たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



礼文島 <レブンアツモリソウほか> 2018/06/07

2018-06-18 | 北海道の山



今日はスコトンから4時間コース(岬めぐり)のレブンアツモリソウの群生地を訪ねることにしました。

朝一番のスコトン行きのバスはフェリーターミナル発06:30と早いので、
知床の「はまなす」さんでは、バス乗る人向けに朝食を05:30に早め、
バスの出発点のターミナルまで送り届けてくださいます。
礼文島二泊目は、香深の「うきしま」さんに泊まることを伝えたら宿まで荷物も届けてくださり、本当に有難かったです。

一時間あまりバスに揺られ、スコトン岬に到着すると、9年前のあの時と同じくあいにくの空模様、
売店はまだ閉まっているので、僅かの庇を求めトイレの前で雨具で身支度を整えスタートします。

霧雨ながら、カメラはすぐにグッショリ、前回と全く同じ状況でカメラを取り出すのも一苦労する有様です。


岬めぐりコースは1組の夫婦と、中国からの観光客4人組と私達二人、
途中までは8時間コースを目指すご夫婦の10人でスタートです。

こんな天気ですが、誰一人中止する人はいません。




苦手なセリ科の植物ですが、オオハナウドでしょうか?



で、こちらは光沢のあるシワシワの葉が特徴のエゾノシシウドかな…
調べてみても、自信がないので右から左へと片っ端から忘れ去られていきます





ネムロシオガマ





チシマフウロを撮ってもガスでぼんやりです。



このコース、結構なアップダウンで思った以上に疲れます。
青い海を見渡すことができれば、気分も晴れやかで疲れも吹っ飛ぶかもしれないのですが、
いかんせん、今日は天気が悪すぎます。
風霧の中、ひたすら歩いて歩いて。。。。。



海岸沿いの道になりました。
この頃になると少しだけ、天気が回復してきたようです。



初めてみるエゾヒナノウスツボです。



海岸線から急坂を登り澄海岬方面へと進みます。この辺りはミヤマオダマキが特に美しい!

吹き飛ばされそうな強風に立ち向いながら必死に登ります。

澄海岬0.5kmの標識ですが、浜中方面へ前進することにしました^^;

こんな状態でしたので、
鉄府の海岸付近に咲くという“アナマスミレを探す”というミッションをすっかり忘れてしまってました~


          


でも、“自生のレブンアツモリソウ”探す” こちらは大収穫でした。
当初は、レブンアツモリソウは保護地でしか見ることができないと思い込んでいたのですが、
よく探せばアチコチにありますよ!とのこと。
その声は本当でした。

ただし、時期的には少し遅かったようで、茶色く変色している株が多かったです。



自然の中にこんな状態で咲いていることに驚きと感動を覚えました。



こちらはシロバナだったのかな…



200mmの望遠レンズで捉えた群生するレブンアツモリソウ。
近づくことはできませんが、凄い数のアツモリソウがまだ残っていることに感動を覚えます。
きっと皆さんの活動が実を結び、盗掘などが減ったことにより徐々に増えているような気がします。
…だといいですね^^




 ↓ こちらは保護地とその周辺のレブンアツモリソウです。
今年は5月23日から開園していたそうで、その一部はすでに閉鎖されていました。
それでも、まだ見頃のアツモリソウが見られるのは嬉しいですね!

 


レブンアツモリソウには、クリーム色と白っぽい色があります。

咲き始めのクリーム色から少しずつ退色し、最後は白色になるのだと思っていたのですが、
梅沢俊さんの図鑑にも「白花の個体もある」と書かれているので、
担当者の方に伺ってみると ⇓ の個体は最初から白色のとのことです。





それにしても、今年のように気温の変化が激しく、強風が吹き付けると傷みも早いようで、
そんな中、出会うことができて本当に良かったです。



以前はカラフトアツモリソウが同居していたので、それも楽しみにしていたのですが、
すべて抜いてしまったとのこと。どうやら雑種ができてしまうので悪者にされたみたい…
カラフトアツモリソウは元々この地に自生していたかが疑問なので、仕方ないですね!

クゲヌマランは健在でした。

 

  

レブンアツモリソウ群生地近くに咲くサクラソウモドキは見事でした。
多少は人の手が加わっていると思われますが、間近でこの花を目にすることができるのは
嬉しいことです。




4時間コースなのに5時間ぐらいかかってしまいました。


          



今回、礼文島で会いたいと願っていた植物はたくさん有りましたが、
中でも未見のホテイアツモリソウとフタナミソウには特別な思いがあり下調べも入念に済ませていました。
でも、咲いているかどうかは運次第、どうか咲いていますように…と祈るような気持ちで訪問したのです。



 想像以上の見事な咲きっぷりに、嬉しさがこみ上げてきます^^


 

 シロバナノビネチドリがも見ることができました。

 

 フタナミソウも期待に応えてくれて、感謝感謝です。

 



ヒメイワタデは、雌阿寒岳で出会って以来です。



岸壁を飾る黄色はチシマキンレイカ、ちょうど見頃でした。



カラフトゲンゲは本当に色が綺麗です。



レブンウスユキソウ



オオタカネバラ


こちらは沢沿いの自然の中で見つけたサクラソウモドキです。

 

 前回は6月11日で、レブンアツモリソウは終盤でしたので、今回は少し早めに設定したつもりでした。
この花を自然の中で愛でるなら5月下旬頃が最適なのかもしれません。
でも、毎年同じ時期に開花するとも限らないので見極めは難しいですね^^;

今回は丸くコロンとした蕾こそ見逃しましたが、咲きたての綺麗な個体から茶色く変色した最終盤まで見ることが
できてよかったし、何より、最大の目的のホテイアツモリソウ、フタナミソウ、カラフトゲンゲは
心に残る素晴らしい出会いでした。

礼文島三日目は、カラフトゲンゲの美しい花に出会った礼文滝の再訪ですが、
6月6日の記事に差し込んだので省略します。


次に訪れる機会があるかどうかはわかりませんが、いつまでも豊かな自然が残るよう願って
6月8日の13:25利尻島経由稚内行のフェリーで礼文島を後にしました。

  

 

コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 礼文島<礼文滝、桃岩コース... | トップ | サロベツ原野からオホーツク... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しませてもらいました (髭さん)
2018-06-29 16:23:05
利尻礼文の6月の花を楽しませてもらいました。
短い日数を有効に利用していると思います。
見たかった花も見られたようで
良かったですね。

礼文島でまだホテイアツモリソウが見つかっていなかった大昔に、髭さんが草原で撮影していると、その草原の持ち主があわててやって来て、どうしてここがわかったのか、とキツイ口調で詰め寄られたことがありました。
草原をを眺めていて、その環境を見てやって来たのだと答えたのですが、納得できないような雰囲気でした。当時はアツモリソウの盗掘目的で、礼文島にやって来る人がとても多かった時代で、その後、10年くらい経ってからやっと自生地が保護されるようになりました。
今の桃岩の遊歩道にも、レブンアツモリソウは咲き溢れていたのですよ。
礼文滝上などもなかなか面白い場所で、カフカシオガマなどもあるのですよ。
髭さん (fu-co)
2018-06-29 19:54:45
髭さん、こんばんは。

お忙しい中、コメントを書いて下さりありがとうございます。

ホテイアツモシソウが礼文島に自生することは、最近になって知りました。一番美しい時に出会うことができて本当に感激でした。
ただし、柵でしっかり保護された中ですが…
こんなレアなランを自然の中で見つけることができた時代があったのですね!
レブンアツモリソウも今回はアチコチで自生する姿を目にすることができました。
桃岩展望コースでは一ヶ所しか見つけることはできませんでしたが、昔はたくさんあったのでしょうね!

>礼文滝上などもなかなか面白い場所で、カフカシオガマなどもあるのですよ。
カフカシオガマは、ネムロシオガマの赤花とのことですが、これは知りませんでした。
そのような目で見ないとなかなか見つけられませんね^^;もしかしたら、あったかもしれないと思うとちょっと残念です
とはいえ、たくさんのお花に出会うことができた今回の花旅は大満足でした

コメントを投稿

北海道の山」カテゴリの最新記事