ついさっき
父ちゃん猫がやってきた。
父ちゃんは
顔の上の4分の3が黒くで
口元から下は白い。
以前ホワッツマイケルと言ったが
小太りの怪傑ゾロといったおもむきだ。
まさにハチ割れ君と黒顔ちゃんを足して2で割ったような顔である。
午前2時ごろ二階から一階へ。
トイレに行った後
居間を覗くと
父ちゃんゾロ猫と子猫2匹が見合って
もめている。
ゾロは「早く戻ってきなさい」
とばかり変な声を出して
子猫たちは「ボクらだっていつまでも子供じゃないんだよ。ほっといてよ」
と小さくシャーシャー言っている。
ボクが近づいてゆくと
ゾロはサッシから消えた。
サッシを閉めると
ニャオ~ンと啼くので
「しょうがねえなあ。猫業界のことは猫だけで何とかして」
再び開けると
ハチ割れ君が出て行って
庭の片隅で
ゾロ父ちゃんになにやら言い聞かせている。
昨日の白茶丸顔ネコもいた。
涼しい顔で
ハチ割れ君は戻ってきて
今、二階の廊下で追いかけっこをしている。
早く大人になればいいな。
自動車の事故や隣りのジジイみたいな「荒波」を
やすやすとかわしてゆくすべを身に着けてもらえれば
ひとまず安心して
こちらも短い旅も入院も
場合によっちゃポックリ逝くこともできる。
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