ギリギリ探偵白書・264

 ギリギリ探偵白書
 「言われなくても・第3話」


 
 依頼者である娘さんからの依頼を受け、父親の会社に向かった。
 完全に居留守状態の中、出前持ちに紛れて社内にもぐりこんだ。
 社員を説得し社長である父親を連れてきてもらうことにした。
 そして、なぜか、出前持ちへのお金は私が払う事になった。



出前持ちを見送っていると、私の背後に人の気配がする。

振り返るが誰もいない。

(ん?)

私が目線を床に移すと、禿げ上がった頭が二つ並んでいる。

(なっ、なんで土下座してるの・・・・。)


阿部    「・・・・何してるんですか?」

多分社員  「・・・お蕎麦は有難くいただきます。しかし、依頼料の方は」


父親    「依頼料の方は、今は払えませんが、何とか依頼を受けてもら
       えませんでしょうか・・・」

阿部    「は?もう、もらってますよ」

父親    「へ?誰が?」

阿部    「娘さんが」

父親    「・・・そ、それは・・・多分、学費の定期預金・・・」

阿部    「は?学費・・・・?」

父親    「私は、私は、私は、・・・・(号泣)」

(なるほど、コレだけの金額を用意できるはずも無いよな・・・。)

社員    「社長、・・・私が、私が、私が、私が、(号泣)」

(・・・二人とも号泣なの・・・参ったな・・・。)

すると、その時、サザビーから私の携帯電話に連絡が入った。


サザビー  「あいよっ」

阿部    「出たか?」

サザビー  「ああ、ブラックってより、もう破産寸前だよ。
       え~と、事務所に戻って確認する?」

阿部    「いやっ、今言う番号にFAXしてくれ」

サザビー  「ちょっと、待って。メモ、メモ、・・・あった」

阿部    「言うぜ。・・・-・・・・-・・・・」

サザビー  「・・・今、送るぜ。ところで、どこにいんの?」

阿部    「え?依頼者のオヤジさんが経営している会社だけど、何か?」

サザビー  「ついにやってしまったか!!」

阿部    「何だよ」

サザビー  「・・・だって、泣き声が聞こえるぜ」

阿部    「話すと長くなるから、まっ、泣き上戸な会社ってことだ」

サザビー  「泣き上戸な会社?・・・」

(ピロピロピロ、ピー・・ガラガラ)←FAX受信音

阿部    「おっ、来た来た」

サザビー  「3番目と4番目の金融屋が闇金ってやつだよ」

阿部    「確かにな。とりあえず、詳しい話は後で話すから」


私はFAXを取り、父親にそれを見せた。


父親    「こっこれは・・・」

阿部    「とりあえず、毎月、いくら返して、金利はいくらですか?」

父親    「・・・え~と、毎月・・・・・ぐらいです」

阿部    「すると、年利は2500%を超えますね」

父親    「・・・それが、何か?」

阿部    「出資法違反、5年以下の懲役、罰金も高いですよ」

父親    「はっ!!ついに私は犯罪者になってしまった!!」

社員    「社長!!私もついていきますよ」

(コントのコンビかッ!!)

阿部    「違う、違う!!違法をしてるのは借金取り。
       あなた方は返せない、というより、もう、すでに返した事になりますよ」

父親    「え~と、ということは私は無罪ですか?」

阿部    「そう、無罪」

社員    「社長、良かったですねぇ~、良かった」

父親    「良かった~、一時はどうなる事かと思った・・・」

(・・・大丈夫だろうか・・・)

阿部    「とりあえず、払いすぎた分は戻させますから、一緒に
       法律事務所に行きますよ」

父親    「・・・ちょっと待ってください」

阿部    「今度は何ですか?」

父親    「着替えてきます!!」

(・・・・)




        続く



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 尚、調査時期や調査対象者・ご依頼者様の個人情報は本人様の請求以外は開示いたしません。
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循環取引詐欺

循環取引詐欺


(上記はイメージです。)

循環取引とは、複数の企業で架空の取引を行い、売上げを偽装・粉飾し特定のものが利益を得たり、好調な業績を装う詐欺である。

会社ぐるみで組織的に行う場合や、一社員が私利私欲のために行われる場合がある。


主な目的としては、

①未上場企業が上場基準を満たすための粉飾決算用に行う。

②好調な業績を装うことで株価を吊り上げ、株を売り抜けることで特定の者が利益を得る。

③金融機関から好調な業績により融資を受けるため。

④架空の売掛債権を別の会社に売り払うことで詐欺的に利益を得るために行われる。

⑤一社員の仕事のノルマ達成や出世のため。

などがある。


簡単に売上げをあげることが可能なため、上場前のIT系ベンチャー企業に多いが、資金繰りの苦しさから融資が欲しい企業や、有名老舗企業の役員が詐欺的に行う事例も多く見られる。

事例:エンロン(アメリカ)、加ト吉、IXI、NECエンジニアリング、メディア・リンクス、伊藤忠テクノサイエンス

一般人には関係なさそうな詐欺に思えるが、その企業に株式投資をしていたり、就職や転職を検討している場合などに、間接的に被害に合うケースがある。



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有馬記念


さて、今日は中山競馬場で有馬記念が行われます。

年末のお祭り気分に乗って馬券が良く売れるレースです。

今年最後ですから、競馬ファンも、こぞって買いますからね。


まあ、でも最後といっても有馬記念が最後のレースってワケではないんですよね。

今日なんかは、中山、中京、阪神と三箇所の競馬場でレースが行われているのですが
中山競馬場なら、最終レースに「ハッピーエンドカップ」
中京競馬場なら、「尾張ステークス」
時間的に本当の最後のレースになる阪神競馬場では「08ファイナルステークス」

と、最後に相応しい名前のレースが控えているわけですね。

名前的には、中京の尾張ステークスが好きですね。

してやったり感が漂ってます。


さて、私事ですが、毎年のように買っている馬券があるんですよ。
本当のラストである阪神競馬場の「ファイナルステークス」で買うことが多いんですが
ジョッキーの幸騎手と福永騎手を合わせた「幸福馬券」です。

来年への願いもこめてね。

で、今年も幸、福永両騎手が阪神の最終レースに出てくるんですが
今年は、もっと良い馬券を発見してしまいました。
というか、良い名前の馬が出走していたのです。


その名も「コレデイイノダ」



とりあえず、単勝を100円ほど・・・。






当たったら儲けもの。


外れたら外れたで、来年のお守りです。


うん、これでいいのだ。



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ギリギリ探偵白書・263

 ギリギリ探偵白書
 「言われなくても・第2話」


 
 相談を受け、あるカフェに向かうと、そこには幼馴染みが待っていた。
 相談者は幼馴染みの知り合いの女性だった。
 ある日、女性が家に帰ると、父親が包丁を持ったまま、うな垂れていた。




これは、まさか!!と思った依頼者は、急いで寝室の母親の様子を見た。
依頼者の不安は外れた。

母親は幸せそうな寝顔で寝ていた。

そこで、父親に「どうしたの?」と聞くと、「お金を騙し取られた」と泣きながら依頼者に話した。

それから、すぐに借金取りが家に現れた。
それは今でも続き、両親は離婚を考えているらしい。

これを止めて欲しいと言うのだ。


阿部   「誰に騙されたか?とかそういうところから解決を望みますか?」

依頼者  「できれば・・・。」

ゼン   「厄介だろ?流石のお前でも、難しい?」

阿部   「・・・ゼン、お前が知っている、喧嘩で何でも解決しようとする
      昔のオレとは違うんだぜ」

ゼン   「・・・できるのか?」

阿部   「ああ、意外と簡単も知れないぜ。但し、お金はかかるけどね」

依頼者  「あのぅ~、これで足りるでしょうか・・・。」


私の前に差し出された封筒は直立している。

(中身は千円札とかいうオチ?)

・・・万札だ。


阿部   「いくら入っているの?」

依頼者  「一応、他の探偵社で言われた金額ぐらい・・・」

阿部   「・・・十分、おつりが出るよ」


私は、その札束を一枚づつ数え、預り証を依頼者に渡した。


ゼン   「おいっ、あべちゃん、どうやって解決するんだ?」

阿部   「・・・本当は企業秘密なんだが・・・・」

ゼン   「・・・信用していいんだなっ」

阿部   「ああ、信用しろっ、というより、明日にはもう、借金取りは来なくなるよ」


私は店を後にした。

そして、すぐに依頼者の父親の借入先を調べるように事務所に電話した。
事務所には、代表代理のサザビーがいた。


サザビー 「ほいっ、T.I.U.」

阿部   「おぅ、依頼だ」

サザビー 「ほいっ、依頼ね。で?何?」

阿部   「急ぎで借入先を調べてくれ」

サザビー 「んじゃ、まずはデータを言ってちょうだい」

阿部   「え~と、・・・・・、・・・だ」

サザビー 「・・・・・、・・・ね。了解」

阿部   「あっ、それから、今日の空き人員は?」

サザビー 「ブーとチョーさん」


※「ブー」・・・調査主任の田中、
※「チョーさん」・・・中途採用の老年探偵


阿部   「すぐに今の住所を張りこむように言ってくれ。指示は後で出す。
      とりあえず、基本装備と電波時計なっ」

サザビー 「了解、んじゃ、すぐに行かせるよ」


(ガチャッ)


続けて私は弁護士の手配をした。
そして、私は父親が経営しているという会社へ向かった。

父親の会社は都内でも有数の歓楽街がある駅前にあった。
中には人が動いている気配がするが、電気は消えドアには「休業中」の張り紙がしてある。

(こりゃ、呼び鈴しても、電話してもダメそうだな・・)

私はそのビルの裏口で張り込みを開始した。
すると、お昼時であったからか、裏口に出前持ちが現れた。

(チャ~ンス!!)

私は出前持ちを飛び越え、会社内に入った。


多分社員? 「うっうわっ!!」

阿部    「○○社長?」

多分社員? 「なっ、社長は来てません!!」

阿部    「娘さんは、会社にいるって言ってたぜ」

多分社員? 「・・・なっ、警察呼びますよ!!」

阿部    「・・・困ったな」


そう言って、私が内ポケットから名刺を取り出そうとすると、出前持ちが
真っ青な顔で小さく一言。


出前持ち  「ピ、ピストル・・・」

多分社員? 「・・・・いやぁ・・・ウチにはまだ5歳の・・・」

阿部    「へ?いやいや、名刺・・・」

多分社員? 「・・・め、名刺さんですか・・・・」

阿部    「は?違う、違う。名刺を渡そうと思ったの」

出前持ち  「め、名刺かぁ・・・。ビックリした」

多分社員? 「・・・な~んだ、名刺ですか」

阿部    「ああ、娘さんに言われて来たんだよ。○○社長にも連絡が
       行ってるはずだけど。ほいっ、名刺。社長に通して」

多分社員? 「ああ、んじゃ、今すぐ!!」


社員風のオッサンは、奥の部屋に駆け込んで行った。


阿部    「頼んだよ」

出前持ち  「・・・え~と、お代は1,580円になります」

阿部    「は?おれ?」

出前持ち  「だって、行っちゃったじゃないですか!!」

阿部    「ちっ、経費ってことにしとくか」

出前持ち  「毎度!!またお願いしヤーすッ」

阿部    「ちょっと待て!!」


私がお尻のポケットから再び財布を出そうとすると。


出前持ち  「ピ、ピストル・・・」

阿部    「なっ、わけねぇーだろ!!かき揚そばもう一つ持って来いよ」

出前持ち  「700円デーす」

阿部    「すぐ持って来いよ」

出前持ち  「あ~い」


出前持ちを見送っていると、私の背後に人の気配がする。

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家を買うリスク。


家を買うリスク。


(上記はイメージです。)

家建たないのにローン支払い 施主、怒号と涙(Net Nihonkaiより)


引用~

 ハウジング大下の自己破産で、二十一日の説明会に参加した施主からは怒りと不安の声が渦巻いた。同社に支払った建築費は多い施主で数千万円規模に上るが、工事を途中でストップされた上、お金が戻ってこないからだ。

 「人をばかにするな」。弁護士の説明が終わった後、若い夫婦が目立つ会場に怒号が飛んだ。「すいません」と平謝りの大下章太朗社長。ハンカチで涙をぬぐう女性の姿も見られた。弁護士が質問を受け付けると、中年男性は「建ってないものに三十五年もローンを支払わなければならない。この重みを(大下社長も)背負ってほしい」と訴えた。

 会場を後にした鳥取市内の女性(31)は「千二百万円のローンだけが残った。アパート代が払えず生活が苦しい。精神的にもつらい」。三十五年ローンを組んだ同市内の男性(33)は「この先、誰のために働いていくのか」と嘆いた。

 説明会後、大下社長は「残りの人生、施主のためにできるだけのことをやっていきたい」と話した。

~引用


ヒューザーの耐震偽装マンションの件だけではなく、家を買うリスクもいろいろありますね。

これを読むと一生賃貸派という意見も、それはそれでありだと思います。


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頂きました2

さて、本日またまた頂きました。


事務所に届いたのは、何やら怪しげな黒いダンボール!!







果たして、その実態は!!


依頼者の方からのお歳暮でした。



ありがとうございます。



で、中身ですが!!









みかんです。



ちなみに、この方の抱えるトラブルも、まだ、未完ですが・・・。

良い方向に事が進むように頑張っていきたいですね。




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頂きました。

頂きました。





ブルーマウンテンのコーヒー豆です。

以前調査を受けた依頼者の方からです。
いつも、事あるごとにコーヒーを送ってくれます。

当事務所では、たまに飲む贅沢なコーヒーとして重宝しています。
ありがとうございます。

で、この依頼者さんですが、今も賢明にトラブルと戦っているようです。
すでに、調査するという我々の手からは離れましたが
トラブルの解決までは時間がかかるものです。

大変なこともあるでしょうけど、頑張ってもらいたいですね。



で、さらに、別の方からなんですが・・・。
クリスマスプレゼントが届きました。

まあ、この方もいつも気を使ってくれるのですが
とても、ありがたいことです。
気持ちが嬉しいですね。





今回は、なにやら大量に・・・。






おもちゃ?ですかね?



罰ゲームトランプ・・・。

5秒スタジアム・・・。

新聞紙と魔法の水・・・。

棒ゲー・・・。


平均年齢30を超える探偵事務所に、このプレゼント・・・。

何をどうすれば・・・。


ちなみに、罰ゲームトランプとは
カードの罰ゲームの命令の書かれたトランプで
遅刻した時の罰ゲームに使ってくださいとのこと。。。

5秒スタジアムは
5秒ピッタリで止めるストップウォッチですね。
新聞紙と魔法の水は、マジックのネタです。


棒ゲーは、棒を使った?ゲームです。
おみくじやら早撃ちやら・・・。
振ると音が鳴ったりするみたいです。

まあ、つまりは、棒ですね。




で、どうすれば良いんですかね?
おもちゃんの遊び方はだいたい把握しました。




が、ウチの事務所は、おもちゃに乗せられて遊ぶような奴はいないっ!!


T.I.U.総合探偵社は、そんなフザケタ会社ではないのだっ!!




と、思っている横で

当社の代表阿部が、さっそく「棒ゲー」で遊んでました。。。





ノリノリかっ!!!





棒ゲー 「棒年齢30歳です」

阿部  「うほっ!当たってる」



知るかっ!!







さらにクリスマスプレゼントの中には





ギガプリンなるものが。


作ってみんなで食べてくださいとのこと。


まあ、しかし、作ってと言われても調理器具がないし・・・と思ったら


なんと!!




調理器具がセットされてました。。。







2手3手先を読んだこの攻撃、素晴らしいです。



ここまでされたら、作らないわけにはいかないですよね。


贈り主さんの気持ちに応えるためにも
ぜひプリンを完成させ、ギャフンと言わせてやろうと!!
(ギャフンとは言わないでしょうが・・・)





ただ、一つ問題点が発生しました。



このプリン、調理過程で冷やす必要があるんですが




プリンが大きすぎて、冷蔵庫に入りませんっ!!!





う~ん、大きい冷蔵庫もセットでくれないかな?





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裏口入学詐欺

裏口入学詐欺


(上記はイメージです。)

裏口入学詐欺とは、受験を控えている子供がいる家庭の両親に、多額のお金を払えば校長や理事にコネがあるので、子供を入学させることが可能だと、裏口入学の斡旋をもちかけ、謝礼や寄付金などの名目で数百万から数千万円の金を騙し取り、行方をくらませてしまう。奇跡的に入学できる子供もいるだろうが、基本的に学力が低い子供が多いので、まず合格できず、不合格の通知ではじめて詐欺だと気がつく。

事例
来年大学受験を控える息子、透の母親である由紀子は、なんとか透を青教大学に入れたいと考えていた。家庭教師に来てもらっている青教大学理工学部4年生の近藤に相談してみたが、近藤は透君の偏差値では、青教大学に合格するのは厳しいと言う。ただ方法がないわけではなく、同じ大学の非常勤講師の出口を紹介され、出口は学長とも親しいので、いくらか大学に寄付金を出せば、合格基準点を下げてくれる制度があるという。100万円につき約10点ぐらい全教科合計の合格基準点が下がるというので、なんとしても合格させたい由紀子は、900万円を寄付金として出口に渡すことにした。受験日1週間前に、出口から電話があり、学長に話を通してあるので、透君は90点分、合格基準点が他の受験生よりも下がっている。だから、まず確実に合格できるでしょうと太鼓判をもらった。合格発表日、由紀子は期待に胸を膨らませていたが、透君は不合格の通知を受け取った。どうしても気持ち的に納得できなかった由紀子は大学に確認の電話をした。そのとき初めて出口という非常勤講師は在籍しておらず、理工学部4年生には、同姓の別人の近藤しかいないこともわかったのだった。





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1998

村田2三振も“11年越し”リベンジ(スポーツニッポン) - goo ニュース

~引用 

 昭和55年会会長の横浜・村田は「史上最大のリベンジマッチ~平成の怪物への挑戦状~」に「4番・投手」で出場も松坂に2三振を喫するなど5打数無安打。しかし、試合後にナインに胴上げされ「自分の力で勝てたわけじゃないけどこういう形で勝ててうれしい」と“11年越し”のリベンジ達成に笑顔を浮かべた。試合も満員御礼と大成功に終わり「見てくれた方が笑顔になれば。また10年後も続けていけたらうれしい」と充実の表情。「他のスポーツを含めたチャリティーで盛り上げていきたい」と来年以降の活動にも意欲的だった。

引用~



こういうチャリティーマッチって面白いですよね。

ベイスターズからは、村田と大西辺りが出てたのかな?


結果的には、当時横浜高校に負けたメンバーがリベンジとなったようですが
松坂は投げては4回無失点の7奪三振、打っては3安打の大活躍。

松坂は、さすがと言う事でしょうか。
スターってのはこういうとこでもキッチリ結果を出しますね。


それに比べて・・・村田・・・。



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ギリギリ探偵白書・262


 ギリギリ探偵白書
 「言われなくても・第1話」



その日、私は夫婦関係についての調査依頼があるという事で、指定された渋谷の
奥地にあるバーの前にいた。

(○○カフェってここだよな・・・明らかに閉まっているよな・・・)

現地に到着したのだが、肝心のバーが閉まっている。
確かに午前中から開いているバーなど、あまり聞いたことが無い。
しかも丁寧に若者アート風のペイントが施されたシャッターが閉まっている。

私は冷やかしだろうと思って、早々に引き上げる事にした。


女性の声   「探偵さん・・・・?」

(ん?)


振り返ると、シャッターのポストから誰かがこちらの様子を伺っている。

私は自分の名刺を胸ポケットから取り出し、シャッターの隙間から中に入れた。

すると、シャッターが少しだけ開き、扉が開いているのが見えた。

(・・・・入れって事か?)

私は身構えながら、その扉から中に入った。

中には全身刺青でオールバックの20代の男性がくわえタバコでグラスを拭いていた。

(ぜん?)

その男には見覚えがある。


阿部   「ゼンか?(仮名)」

ゼン   「おお、久しぶりだな」

阿部   「・・・それ、どうした?」

ゼン   「・・・まあ、流行というか、若気の至りってやつ・・・」

阿部   「昔話は、今はいいか。オレがここに呼ばれた理由は・・・」

ゼン   「ああ、困っているらしくてなっ、お前を呼んだわけだよ」


すると、なぜか水着のような服装の女性が店の奥から現れた。

(はっ?水着・・・・)


阿部   「なんで水着なの?」

ゼン   「はっはっはっはっはっはっ(爆笑)・・・苦しい・・・」

阿部   「おいおい、水着だろ・・・。服を着なさい、君」

ゼン   「はっはっはっ・・・ちょっと、ちょっと、ちょっと・・・」

阿部   「なんだ?ゼン、お前はザ・タッチかよっ!!水着だろ?
      意味わかんねぇーぞ。夏だからか?夏だから街中でも水着か?」

ゼン   「はっはっはっ・・・ちょっと・・・」

阿部   「ちょっと、ちょっと、じゃ、ねぇーだろ」

(うっ、思わずノッテしまった。。。)

ゼン   「ファッションってヤツだよ。ファッション」

阿部   「ファッション?そうなのか?」

依頼者  「・・・・すみません、今、着替えてきます」


依頼者の女性は、また店の奥に入っていった。


ゼン   「あ~、面白かった・・・。久しぶりに爆笑したぜ」

阿部   「こっちは、ビックリだ」

ゼン   「しかし、相変わらずだな?」

阿部   「何がだよ?」

ゼン   「ツッコミ・・・」

阿部   「・・・そりゃ、どーも」


そんな会話をしていると、店の奥から依頼者の女性が出てきた。


阿部   「さてと、仕事としてきちんと聞きましょうか」

依頼者  「お願いします。実は・・・」


依頼者は二十歳になったばかりの女性。
両親の離婚について悩んでいた。
もともと、両親は仲が良かった。今でも仲は良いようなのだが・・・。

ある日、依頼者がバイトを終えて、深夜、家に帰ると、父親が包丁をもってうな垂れながら、泣いていた。




        続く



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サギ

「プロサッカーの契約金入る」中3男子が50万円詐欺(読売新聞) - goo ニュース

~引用 

 「プロサッカーチームから契約金が入る」などのうそを信じ込ませて現金をだまし取ったとして、栃木県警小山署は19日、同県下野市、中学3年の男子生徒(15)を詐欺容疑で逮捕した。

 発表によると、男子生徒は6月24日、小山市のゲームセンター駐車場で、下野市、無職男性(60)から現金50万円をだまし取った疑い。

 男子生徒は、「僕はサッカーの選手で、プロチームに入る。契約金は6000万円くらいになる。父は米国で会社を経営している。今、50万円貸してくれれば、父が1000万円のお礼をする」とでたらめな話をしていた。

 調べに対し、男子生徒は「金はゲームに使った」と供述している。

 男子生徒はサッカー選手ではなく、父親も米国で会社経営はしていない。男性とは昨年秋、ゲームセンターで顔を合わせるようになった。男性が金を貸した後に連絡が取れなくなったため、被害届を出していた。

引用~



将来有望なガキンチョですね。
こんなありえない話で50万騙し取るなんて・・・。

ってか、騙される方がアホ過ぎます。
まあ、ニュースを読んだだけなので、深い事情はわかりませんが
アホですねぇ。
どこをどう信じたのでしょうか?
60歳のいいオッサンが・・・。

そもそも、子供が50万もの金を借りる理由が、私には思いつきません。
それなりの理由を用意して借りたのでしょうか?

まあ、何にせよ。
プロチームに入ると言う子供には金を貸すのは止めましょう。



(代表代理サザビー)

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探偵は見た!


探偵は見た!


(上記はイメージです。)


深夜の雑貨店に侵入者、おもちゃで遊ぶ幼児だった(eixite.ニュースより)


引用~

[米テキサス州ボーモント 15日 AP] 深夜の盗難警報に呼ばれ

て雑貨店へ向かった警察が見たものは、おもちゃで遊ぶ幼児だった。監視カメラには、月曜日の午前3時ごろ、身元不明の子どもが雑貨店「ファミリー・ダラー」の正面玄関のひとつを開こうと試みたものの、鍵がかかっていて入れないでいる様子が記録されていた。

しかし、もうひとつのドアは鍵が閉まっておらず、子どもは中へ入った。そして盗難警報機が作動した。

この4歳の男の子は近所に住んでおり、家の鍵を開けて外に出て、多車線道路を渡って店まで来たものと思われる、と探偵のランディ・スティーブンスは述べている。

近隣の家をあたったところ、子どもを探している家族が見つかった。

児童保護機関は育児放棄の可能性を指摘している。事件の再調査期間中は、男の子は両親ではなく他の親類のもとに滞在することが認められそうだ。

~引用



探偵のランディ・スティーブンスは述べている。

・・・探偵?

アメリカの探偵はいったい何をしてたんだ?



と思ったら、英語で探偵はdetectiveだが、刑事もdetectiveらしい。

アメリカの探偵は仕事内容が、ずいぶん幅広いなと思ってしまった。



(調査員トリー)
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ギリギリ探偵白書・261


 ギリギリ探偵白書
 「マックvsロッテ・第2話」


 
 脇道に逸れながらも始まった調査会議。
 今回の依頼は、交際をしている男性を調べて欲しいとのことだった。
 依頼者と男性との間には結婚の約束があった。




サザビー 「浮気調査って事になるのか?」

田中   「まあ、一応、分類するならば・・・」

阿部   「とにかく、素行調査って事だな」

   
 依頼者は、男性の部屋にも行った事はあるものの
 男性が何の仕事をしているかなどのことは知らなかった。


サザビー 「微妙だな」

田中   「何がです?」

サザビー 「結婚しようってのに、相手の職業も知らないんだぜ」

田中   「良いじゃないですか、愛があれば」

サザビー 「バカだなぁ、結婚に必要なのは経済力だよ、金さ」

田中   「そんな、夢も希望も無い・・・」

阿部   「まあ、そんなもんだ。じゃ、二人で頼むよ」

サザビー 「ん、俺も?わたぼんは?」

阿部   「ダメだよ。へこんでるし」

 (お前がへこませたんだろっ)
  

 翌日、私と田中は、あるマンションの前にきていた。
 男性の住んでいるマンションである。


サザビー 「男の特徴は?」

田中   「写真の通り、どこにでもいる人間ですね」

サザビー 「いや、服の趣味とか、行動とか」

田中   「服装はですね、依頼者と会う時は、だいたいカジュアルで
      よく、靴下に穴が開いているそうです」

サザビー 「靴下に穴か・・・要チェックだな」

田中   「・・・そこはツッコミ所ですよ」

サザビー 「わかってるって、他は?」

田中   「行動については闇の中です」

サザビー 「暗礁に乗り上げたな」

田中   「はい。って、あきらめてどうするんですか」

サザビー 「だって、じゃあ、ずっと張り込むわけ?」

田中   「ん~・・・まぁ、そうですね」

サザビー 「金、かかるぞ」


 結局、その日の3時間の調査では男性は出てこなかった。
 それから3日間、空振りが続いた。

 そして、調査の方針を変え、依頼者が男性と一緒にいる時から
 調査を始めることになった。
 

田中   「今日は、お泊まり無しで、デートだけみたいです」

サザビー 「あ、そう」

田中   「なんすか、やる気無いっすねぇ」

サザビー 「今から気合入れてもしゃーないでしょ」

田中   「そりゃそうですけど・・・」

サザビー 「ま、一つ気になる事としては、住所と車のナンバーの管轄が違うって事だな」

田中   「会社の車なんじゃないですか」


 その後、依頼者と別れた男性は、一人、車に乗って都心を離れた。
 そして ナンバーの管轄地域で車を駐車場に入れた。

 男性は、そのままマンションに入っていった。
 私は、男性と共にエレベーターに乗り込み、男性の入る部屋をチェックした。
 部屋には、すでに誰かがいたらしく
 男性は、カギを使わずにドアを開け、部屋に吸い込まれて行った。

 翌日からの調査で、部屋の借主、車の持主が判明した。
 両方とも女性で、聞き込みの結果、男性とは内縁の関係であることがわかった。



        完



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人手予想

正月三が日、神社・仏閣の人出は12万人減少…警察庁予想(読売新聞) - goo ニュース

~引用 

 警察庁は16日、来年の正月三が日の人出予想を発表した。

 主な神社・仏閣の人出は今年より12万人少ない9806万人と見込んでおり、明治神宮(東京)、成田山新勝寺(千葉)、川崎大師(神奈川)の順。行楽地やテーマパークなどは3万人多い342万人と予想している。同庁では、延べ3万5000人の警察官を動員し、雑踏警備にあたる。

引用~



人手予想なんてものがあるんですね。。。

で、神社などにお参りに行く人が減少するとの予想らしいです。

ってか、どうやって導き出した予想なんですかね?
予想方法が非常に気になります。

まあ、例年減ってるから、今年も減るだろう。
みたいな予想なんですかね?


まあ、減少といっても混むんでしょうね。
なんで、並んでまで・・・とは強く思いますが
こんな時代ですから、神頼み、重要かもしれませんね。



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大ちゃん

山下大輔氏、ドジャースのコーチに=マイナーで内野守備担当-大リーグ(時事通信) - goo ニュース

~引用 

 【ロサンゼルス15日時事】米大リーグのドジャースは15日、元横浜監督の山下大輔氏(56)が傘下ルーキーリーグの内野守備コーチに就任すると発表した。フルタイムの日本人コーチ採用はドジャースでは初めて。シーズンを通して米国に滞在し、若手選手の指導を行うという。山下氏は球団を通じ「(コーチ就任は)大変名誉なこと。アメリカンドリームを目指す若手選手の力になりたい」とコメントした。 

引用~



大洋ホエールズの光り輝く大スター選手ですからね。

現役時代を見たことはないんですが
守備が凄く上手かったとのことですし・・・。

まあ、私のイメージとしては・・・。
横浜ベイスターズで監督をやって
今年のベイスターズ並みの大惨敗を喫したダメ監督なんですけどね。


まあ、たぶん人が良いでしょうから
監督などよりもコーチが向いていると思います。

外国人相手に、どれだけ指導できるのかはわかりませんが
いずれはメジャーのコーチにもなってほしいですね。

ってか、英語喋れるのかな?




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