峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

蓮根の穴

2009年10月27日 | 日常と健康
 「れんこん」を収穫するシーンを先日朝のテレビで見た。茨城が日本一の生産地だという。その茨城出身の女優さんが出演していた。我が家の冷蔵庫にあるのを確認したら山口県の“岩国れんこん”だった。岩国産は「穴が9つ」あり、一般的には8つだと包装袋で説明している。穴の数を気にとめることはなかったが、場所によって違うのか。

 漢字では「蓮根」。ハスの根と書くが、料理して食べるのは地下茎であって、根ではない。水の下の泥に横向きで埋まり、節ごとにくびれて、太く伸びている。輪切りにすると現れる穴は“通気孔”。「先を見通せる」ので縁起のよい食材とされている。

 岩国れんこんの大きな穴は確かに9つある。ただ、ほかにも“小穴”が見られる。それは省いて数えるということらしい。『岩国藩主吉川公の「九曜の紋」を連想させ珍重されて来ました。品種は支那百花種です』としている。あえてクレームをつけることもない。

 れんこんを生のまますりおろして「ハンバーグ」や「磯辺揚げ」にするレシピも袋に載せていた。熊本に旅行した時には、穴に辛子味噌を詰め込んでつくる名物の“辛子蓮根”をいただいたこともある。でも、私にとってはキンピラにしたシャキシャキ感が一番。我が家で食卓に上ることも多い。れんこんの季節はこれから冬にかけて。旬の食材のひとつである。

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