コンサルタントのネタモト帳+(プラス)

ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

買収合戦:敵対的TOBが業界再編の“呼び水”に

2006-11-10 | イッポウ
今朝のニュースから。

日清、明星と資本提携交渉・友好的TOB視野


 即席めん最大手の日清食品は明星食品と資本提携交渉を始めた。明星には現在、筆頭株主の米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが経営陣に対し敵対的なTOB(株式公開買い付け)を実施している。交渉がまとまれば、日清がいわゆるホワイトナイト(白馬の騎士)としてスティールに対抗する友好的TOBに踏み切る公算が大きい。投資ファンドのTOBをきっかけに、業界大手のM&A(企業の合併・買収)が実現する可能性が出てきた。

 スティールへの対抗策を検討していた明星の永野博信社長と日清の首脳がこのほど会談し、明星側が出資を打診した。対抗TOBの実施を視野に入れているもようで、スティールが提示したTOB価格(700円)を上回る価格を株主に提示し、全株取得を目指すスティールのTOBの阻止を狙うとみられる。 (07:00)
(NIKKEI NET - 日本経済新聞)


取り急ぎ速報ベースですが、今回の報道が事実だとすれば「製紙業界」や「紳士服業界」で起こったことと同じような動きではないかと感じます。『敵対的TOBの開始』⇒『ホワイトナイト登場』⇒『業界再編』がパターン化しつつありますね。

この点では「敵対的TOB」には結果的に「業界の新陳代謝」を促す力を持っている、すなわち、経済全体の活性化にとって有益に働くという「大いなる実証」が行われているのではないかと考えます。

さて、今日の市場はどう反応するでしょうか?

※トラックバックスパムが多発しているため、トラックバックを一時的に事前承認とします。トラックバックがすぐに反映されない場合がありますので、予めご了承ください。



最新の画像もっと見る