百醜千拙草

何とかやっています

解散封じ

2011-06-28 | Weblog
田中田中良紹さんのコラム、「想定どおりの退陣劇」を読みました。
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_266.html

私のような性急な一般人は、コラテラルダメージがでても、とにかく空きカンを一秒でも早く辞めさせることに集中すべきではないか、と考えるわけですが、この国家危機の状況にあって、空きカンがもしも解散権を行使して、解散総選挙が行われた場合、相当な政治的混乱が起こるのは間違いないです。民主党は惨敗、しかし、前回、自民を見限った人がまた自民に入れるとも思えないので、結局過半数を取れない小政党ばかりになり、政権運営のために連立を組まざるを得なくなる、そう思います。そのような理念も方針も違う党を集めて、安定した政権を立てて長期的視野をもって危機に当たる、そんなことができるはずがありません。とくに民主党党員であれば、反カン、親カン(そんな人はもはやいないでしょうが)を問わず、解散はどうしても避けたいと思っているに違いありません。
 如何に解散権を封じて、空きカンを辞めさせるか、それに腐心しているので、なかなか事が進まないのだそうです。田中さんの解説によると、あの不信任案決議の前夜に「騙された」鳩山氏、あれは騙されたフリをして、空きカンのペテン師を喧伝するための空きカンへのワナだったという可能性もありそうです。(鳩山氏には悪いですけど、鳩山氏に、騙されたフリをして相手を騙すような芸ができるとは思えないのですが)
 確かに、多分、現在の国会議員で空きカンを信頼出来る人間と思っている人はゼロでしょう。週末、閣僚、党執行部が空きカンを早く辞めさせる方針をあらためて確認したとのニュースもありました。そして、それから大多数の国民、それから、これまで官房機密費か何かもらっていたのか妙に空きカン政権を擁護してきた毎日や朝日の論調でさえ変わって来て、マスコミも辞めろ,辞めろ、との合唱をはじめ、四面楚歌どころか上下を含めて六面から圧力をかけられ、普通の人間なら、とっくの昔に潔く負けを認めて辞めているところまで追い込まれています。
 このように、総理を続けようもなく、かといって解散しても何も得るところがない状況へと追い込んで、本人に自発的に辞めさせようとしているのだという話なのです。
 そうかも知れません。本人が自発的に辞めてくれるのがベストのシナリオであるのは間違いありませんが、しかし、それでも私は不安です。相手は人格障害者で精神障害もある可能性が高い「普通の人間」では、まずやらないことを平気でやってくる異常者ですから。追いつめられてヤケクソ解散する可能性はどこまでいってもあると私は思います。なにしろ、ナントカに刃物ですから。

亀井氏に話にのせられたのか、ここに至って閣内人事をいじっている様子。しかし、空きカンをマトモに相手にする議員もなく、パッとした人間からは全員断られ、やむなく、同じ面子を並べ替えているだけの「人事やってるフリ」詐欺。自民からも一人引き入れたらしく、これまた逆効果で野党協力を得るどころか、単に反感を買っただけのようです。今度原発担当大臣にした元首相補佐官の細野氏、前は民主党の若手では、マトモな方ではないかと思っていましたが、最近はよくわかりません。
晴天とら日和(http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51883861.html)の今日のエントリータイトル:
空き管、内閣改造をするが「食べかけの使い回し人事」「グルグル回転寿司人事」になったでござるの巻。

ここまで、グズグズしている間に、民主党はますます評価を落とし続けています。個人では、鳩山氏は随分評判を落としたでしょう。一人のキチガイを辞めさせることもできないノーナシ与党という評判も立ち、すでにそれなりのダメージは出ています。いずれにしても、もう余り時間はありません。
 外国では、こういう場合に非常手段が採られることが多いわけですが、日本では余りありませんね。私は、やはり精神保健法を適用するのが、解散権を封じて辞めさせるのにもっとも話が早いと思うのですけど。何とかなりませんでしょうか。
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