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はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

豚に感謝を!

2025-07-24 19:45:48 | 外食

灼熱の雑踏の中にいた。

 

おばさん「日本人が日本人ファーストと言って何が悪いねん。

    アンタも参政党に投票するんやろ」

ワタシ「イエ。ボクはちょっと・・・」

おばさん「アンタ、ホントに日本人。

   なにじん、なにじん?ねぇ、アンタ、なにじん?」

ワタシ「(心の中で)『なにじん』ったってさ~・・・

   なんか子どもがしゃべるような言い方」

   

 

昔、こんな『違法駐輪をやめよう』みたいなCМがあった。

ナレーションの桂文珍の声が流れる。

「お母さん。そこ自転車止めちゃ、あかんのじゃなかろうか」

すると『お母さん』は逆ギレし

「みんなもやっとるじゃないの!なんでアタシだけ言うねん」

を何度も繰り返す。

そのときの俳優の演じた『お母さん』を想起して

答える気にもならず

その群衆から立ち去った。

 

冷房を求めて町中華に。

 

春はあけぼの。

夏はレバニラ。

こういう疲れた時のエネルギー補給のメニューと言えば

レバニラ炒めに限る。

ちなみに

ニラレバ炒めと呼ぶ店もあるが

全国的に

レバニラ約八割、ニラレバは約二割だそうである。

ボットさんに聞いて驚いたのは

1967年に漫画の『天才バカボン』が登場し

バカボンのパパが「レバニラ炒め食べたい」と連呼するまでは

ニラレバ炒めと言う呼び方の方が普通だったそうだ。

赤塚不二夫は

なんでも逆さまに言うのがクセと言うか好きだったみたいで

ねえちゃんをちゃんねえとか

反対の賛成とかかな?

その一つとして

ニラレバをレバニラと

バカボンのパパに言わせたというのである。

以来『天才バカボン』の人気とともに

レバニラ炒めと言う呼び方が主流になったということだ。

 

冷房が皮膚の中に浸透し始めてきたころ

もうもうと湯気が立つレバニラ炒めの皿が

コンと

目の前に置かれる。

熱いご飯の上にのせて頬張ると

思わず「ボーノ!」と

イタリア人ぽく

頬っぺたを指でグリグリ。

 

ところで

このレバー。

豚レバーだったのだが

豚というのは本当に人間のために

(こんな言い方は豚に失礼だが)

役に立っている。

沖縄では鼻の穴以外はみんな食べると言われている。

 

肉・内臓肉はもちろん

胎盤(プラセンタ)は美容ドリンクや化粧品に

そして

ワタシが忘れてならないのは

糖尿病患者が打つインスリン注射のインスリンは

1989年頃までずっと

豚から抽出したインスリンを使用していたのである。

(その後、遺伝子組み換え技術によって

人工のヒト型インスリンを使い始めた)

また

近い将来、移植用の腎臓などの臓器を

豚の臓器で代用する技術も確立されるだろう。

 

つまり

食用に

美容に

医療にと

豚は人間のために人類のために

ものすごい多大なる貢献をしてるのだ。

勤労感謝の日もいいけど

豚感謝の日を設けてもいいぐらいだ。

 

そこで一句。

 

【  医・食・美と   豚よ今夜も   ありがとう  】

 

 

 

 

 



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