした「あにまるQ」が加わり、3年目以降はそれらが合体して「むしまるQ」、「むしまるQゴールド」と進化。さらに5分番組として再編集された「ぴりっとQ」が放送されたりもしました。

 本作はその1年目に放送されていた「むしむしQ」をソフトウェア化したものです。
 昔のソフトなのでWindows95 用なのですが、ウチのWindows10 で無事に起動することができました。Quick Time のインストールにちょっと手間取りましたけどね。



 ちなみに、パッケージに書かれている「楽しいオマケ」とは、「むしむしQ」に登場する虫たちの指人形です。
 さすがにもったいなくて、切り取ることはできません。





 ソフトを起動すると、番組でも使用されていたむしむしQ のオープニング映像が流れ、ムービーが終了するとメニュー画面が登場します。

 まずは中央、「なんでもQ」のMCである「うらら」をクリックすると、メインであるクイズを遊ぶことができます。



 うららの周りにずらっと並ぶ12種類の虫たち。カマキリ、タガメ、カブトムシ、ガ、ハチ、ホタル、クモ、コオロギ、セミ、トンボ、アリ、チョウ。クリックした虫に関連した問題が出題されます。



 例えばカブトムシの「かぶと山」は、カブトムシ関係の問題を出題してきます。出題されるのは、番組で実際に使用された問題です。
 はたして、カブトムシにハネはありやなしや?



 問題は三択。これも番組と同様の選択肢です。





 うららにより正解発表があり、正解するとそれに関する解説ムービーを見ることができます。



 ハズレだと、番組では使われていない本作オリジナルの短いハズレムービーが流れます。
 このハズレムービーがまた、結構シュールで面白かったりするんですけどね。





 右側にいるカブトムシのかぶと山アイコンをクリックすると、ぬり絵をプレイすることができます。



 ぬり絵の種類は、問題を出題する(蜂のミャーミャーズと蛾のまゆこちゃんを除く)10種の虫たちと、うらら、そしてなにも描かれていない白紙ページの12種類。
 右側に色パレットが並んでいます。使用できるツールは、細、中、太の三種の鉛筆と、同一色のエリアを一気に塗りつぶす塗りつぶしツールに、ひとつ戻るアンドゥ。そしてうららのアイコンで、全てリセットして白紙に戻すことができます。



 まあ、鉛筆ツールで塗るのは面倒くさいので、塗りつぶしツールくらいしか使わないんですけどね。



 画像は全て最初に設定したフォルダに自動で保存されるので、途中でやめても再起動したときには以前と同じところから再開できます。また、それはそれとして、任意の時点で画像を保存することもできます。ただ、保存すると同じファイル名で上書きされてしまうので、同じ線画で色違いの画像を保存したいときは、適宜ファイル名を変更するなどする必要があります。





 続いてメニューの左側、「まめおくんのたくはいピザ」。
 主人公はクイズ出題者の一人、アリのまめおくん。宅配ピザをやっているまめおくんを手伝い、お客さんに満足してもらうピザを作るゲームです。



 今回のお客さんはかぶと山。注文が入るのですが、お客さんは「いつものアレ」と言うばかりで、具体的に注文してくれません。なので、虫ごとにどんなピザが好きなのかを考えなくてはなりません。



 トッピングできる具材は11種類。この中から虫の好きな2種類を選び、ピザに乗せていきます。
 まあカブトムシなら、大体この辺りでしょうか。



 できあがったピザはまめおくんが配達。無事にお気に入りのトッピングができていれば、お客さんに満足してもらう事ができます。



 こんな感じで変なトッピングをしてしまうと……。



 大激怒。

 なお、1種類だけ正解すると、怒らないけど、なんか中途半端で微妙な評価になります。





 次は上にある、「へんなむしスロットマシーン」。
 「むしむしQ」ではミニコーナーとして、世界の変わった虫を紹介する「でてこいへんなむし」というものがあったので、それを踏まえたものとなっています。



 これはスロットマシーンなのですが、虫の頭、胸、腹の三か所が回転します。適当なところで止めてなるべく変な虫を作るというゲームです。



 何も考えずにポンポンポンとタイミングよくボタンを押すと、普通に変じゃない虫ができちゃうのですが、これでは失敗。普通の虫ではポイントをもらうことはできません。



 うまくずらしてスロットを止めることで、なるべくバラバラな虫を作っていきます。
 頭だけ違う場合は2ポイント、胸だけ違う場合は5ポイント、腹だけ違う場合には10ポイント、それぞれゲットすることができます。



 そして3つ全部が違う虫を作ることができれば、大盤振る舞いの50ポイント。このときに流れる「すちょぽろぽろ、すちょぽろぽろ、すちょぽろぽろ」というセリフが妙に耳に残ります。



 999ポイントに到達すると、一応クリアです。





 最後は下にあるドラキュラの「うたのコーナー」。



 「むしむしQ」の歌のコーナーは、このドラキュラがDJを務める「ソウル・バンパイア」という名前で、ドラキュラが曲を紹介するという体で進行していました。
 番組中で実際に流れた、「イモムシロック」、「ケンカだケンカだ」、「ビバ!カタツムーリ」、「カラオケ・オケラのカラオケラ」、「フンフンフンコロガシ」、「ダンゴ・ダンゴムシ」、「カマキリのかあちゃん」、「まったくまったくまったクモ~」の8曲を、番組の映像とともに聞くことができます。



 また、バンパイアの下にある5つのアイコンをクリックすることで、曲に合わせていろいろな音を鳴らすことができます。



 和風なら拍子木や太鼓、ロック調ならエレキギターやドラムなど、曲調によって鳴らせる音が変わります。

 「なんでもQ」で流れていた歌は、後年には洋楽のパロディが増えるなど徐々になんでもアリになっていきます。「むしむしQ」の頃はまだ「ザ・子供向け」みたいな曲が多いのですが、それでも後半にはだんだんタガが外れてきて、変なというか、教育的な要素だけじゃない歌も出始めていますね。
 個人的に好きなのは、富沢美知恵とザ・サーフスパイダーズの「まったくまったくまったクモ~」です。ただ、歌としては良いけど、クモの生態としてせっかく捕らえた獲物を見逃すわけがないという点は不満に思うのですが。



 フォルダの中にはおまけフォルダがあります。3種類のスクリーンセーバーが収録された「むしQセーバー」、むしむしQのキャラクターを利用した「むしQアイコン」、そして「オクトばあさんの占い」が入っています。





 ま、こんな程度ですけど。

 ちなみに、本CDのフォルダの中身をのぞいてみると、おまけフォルダ以外にも、歌やセリフなどがそのまま音声データや動画データとして転がっていたりします。
 なので、クイズのハズレ動画なんかは、フォルダからダイレクトに見て、全部視聴しました。なんならクイズの正解ムービーなんかも、直接見ることもできます。



 「なんでもQ」は大好きな番組だったので、放送していた当時は毎週チェックしていました。子供向け番組ではあるのですが、ちょっと頭のネジがゆるんだような、変なノリがあったんですよね。最初は1回、たまたま見かけただけだったんですけど、それで一目ぼれして、何年も見続けることになってしまいました。
 久しぶりに「むしむしQ」の世界に触れ、なつかしいのと同時にテンションも上がってきました。このトンチキな雰囲気は、頭の中をシェイクするにはもってこいです。

 それじゃ、むしむしパワーで、すちょぽろぴーん!


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