こちら探偵社
T.I.U.総合探偵社(第30110220号)
公式ブログ「こちら探偵社」
略して「こち探」(現役探偵のブログ)
ギリギリ探偵白書・187
ギリギリ探偵白書
「探偵親子鷹・第1話」
チョーさん「あれ?阿部さんは?」
サザビー 「遅刻ですよ。いつも通り」
チョーさん「そうですか、ちょっと頼み事があったんですが・・・」
サザビー 「なんですか?お金の事以外なら聞きますよ」
チョーさん「いえ、大丈夫です」
サザビー 「なんだ、金の事ですか?」
チョーさん「違います!」
阿部 「どした?年寄り、いじめちゃイカンよ」
チョーさん「あっ、代表、実はお願いがありまして・・・」
阿部 「ん、お金の事以外なら聞くよ」
チョーさん「実はですね・・・」
チョーさんの話は、チョーさんが前に勤めていた探偵社の話だった。
その探偵社は開店休業状態で、現在、調査等の仕事はしていないという。
チョーさん「そこの息子がですね、探偵やりたいらしいんですよ」
阿部 「ほう、良かったじゃない。跡取ができて」
チョーさん「そうなんですが、調査の腕がイマイチなんですよ」
チョーさんの頼みとは、その息子を育てて欲しいとの事だった。
チョーさん「で、もう二つ返事で了解しちゃったんですよ」
阿部 「ふ~ん・・・えっ!!」
チョーさん「今日、親子で顔見せますから」
阿部 「えっ!!へ?」
ピンポーン。事務所のチャイムが鳴った。
チョーさん「おっ、来たみたいだ」
阿部 「え?もう?マジ?」
二人を面談室に通し、話を聞く事にした。
親父の方は、なかなかの悪人面だ。
息子は、まだ若そうで縮こまって座っている。
チョーさん「えぇ、こちらが代表の阿部さんとサザビーさん」
サザビー 「どーもー」
チョーさん「で、こっちが○○探偵事務所の親父と息子です」
阿部 「で、どうしろと?」
親父 「ええ、ただ遣いで良いんで、鍛えてやってください」
阿部 「厳しく指導して、構わないんですね?」
親父 「ええ、もうビッシビッシと」
(お前は、魔界倶楽部の星野総裁かっ!)
親父 「ま、いずれはコイツと二人で会社を立て直そうと・・・」
阿部 「なるほど、親子でね」
親父 「探偵界の横峯親子と呼ばれるように・・・」
(あんたの顔じゃ、アニマル親子が良いとこだな・・・)
こうして、仕方なく息子の面倒を見る事になった。
阿部 「というわけで、田中、指導係な」
田中 「ぼ、僕ですか!?」
チョーさん「代表、もう少しマトモな奴で・・・」
田中 「ちょっと、ちょっと、ちょっと」
サザビー 「良いんですよ、まずは自信付けさせなきゃ」
田中 「ちょぉっとぉ。ずいぶんヒドイ言い方じゃないですか?」
阿部 「まあ、とりあえずって所だよ、チョーさん」
田中 「とりあえずって!?」
チョーさん「わかりました、やむを得ないですね」
田中 「・・・・・」
続く
メールマガジン「ギリギリ探偵白書」の復刻版です。
ギリギリ探偵白書は、過去に行った調査を本人了承のもと掲載しています。
尚、調査時期や調査対象者・ご依頼者様の個人情報は本人様の請求以外は開示いたしません。
また、同作品に登場する人物名は全て仮名です。
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良い探偵社の見分け方④(現役探偵が頼むとしたらどこに?編)
良い探偵社の見分け方④(現役探偵が頼むとしたらどこに?編)
らしいです。
~前回までのおさらい~
どの探偵社に頼めば良いのかわからない。よく聞く話である。
では、現役探偵の立場から自社以外ならどんな所に頼むだろうか?
その場合検討する点は、大きく二つある。
1、悪徳探偵社ではない。
2、調査能力が高い。
やはり、この2つの条件はクリアしている探偵社に頼みたいものだ。
問題は2である。
まじめで誠実な探偵社はそれなりに多い。
では調査能力が高いか低いかをどう見抜くか?
トリーだったらこうするポイント!
①、株式会社だったら、法人登記簿を取っておく。
会社概要が株式会社など法人だったら、法務局に登録されてるはず。1000円で取れるので、法人登記簿取って、何年前からやっているのかを確認する。3年間以上続けているのなら、会社としてそれなりの実力があると判断する。
②、調査当日、現場の責任者と連絡を直接取れるか?
実は調査の成功率は、依頼者のくれる情報によっても変わってくる。頼みっぱなしよりも、当日対象者が予想外の行動を取った場合に、もしかしたらあそこに行くのかも?とか、あの車を使うのかも?など、依頼者だからこそわかる情報をもらうことで、成功率は一気に高まるからだ。(とくに、当日の服装や格好や髪型、車なのか電車なのか、出かけるおおよその時間帯がわかるか、対象者は今日の予定をなんと言っているか、などがわかっているかどうかで成功率は大きく変わる。)
③、面談担当者が調査経験があるかどうか?(もしくは調査責任者が同席するか?)
大手探偵社の場合多いのが、面談は面談担当者、調査は調査責任者と別れている場合だ。もちろん仕事の効率を重視してのことなのだろうが、面談担当者に調査経験がないと、聞くべきことを確認してくれていなかったり、こちらの不安や疑問に答えられないケースが多い。(最初に誰がどこに張り込み、対象者がどう動いたらどう対応するのか?と言った細かいシミュレーションや予想を聞いた場合たいして答えられない。)
④、どんな機材を使用するのか見せてくれるか?
大手探偵社にはカバンからじかにビデオカメラを出して撮る場合もあり、それだと調査が発覚する可能性が上がったり、肝心な時に撮影できないケースが多い。(利点ももちろんあり、カバンカメラよりも俊敏に撮影できるのだが、撮影可能な場所は限られてしまう。)もちろんむき出しカメラのみだと、店内の撮影は、初めからほぼ不可能になる。以前、美術館の中で寄りそうカップルがいたが、カバンカメラでないと当然撮影は困難になる。最低限、どんなカバンカメラや小型カメラを使用しているか実物を確認したい。企業秘密と言われる場合は、止めた方がいいかもしれない。
⑤、尾行する車両には150cc以上のバイクがあるか?
車は張り込みには向いているが、追いかけるのは信号や割り込み車両を考えると、厳しいのが現実だ。タクシーで追うのも、運転手の腕次第になってしまう。高速に乗られても追いかけられる150cc以上のバイクがあるのとないのでは、追跡の成功率が大きく変わってくる。
⑥、サンプルの報告書の写真や映像は鮮明かどうか?
どんな報告書で提出されるのかを知っておきたいし、実際の調査と異なるとはいえ、サンプルの時点で、それなりの鮮明な写真や映像になっているか?というのは知りたいところだ。
⑦、自分の知り合いの探偵がいる。
これは難しいが、現場の調査員で腕の良い知り合いが勤めている探偵社に越したことはない。とくに、探偵の仕事が好きで何年もやっている探偵だとかなりお勧めである。そういう探偵は、調査自体が好きなので、良い仕事をしてくれる場合が多い。それに、どんな場合がうまくいかないのかも事前に教えてくれたりするだろうから、こちらも最大限そうならないように、必要な情報を与えたりと協力しやすい。
ようは依頼者をお客様ではなく、供に問題を解決するパートナーとして扱ってくれる探偵社かどうかである。あとは全部任せてくれればいいですよという探偵社の方が楽なのだが、はっきり言って良い結果が出たら、単に運が良かったケースも多いだろう。
調査現場は予想外のことだらけが普通なので、緻密に事前準備ができ、協力して問題解決に挑む探偵社の方が、絶対に成功率は高くなる。
(調査員トリー)
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らしいです。
~前回までのおさらい~
どの探偵社に頼めば良いのかわからない。よく聞く話である。
では、現役探偵の立場から自社以外ならどんな所に頼むだろうか?
その場合検討する点は、大きく二つある。
1、悪徳探偵社ではない。
2、調査能力が高い。
やはり、この2つの条件はクリアしている探偵社に頼みたいものだ。
問題は2である。
まじめで誠実な探偵社はそれなりに多い。
では調査能力が高いか低いかをどう見抜くか?
トリーだったらこうするポイント!
①、株式会社だったら、法人登記簿を取っておく。
会社概要が株式会社など法人だったら、法務局に登録されてるはず。1000円で取れるので、法人登記簿取って、何年前からやっているのかを確認する。3年間以上続けているのなら、会社としてそれなりの実力があると判断する。
②、調査当日、現場の責任者と連絡を直接取れるか?
実は調査の成功率は、依頼者のくれる情報によっても変わってくる。頼みっぱなしよりも、当日対象者が予想外の行動を取った場合に、もしかしたらあそこに行くのかも?とか、あの車を使うのかも?など、依頼者だからこそわかる情報をもらうことで、成功率は一気に高まるからだ。(とくに、当日の服装や格好や髪型、車なのか電車なのか、出かけるおおよその時間帯がわかるか、対象者は今日の予定をなんと言っているか、などがわかっているかどうかで成功率は大きく変わる。)
③、面談担当者が調査経験があるかどうか?(もしくは調査責任者が同席するか?)
大手探偵社の場合多いのが、面談は面談担当者、調査は調査責任者と別れている場合だ。もちろん仕事の効率を重視してのことなのだろうが、面談担当者に調査経験がないと、聞くべきことを確認してくれていなかったり、こちらの不安や疑問に答えられないケースが多い。(最初に誰がどこに張り込み、対象者がどう動いたらどう対応するのか?と言った細かいシミュレーションや予想を聞いた場合たいして答えられない。)
④、どんな機材を使用するのか見せてくれるか?
大手探偵社にはカバンからじかにビデオカメラを出して撮る場合もあり、それだと調査が発覚する可能性が上がったり、肝心な時に撮影できないケースが多い。(利点ももちろんあり、カバンカメラよりも俊敏に撮影できるのだが、撮影可能な場所は限られてしまう。)もちろんむき出しカメラのみだと、店内の撮影は、初めからほぼ不可能になる。以前、美術館の中で寄りそうカップルがいたが、カバンカメラでないと当然撮影は困難になる。最低限、どんなカバンカメラや小型カメラを使用しているか実物を確認したい。企業秘密と言われる場合は、止めた方がいいかもしれない。
⑤、尾行する車両には150cc以上のバイクがあるか?
車は張り込みには向いているが、追いかけるのは信号や割り込み車両を考えると、厳しいのが現実だ。タクシーで追うのも、運転手の腕次第になってしまう。高速に乗られても追いかけられる150cc以上のバイクがあるのとないのでは、追跡の成功率が大きく変わってくる。
⑥、サンプルの報告書の写真や映像は鮮明かどうか?
どんな報告書で提出されるのかを知っておきたいし、実際の調査と異なるとはいえ、サンプルの時点で、それなりの鮮明な写真や映像になっているか?というのは知りたいところだ。
⑦、自分の知り合いの探偵がいる。
これは難しいが、現場の調査員で腕の良い知り合いが勤めている探偵社に越したことはない。とくに、探偵の仕事が好きで何年もやっている探偵だとかなりお勧めである。そういう探偵は、調査自体が好きなので、良い仕事をしてくれる場合が多い。それに、どんな場合がうまくいかないのかも事前に教えてくれたりするだろうから、こちらも最大限そうならないように、必要な情報を与えたりと協力しやすい。
ようは依頼者をお客様ではなく、供に問題を解決するパートナーとして扱ってくれる探偵社かどうかである。あとは全部任せてくれればいいですよという探偵社の方が楽なのだが、はっきり言って良い結果が出たら、単に運が良かったケースも多いだろう。
調査現場は予想外のことだらけが普通なので、緻密に事前準備ができ、協力して問題解決に挑む探偵社の方が、絶対に成功率は高くなる。
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