峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

DVD映画

2009年02月03日 | 
 パソコンでもDVD映画を十分楽しめるものである。隣接市に住む義兄宅を訪れたさい「持って帰ったらいいよ」と言われた。お言葉に甘えて3枚(本)拝借。そのうちのひとつ、西部劇の「マッケンナの黄金」(MACKENNA’S GOLD)を早速見た。新しいパソコンのDVD再生のテストを兼ねていたが、インストールされているソフト(Win DVD)を選択すると、自動的に立ち上がって全く問題なかった。

 主演は保安官役のグレゴリー・ペックと悪党を演じるオマー・シャリフ。ともに渋い2枚目で、ほかにテリー・サバラス(テレビの「刑事コジャック」で有名だった)や名脇役と言われた懐かしいエドワード・G・ロビンソンも出ていた。ストーリーはアパッチ族が守っていた“伝説の黄金”をめぐり、多くの人たちが宝探しで争う。人間の本性と醜い欲望を描いているが、舞台になった米南西部の壮大なグランドキャニオンの風景は見ごたえたっぷり。地震で秘宝が埋まってしまうラストシーンも迫力がある。1969年の米コロンビア製作(124分)。

 西部劇は日本なら、時代劇に当たるだろう。時代劇ファンも多い。ただ“銃社会”が続く米国では、“刀が遠い昔のこと”になった我々日本人が時代劇を見るのとは、多少異なった意識で西部劇を見ているのかもしれない。

 この作品が作られた頃、映画は映画館で見るのが当たり前だった。「シネラマ」仕立てなど工夫もされた。それをパソコンで見れるとは、時代も進んだものだ。

 パソコンの「Win DVD」は、右クリック操作で一時停止、停止、早送りなどができる。また、この映画だと28の「チャプター」に区切られていて、見直したいところへ一発に飛んで再生できる。さらに「オーディオメニュー」で英語と日本語(吹き替え)を自在に変えられるし、字幕も「サブタイトル」で日本語、英語の切り替えが可能。だから英語のセリフを聞きながら、英語の字幕を見ることだってできる。

 DVDをつくるときに英語版だと日本語への「切り替え」サービスが付いているのが多いという。これなら、語学教材にも使えそうだ。今頃、こんなことで感心するのは時代遅れか。昔の名画は、テレビ(ケーブルテレビ)の専門チャンネルがあるけれど、たまにはこういう見方もいい。
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