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 函館旅行2日目。函館市の西部に突き出した陸繋島である函館山に登ってきました。





 スタートはJR函館駅。函館駅前から函館山のふもとまで函館市電で移動できるのですが、せいぜい2㎞弱程度なので歩いていきました。
 駅前から函館山を見上げることができます。この日は曇りの予報だったので、比較的涼しく登れるかと思っていたのですが……。



 てくてく歩いて函館山のふもとに到着。函館山にはロープウェイがあり、山頂まで一気に登ることができます。当然、今回は使用しません。



 ロープウェイの駅から少し上った辺りから、山道に入っていきます。



 入口付近にあった地図。
 いろいろなルートがありますが、函館山は南北に細長いのでそこを縦断していくことにします。
 現在地はほぼ中間点にあるので、まずはエゾダテ山コース(F)、宮の森コース(E)を通って南へ移動。最南端にある立待岬へ行った後、七曲りコース(I)から登り、あちこち寄りながら函館山に登り、観音コース(J)で北に下りるという予定です。



 と、いうわけでまずはエゾダテコースを進みます。
 観光地なのでもっと歩きやすいかと思っていたのですが、普通の狭い山道でした。



 草に埋もれた椅子とテーブル。歩き始めで疲れていないということを差し引いても、ここにはちょっと座れないなぁ。



 少し行くとエゾダテ山の山頂に到着。
 エゾダテ山は標高129m。登り口からの比高は60m程度。まだまだ余裕です。
 こちらのイスとテーブルはまだ利用しやすいですけど、空のペットボトルが転がっているのはいただけませんなぁ。



 エゾダテ山を越えて少し行くと、碧血碑という碑が立っています。これは函館戦争における旧幕府軍の戦死者を祀っている慰霊碑です。その数、およそ800名ほど。
 「碧血」とは、「義に殉じて流した武人の血は3年経つと碧色になる」という中国の故事によるものだそうです。



 碧血碑からさらに南へ。ちょっと道を間違えたのですが、まっすぐ進んで左の階段を下りたら町へ下りてしまうので、右の道を進むのが正解です。



 とはいえ、右の道もすぐに車道に出ちゃうんですけどね。





 車道を少し進むと、七曲りコースへの登り口が現れます。少し前に土砂崩れがあったため、簡易的な階段で補強されています。



 一旦そこを離れてさらに南へ。函館山の南東に突き出した立待岬を目指します。



 と、いうわけで、立待岬に到着。



 振り返るとこの後登る予定だった鞍掛山が見えます。







 展望デッキが設置されているので、ぐるっと一回り。





 七曲りコースの登り口まで戻ってきました。



 七曲りコースに入ってすぐに、立待岬から見えた鞍掛山へのルートがあるはずだったのですが、立ち入り禁止の看板が立っていたので、諦めました。
 でも、YAMAPの他の人の山行記録を見ていると、割と鞍掛山まで行っている人も多いんですよね。みんなこういうの気にしないのかなぁ。



 改めて、七曲りコースへ。



 七曲りを登りきると地蔵山に到着。この電波塔が目印です。
 地蔵山は標高280m、登り口からの比高は200mほど。いくつかある函館山への登り口の中で、この七曲りコースがいちばん傾斜がキツイみたいなことをどこかで見た気がするのですが、しっかりと九十九折れになっているので、それほどきつくは感じませんでした。
 ただですね、このあたりから陽が差し始めて、徐々に暑くなってきたんですよね。時刻は9時過ぎくらいです。





 地蔵山の先には千畳敷という平地があります。ここからしばらくは、アップダウンはあまりありません。



 千畳敷から見下ろす函館の街。ちょっと角度は違いますが、日本三大夜景のひとつにも数えられているあの有名な風景です。



 函館山は函館湾にふたをするような所に位置しているため、明治時代には多くの砲台が設置されており、この辺りには千畳敷砲台跡があります。メインルートから少し離れたところを歩くことになりますが、千畳敷砲台跡を巡っていきます。

 まずは千畳敷の奥にある階段から、戦闘指令所跡へ。



 戦闘指令所に到着。





 内部はこんな感じ。ここから砲台に砲撃指令を出していたんでしょうかね。

 登り的にはそれほどでもなかったのですが、日差しが強くてかなり暑くなってきました。丁度日陰になる場所だったので、ここでちょっと休憩していきます。



 指令所から少し離れたところにある砲台跡まで移動。





 千畳敷砲台。結構広々としていますね。



 一部、立ち入り禁止のエリアもあります。



 そしていまさらですが、千畳敷砲台の案内図がありました。
 さっきの砲台は第2砲台ですかね。



 案内図にも乗っていた、十一番観音。隣にあるかすれかけた看板によると、新雪山上醍醐時の準提観世音、だそうです。
 最初はこの観音様もいろいろ見て回っていたのですが、函館山全体に何十箇所と散らばっているようなので、途中からチェックするのを止めました。



 函館市街を眺めて。



 少し移動して、第一砲台。





 山道に戻り、北を目指します。
 ルートから外れたところにピークがある牛の背山の近くに、牛の背見晴所という展望スポットがありました。



 でも、木がちょっと邪魔ですね。もっと見晴らしのいいところもありそうです。



 多分このあたりが牛の背山。標高は288m。
 ピークへ至るルートはなかったので、登りはしませんでした。



 この辺りからいろいろな道が混じり始めるので、改めて、ルートマップを確認。
 とりあえずなるべく多くのピークを踏みたいので、まずは汐見山コース(K)を少し下って汐見山へ。そこから引き返して函館山山頂(この地図では御殿山)を目指します。
 その後、北西にある入江山へ行き、引き返して北東にある薬師山へ。最後に観音コースから下っていくという感じで進みます。



 交差点にある休憩ポイントから、汐見山コースを下ります。
 下ると言っても、汐見山までなので、それほど多く下らなくても済む(その分登り返しも楽)はずです。



 危険そうな看板もありましたが、ロープなどもあってそれほど危険という感じでもありませんでした。さすが観光地。



 そんな感じで汐見山に到着。特に山頂標識も見当たらなかったし、あまりピークっぽい感じもありませんでしたね。



 眺望も特にありません。





 汐見山コースから引き返してきました。見上げると函館山の山頂が見えます。

 もうほんのちょっとで函館山なのですが、長くなってきたので一旦区切ります。続きはまたそのうちに。


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