海賊日記

子育てと趣味の日記

護国神社

2012年11月20日 23時16分38秒 | Weblog
行って来ましたよー。
街中の神社なので駐車場がなく、歩いて15分くらい掛る所に止めたので結構歩き疲れました。
護国神社って、普通の神社と性質が全然違うんですねー・・・すいません無知で。
戦没者慰霊の為、とは知っていましたが、実際行ってみると雰囲気が違いました。
空が見えないほどの鬱蒼とした木々、湿った空気。木の実の落ちる音がはっきり聞こえる程の静寂。
どこの神社にもありそうですが、なんか違う感じがするんですよね。
あちこちにある慰霊塔のせいなのか・・遺品館を見たせいなのか。

目的はここだったんです。でも「歴史館」のイメージだったんですが・・・ほんとに「遺品」ばかりでした。だからそう言ってるじゃん。

主なのは写真と手紙、軍服や身の回り品。
それが、一応ガラスケースの中に入ってはいるんですが、保存が適当で、というかほんとに「当時のそのまま」入ってるんです。

閲覧者があたししかいなかったので、小さな部屋一杯の遺品をじっくり見れたのですが、「ありえない」時代がそこにありましたね。ほんの70年前の事実とは今でも思えないです。
戦地からの手紙が一番胸に残りました。ハガキの半分くらいのサイズの軍用ハガキに、小さな字で一杯。便箋に何枚も、っていう人は恵まれてたのかもしれません。
どの手紙も「自分は元気でやっています」「どうぞいつまでもお元気で」「笑って死んで行きます」そんな事が書かれています。明日にも死ぬかも知れないのに、自分の身よりも残してきた家族が心配で心配でならない、その一心でしたためられた沢山の手紙。
宛名は妻、母親が一番多かったですね。

軍からの支給品(杯とか手帳とか)には「死んでこい」って意思がありありとしていて。

心残りを山ほど残し、でもそうは決して言えなかった前途のある沢山の命、今の時代誰がかえりみてくれるんでしょう。涙や汗や血で滲んだ寄せ書きの日章旗も、朽ちるだけです。


子供たちに「こういうところ行ってきたよ」って話してもまるで関心なし。


無駄にならないように、そう願うばかりです。
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