今年のランは南アルプスで出会ったアオキランが最後のはずでしたが、
思いがけず、珍しい腐生ランにお目にかかるチャンスに恵まれました。
こんな目立たない地味なランは、そこに咲いていると教えられても目を凝らさない見つけることは難しいもの。
決して美しい花ではないけれど、薄暗い竹やぶで、
人知れず身を隠すようにひっそりと咲く姿には、案外可愛いものです。
クロヤツシロラン(黒八代蘭)
ちょっぴりグロテスクな不思議なランですね!
通常、クロヤツシロランは萼片と花弁がしっかり開花するようですが、この日見たものは
割と控えな開き具合でした。
唇弁の両脇にもっさりと毛が見えますね!
次に、アキザキヤツシロランが咲く別の竹やぶへ移動しました。
アキザキヤツシロランもクロヤツシロラン同様、ほとんど目立たないので見つけるが大変です。
緑がかった黒褐色の色合い、宇宙生物を思わせるような不気味なランですが、どことなく愛嬌がありますね!
アキザキヤツシロラン(秋咲き八代蘭)
アキザキヤツシロランは、クロヤツシロランのように大きく開花することはないそうです。
中には淡い黄緑色系の花もありました。
色合いも変化があるようですね~私はどちらかと言えばこっちの方が好きかも…^^
蜘蛛の巣と藪蚊の攻撃に備え万全の対策で臨んだので、被害は最小限で済みました。
竹林は、筍シーズンばかりしか興味がなかったけれど、色々な楽しみ方があるものだと改めて感じた次第です。
今年のランの締めくくりにふさわしい面白いランを見せていただきまして
感謝、感謝です。
登山好きの私ですが
腐生ランの記事ありましので拝見させて
頂きました。野生では厳しいので醜く見えますが
室内で見ると大変、可愛いものです。
山好き、花好きご同輩!ばんざいです。
ありがとうございました。