峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

インドネシアでシニア生活

2010年10月28日 | インドネシア語
 インドネシアが日本人高齢者をターゲットに「ロングステイ誘致」を展開している。27日には文化観光省を中心とした官民の訪日PR団が大阪で「インドネシアでのシニア生活セミナー」を開いた。次いで東京で開催する。今や世界に知られた高齢化国ニッポンである。観光旅行だけでなく、定年後にインドネシアでの生活を呼び掛け、そのための施設整備に力を入れているという。

 大阪・中之島センタービル内で実施されたセミナーに出た。インドネシア語に日本語通訳がまじるからどうしても時間が長くなる。そして、スライド、映像とパンフ資料で概況や観光ポイントの紹介が続く。順序としては魅力の説明をしないと、いきなり本論というのでは唐突すぎるのかもしれない。

 「長期滞在の場所はいろいろなところがあって、他の国より選択肢の多いのがメリット」「各地で自然に恵まれた“シニア・ビレッジ”をつくっています。バンカ・ブリトゥンで着手しているのもそのひとつ。スパやゴルフ場のほかクリニック・病院・介護施設を完備し、高齢者がゆっくり、のんびり滞在してもらえます」

 実際に海外移住に踏み切るまでにはそれぞれの好みや事情がある。多くの人のニーズを調べ、日本の団体・機関との情報収集と交換も今回の訪日団の仕事。その意味では、会場でアンケート調査を依頼する手があったかもしれない。国内的な法律関係ではビザの期間・更新延長などの改正を国会審議中だそうだ。問題はインフラ整備。これは観光や滞在誘致レベルではなくインドネシア全般の課題であり「政府の責任」と認めている。徐々に改善されていくだろう。 
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