6月8日(金)
礼文島~稚内間のフェリーの所要時間は通常二時間ほどですが、13:25発は利尻島経由でしたので3時間近くかかりました。
波が高く揺れが激しかったので船酔い寸前でしたが、何とか持ちこたえることができました。
到着後は、最北端の宗谷岬までレンタカーを飛ばしたものの、あまりの寒さに震え上がり写真を数枚撮るだけで精一杯!
電光掲示板の温度計は7度風速8mなので体感温度はマイナスです。
今夜のお宿は「氷雪荘」、名前も寒そうなので今の気分とぴったりです。
訳ありで夕食は頼めなかったので「花いちもんめ」という回転寿司でお腹を満たし、チェックインしました。
6月9日(土)
6時半からの朝食を頂き、まずはサロベツ原野に向かいました。
サロベツ原生花園って、原野の一部ってことでしょうか?
サロベツ原野、サロベツ湿原、サロベツ原生花園っていろいろ呼び名があり、
区分けはわかりませんが、私たちが訪れたのは原生花園のようです。
ここはエゾカンゾウが有名ですが、まだ少し早かったようでほとんどが蕾でした。
ホロムイイチゴは、開いているものは少なく、あまりキレイな花はありませんでした。
ワタスゲ
ミツバオウレン
楽しみにしていたオオバタチツボスミレは少しだけ残っていました。
エゾイソツツジ
お天気もどんよりしていて、正直言っていまひとつのサロベツでしたが、お花の最盛期に
訪れたらまた違った印象を受けたことでしょう!
お花狙いの人は少なく、サロベツ原野でしか見ることができないという鳥を狙う
大きなレンズをつけたバードウォッチャーの方々の熱気を感じました。
鳥の名前は「シマアオジ」、この鳥の写真を撮ることはバードウオッチャーにとって憧れのようでした。
鳥にはさほど興味のない私たちは、鳥ヤさんの邪魔にならないようにサロベツ原野を後にしました。
オホーツク海沿いには原生花園が点々とあるようで、立ち寄りたくなります。
旭川空港発19:10の羽田行に乗る予定なので、
時間の配分を考えなければなりませんが、まだ朝だし、時間は十分。うんうん
思いつくままに立ち寄ってみると、そこにはハマナスが咲き初めていたり…
波打ち際にヒオウギアヤメやエゾカンゾウが咲いていたりして期待を裏切ることはありません。
エゾカンゾウ
そして、海岸に咲いていたのはこの花、 ↓ サクラソウ科のウミミドリです。
可愛いピンク色の花は、礼文島で是非会いたいと願っていましたが、時間の関係で届かなかっただけに
それはそれは嬉しい出会いでした。
舞い上がったのはこのスミレ、ここは日本海側ではないけれどウミミドリが咲く環境なら
このスミレはきっとアナマスミレに違いない。と、毎度の思い込みで^^;
昨年は葉や茎にびっしり毛があったので、アナマの可能性は消え去ったのですが、今回は…
老眼ながら確かに無毛…だったのですが、ザ、ン、ネ、ン 拡大してみると毛がありました~
やはりスミレのようですね~
こんな波打ち際にまで咲くスミレって、根性ありますね
スズランも頑張っています。
ヒメイズイもたくさん咲いていますよ!
寒々としたこんな場所に咲くのですから驚きです。
そして、あったらいいな~の大本命
エゾゴゼンタチバナが咲いていたのです。
昨年、道東で探したけれど、早すぎたのか見つけることができなかったエゾゴゼンタチバナが遂に
眼の前に現れた時の嬉しさといったら、思わず抱き合って喜び合いました
とにかく嬉しかったのでたくさん載せちゃいます
さて、冷静に考えてみると旭川は遠いです。
スマホで到着時刻を検索するとギリギリの時間となってしまいました。
そろそろ引き上げなければなりません。
限られた時間の中、初めて訪れる海岸でこんな素敵な出会いがあるからお花探しは
やめられません。
降り続いていた小雨はこの時だけ止んでいたような…
気温は6.5度の寒い日で、風も強いので体感温度はこの時も多分マイナスだったと思いますが、
興奮のあまり寒さを感じることもなく体はポカポカ、本当に感激でした~^^
最後に、利尻島でも礼文島でもここでも、黄色い花が美しかったセンダイハギをカメラに収め、
一路旭川空港へと向かいました。
たくさんのお花に会えた充実の6日間でした。
お付き合いくださったFさん、ありがとうございました。
北海道の山旅&花探し、今年もご一緒出来とても楽しかったです…有難うございました。
どの写真も綺麗で素晴らしいですよ。
その写真一枚一枚にその時の情景やら会話やら色んな光景が詰まっていて、じっと見ているとそれが滲み出てくるようです。
朝から晩まで一杯楽しませて頂きました。
なんと昨年に引き続き、今年もすれ違いだったようですね。
わたしたちは日程の都合で利尻山には登らなかったのですが・・
宿泊先も礼文の「はまなす」さん、稚内の「氷雪荘」さんと・・同じです!
それにしても、この時期の北海道は花がいっぱい!!
ほんとに良い所ですね~・・
朝早くから目一杯動き回った怒涛の6日間でしたね^^
本当に楽しかったぁ~~^^
会いたかったお花たちにも出会うことができて大収穫でした。北海道って癖になりそうです。
また機会があればご一緒してくださいね
昨年もびっくりでしたが、今年もまた同じ場所を選ぶなんて、何だか嬉しいです^^
礼文島に渡った日、お迎えに来ていただいた「はなます」さんのご主人からお二人のお話を伺いました。
お二人の追っかけで、楽しい時間を持つことができました。
そのうち、どこかでバッタリしそうですね
エゾゴゼンタチバナがこんなに見られるなんて驚きです。昨年、初めて2個の花を見て(しかも遠くで)喜んでいましたが、こんな場所があるんですね。
エゾゴゼンタチバナは、昨年道東で期待していたのですが、会えずにガッカリでした。
その分、今年のこの出会いは喜びもひとしおでした。
以前、黒岳のロープウェイ乗り場で見たことがあるのですが、これは植栽だったようです。
なかなか出会えない花ですが、こんなこともあるのですね、北海道の自然は豊かで素晴らしいですね!
いつもHPを見ては、ここへあそこへと夢を描いています。
昨年のテシオコザクラ見学に感化され、腰をあげました。幌延町役場の観察会に参加し咲いたばかりのテシオコザクラを見てきました。感動!感動でした。その後エゾエンゴサク咲き乱れる街道を行き根室からオオバナエンレイソウ見学、4度目のアポイ岳などなど、心に残る北海道のたびが出来、感謝です。
幌延町の観察会に参加されたとのこと。
咲き始めの新鮮な花を見ることができて羨ましい限りです。しかも薄紅色もあったそうで超ラッキーでしたね!
やはり5月下旬が良いようですね!
幌延町の観察会は、確か一昨年は6月8日、昨年は6月3日、そして今年は5月27日ですから年々早まっているのですね。
実を言うと、利尻礼文の帰りにテシオコザクラの群生地に立ち寄ることも考えていたのですが、電話で問い合せてみたところ、すでに花は終わり、ゲートも閉めたとのことでした。
私もいつかは咲きたてのテシオコザクラに出会いたいものです。
それにしても、アポイ岳は4度目ですか!?
きっと、花、花、花、のオンパレードでシレトコスミレさんの感動が伝わってくるようで、こちらまで嬉しくなります。
北海道のスケールは半端ないので、何度でも行きたくなりますね!
コメントありがとうございました。