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体育の日の三連休はどこの山も紅葉真っ盛り!涸沢に行くか蔵王に行くかそれともそれとも…最後まで悩み抜いて決めたのが妙高山と火打山でした。
このニ座は4年前に登ったことがありますが9月中旬だった為、花も紅葉もいまひとつ、できれば紅葉の季節にもう一度訪れたいと、かねがね考えていました。
また夫にとっては、火打山は7年前に登頂済ですが妙高山は未踏なので喜んで賛成してくれました。
しかしながら、ここは涸沢と同様人気のエリア、混雑は覚悟しなければなりません。
小屋泊は到底無理なのでテント泊です。テントといえど張れるスペースは限られています。妙高市役所に電話で聞いてみると、午前中に到着すればたぶん大丈夫とのこと。ひとまず安心!
前日11日の夜9時ごろ笹ヶ峰に入り、そのまま車中泊。
駐車場の7割以上はすでに埋まっています。
翌朝のシュラフ片付けとパッキングが面倒なので車中泊用に羽毛布団を持参していたので温かく眠ることができました。
12日は4時45分に起床、軽く朝食後、辺りが明るくなり始めた5時40分に出発しました。
まずは初日の妙高山からです。
【山行日】2008年10月12日
【メンバー】夫、たんべぇ
【コース】笹ヶ峰05:40-----黒沢出会06:25/30-----十二曲07:05-----富士見平07:50/08:00-----高谷池ヒュッテ08:40<テント設営>09:40-----黒沢池ヒュッテ10:30/45-----大倉乗越11:00-----長助池分岐11:35-----妙高山頂12:35/13:05-----長助池分岐13:40/50------大倉乗越14:25/30-----黒沢池ヒュッテ14:40/55-----高谷池ヒュッテ15:40
【行動時間9時間(休憩、テント設営時間含)】
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05:40 登山届けに記入して出発します。
辺りはまだ薄暗いのですがヘッドランプは必要ありません。
笹ヶ峰からいきなり紅葉のトンネンに入ります。
何と美しい!!こんな素晴らしい紅葉を見るのは何年ぶりかしらと気分はルンルン♪
でも、木道にはうっすら霜が下りているのでゆっくり滑らないように歩きます。
黒沢までくると、もう体中が染まってしまいそうなくらいの黄葉に誰もが歓声をあげています。
06:25 黒沢は紅葉真っ盛り!!
ブナ、ダケカンバの黄葉が美しい!!
ここで一休み♪
黒沢からいきなり急登になります。
目の覚めるような見事な色付きです!
美しい紅葉の中を歩くのできつい登りも苦になりません。
日帰りの人も結構多く小さなザックを背負った人が目立ちます。
07:50
2時間10分かけて富士見平の分岐に到着しました。
急登は一旦ここで終わり、ホッと一息つきます。
行く手に火打山が見えてきました。
振り返ると、北アルプスの後立山連峰が雲海に浮かんでいます。
08:40 高谷池ヒュッテ着
受付をして早速テント設営!!
ゴアテントなのですが今回は初めてフライを使用してみます。寒さ対策というのも理由のひとつですが、ゴア部分はともかくバスタブ部分の結露がひどいのでフライシートでいくらか軽減されるかと考え、思い切って購入しました。
まだ9時過ぎだというのに次々とテントスペースは埋まっていきます。
早く来て正解でした。
不必要な物は置いて妙高山に向かいます。
高谷池から茶臼山を越えて黒沢池ヒュッテまで行く道はこんな風景が広がっていました。↓↓↓
茶臼の登りから北東を見下ろす。
目の覚めるような見事な紅葉
ほぼ水平に走る黒沢池ヒュッテと富士見平を結ぶ登山道、妙高の山頂部分がひょっこり顔を出しています。
葉を落としたダケカンバ
ドーム型の黒沢池ヒュッテ
11:30
黄色いウエアーを着た方は小屋番さんかな?この方に使用料200円を手渡してトイレを拝借しました。
誰かが「今日は混みそうですか?」と尋ねると「普通に考えて混むに決まってるっしょ!」とそっけない返事(^^ゞ
「長助池分岐の水は出ていますか?」と聞くと「最近行ってないから知らないけど、仮に出てても冷たすぎて飲めないっしょ!」と一風変わった返事が返ってきました
黒沢池ヒュッテから見る茶臼山方面
さて、ヒュッテのベンチがあまりに心地良いのでまったりしすぎました。
そろそろ先に進むことにします。
ここから大倉乗越への登りとなります。木の根が張り出したり道はドロドロにぬかるんでいてかなり歩きづらいのです、小屋のスタッフの方でしょうか?倒木をチェーンソーで切り落として登山道の整備をなさっていました。本当に有難いですね!
15分で大倉乗越に到着、せっかく登ったのにまたまた下ります、それもかなり急で危険場所もあります。
ここからが大変でした、何しろすぐ前に30人の団体さんが列をなしているのですから、少し進んでは立ち止まり、なかなか前進できず後に続く者はちょっぴりイライラ…
それでも左手はこんな素晴らしい景色ですから救われます(^-^)v
ナナカマドの赤が目立ちますね!
11:35 長助池分岐
ここでようやく団体さんと別れることができました。
妙高の登りははっきり言ってきついです。僅か400mの標高差ですが倍の800mぐらいに感じました。
12:35 長助池分岐からちょうど一時間で妙高山頂に到着。
ホント、苦しかったぁ~
妙高から見る火打山と焼山
妙高北峰は人がいっぱい!下に見えているのは野尻湖かな?
南峰から見る北アルプス
ズームアップしてみます。え~っと右端が白馬で・・・・・
天気も良く見晴らしも抜群、1時間ぐらいのんびりしたい気分でしたが下りが心配なので後ろ髪を引かれる思いで30分ほどで切り上げました。
下りは両手を使いながら慎重に慎重に。
35分で長助池分岐に下りてきました。ちょうどベンチが空いたので休憩です。ここで食べたこの秋お初の“富士りんご”は甘くてジュシー、美味しかった!!
ここから大倉乗越までの登り返しが待ってます。
覚悟はしていたもののさすがに疲れました!
でもでも、美しい紅葉に励まされ頑張ることができました。
カラッとした秋の青空
妙高山頂を振り返る。
何度見てもうっとりの長助池の紅葉!!
14:50黒沢池ヒュッテ
ヒュッテ前のベンチではテント泊の人がお肉を焼いています。う~~んいい匂い!この匂いたまりません。お腹が空いたので急いで高谷池ヒュッテまで戻ることにしましょう!
それにしても黒沢池ヒュッテは今日何人ぐらい宿泊するのでしょう?
すでに受付を待つ人たちが外にまで列をなしています。
その後
黒沢池を出て高谷池までの間では数え切れないほどの人とすれ違いました。
そのほとんどが小屋泊まりの様子、以前、4畳に16人詰め込まれ一睡も出来なかった話を読んだことがあるので、他人事ながら心配です。
でも、この状況は毎年のことだから黒沢池ヒュッテ側も何らかの対策を講じているいると思うのですが…。
茶臼山の登りから見る黒姫山
くっきり浮かぶ北アルプス、今日は夕焼けが見られるのかなぁ~楽しみです!!
15:40 高谷池のテント場に戻ってきました。
午前中は10数張りだったテントは予想したとおり一杯になっていました。カラフルできれいです!
寒くなってきたのでテントの中で調理、疲れのせいかあまり食欲がない夫、せっかく持ってきたウイスキーも焼酎も一滴も飲むことなく6時過ぎにはシュラフにくるまっていました。
その2に続きます。
火打の紅葉はホントいいですね、いつか訪れたいけど、皆さんいい時期を知ってますから混雑がネックですね。
それでも行きたくなる景色です。
この連休は八ヶ岳も大渋滞だったようです。
それにしても紅葉きれいです。
実は僕は13日と14日が休みで、13日は飯豊へ行き、夜中に高速を走って14日の朝は妙高の下の燕温泉でまったりしていました。
飯豊の紅葉はピークを過ぎていてちょっぴり残念でした。でも人は少なくて山頂も貸切でした。
妙高、火打の紅葉は予想したよりず~っと綺麗でしたよ!
混雑は覚悟でも行く価値は十分にあると思います。
食う寝るさんも是非お出かけくださいね(^_^)/~
ところで、百名山全山踏破おめでとうございます!
盛りは過ぎていたとはいえ、紅葉の飯豊が百座目というのも素敵です。本当におめでとうございます!!