海賊日記

子育てと趣味の日記

2期目のアゲハ育成中

2024年04月27日 21時25分28秒 | Weblog
去年の夏に友人との話の中で興味を持ったアゲハ。大丈夫です画像は自粛します。

「うちのレモンの木にアオムシがついてさ~」って話したら「育てると楽しいよ」と。
アオムシとか毛虫とか物凄く苦手だったんだけど、そう聞くとなんかやってみようかなーと思えて。
何故そう思えたのかは今でも謎ですが。大嫌いなのに。

で、育ててみると愛着が湧くんですよ。元々生き物を観察するのが好きでしたからね。アゲハの人生は変化が早くて毎日見てて飽きない。
秋にレモンについた卵を、申し訳ないけど取捨選択させて貰って(木が禿げるから)ケースに入れ、木の育成に支障がない部分の枝を切って餌で与えました。
ネットで色々調べながらアレコレ工夫して育てたら無事11匹羽化に成功して世に送り出せました。
冬も近づいて来て、それでもレモンの木には幼虫が居て。
さすがに初めてで越冬させるのは無理だろうな、と思いつつ、冷たい雨にじっとしてるのをほっておけずに保護。
5匹越冬させてましたが、4匹は寄生されてて死んでしまって。
自然界だと幼虫時代に寄生されることも多く、それが蛹の時期に孵化して蛹を殺してしまうんです。
遅くに保護した個体だったので寄生されてしまってたんですね・・;

でも!!

一匹は半年の蛹時代を無事に超えて羽化したんですよ!!
半年間、息もしないで休眠していて、それが時期が来ると息を吹き返すとか凄すぎる。人間を越えてる。

菜の花が咲き出した頃見かける蝶たちは、長い休眠時期を無事に乗り越えて短い人生を謳歌しているので応援する目で見てやって欲しいです。

その子達の誰かがまたうちのレモンに卵を産みました。
卵から孵ってすぐくらいのを保護して今育ててます。

7匹いましたが、2匹は何故か死んでしまいました。私が見た時は2匹で喧嘩してるみたいな感じでしたが・・・よく分かりません。弱い個体だったのかもしれません。
残った5匹は、同じ親なのかどうかは分かりませんが、1日ずつずれて脱皮していきました。
アゲハは蛹になるまでに5回脱皮するんですが、「はらぺこアオムシ」は4回目の脱皮をした後の姿です。それまでは鳥の糞みたいな黒色です。
卵孵化~アオムシになるまでで約10日。その間に4回脱皮。生き急いでますね。
最終齢のアオムシは5齢幼虫というのですが、そうすると葉を猛烈な勢いで食べるようになります。みるみる丸々してきます。
葉をモリモリ食べる様子がずっと見てても飽きない気持ち良さ。

そして栄養を貯めに貯め捲って4~5日で次の段階に移ります。
チェックポイントは「水様便」専門用語でガットパージ。
今まではカラカラの黒い糞してたのが、水分を含んだ緑色のどろどろした便をしたら、蛹化のサイン。もうアオムシは葉を食べなくなります。

それからは自分が蛹になる場所を探してうろうろうろうろ・・・・(専門用語でワンダリング)ひたすら探し歩きます。
そして気に入った場所が見つかると、口から透明な糸を吐いて足場を固めて動かなくなります。
いかにもイモムシだった姿から、ちょっと縮んだ丸っこい姿になります。

それから1~2日すると、最後の脱皮をして蛹になり、1週間~で羽化します。
卵から蝶まで1か月足らず。気軽に生命の不思議に触れられます。

小さな幼虫が一生懸命生きるために努力してる(そんな意識は勿論ないでしょうが)姿に励まされます。
生きるために生きる、それでいいじゃん、って思えます。

我が家のアオムシは先ほど一番大きかった子がワンダリングを終えて前蛹になったところ。
羽化するのが楽しみです。



何となく毎日楽しくないなーと思う方は、育ててみてはどうでしょう。
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