たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。

滝子山【中央沿線】 2007年11月25日(日)

2007-12-01 | 高尾、中央沿線の山

JR中央本線沿いに見る滝子山はスッキリとした三角形が印象的でボリュームもあり登行意欲をかきたてられる存在です。
駅から駅へと歩くことができ、また山頂からは美しい富士山を眺めることができるのも魅力です。
滝子山は一昨年の12月に寂しょう尾根を登ったことがありますが、雪がついていて少々怖い思いをしたので、今回は一般的なズミ沢沿いを利用しました。

笹子駅から一時間余り車道と林道を歩くのは面倒ですが適度なウォーミングアップと割り切るほかありません。

山行日】2007年11月25日(日)

【メンバー】夫、たんべぇ

【コース】JR笹子駅08:00----吉久保入口08:16-----道証地蔵09:05-----三丈の滝09:25----曲沢峠分岐09:45----滑滝10:00-----鎮西ケ池11:05-----滝子山山頂11:15/11:50-----女坂分岐12:05-----檜平12:17/12:20-----林道終点13:20-----JR初狩駅14:00
《所要時間:6時間、上り:3時間15分、下り:2時間10分

 

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08:00
笹子駅から歩き始めます。
国道沿いの電光掲示板の温度計は4℃と表示されていました。


国道20号線を東に戻り吉久保入口を左に曲がります。
中央高速の陸橋を渡り、道なりに進むと一時間ほどで道証地蔵です。


09:05 【道証地蔵】
ここから沢沿いの登山道に入ります。


紅葉は終盤ですが大好きな沢沿いの道なので気分はルンルン♪


09:25 【三丈の滝】


笹子小学校の看板(?)がいたるところにかかっています。
遠足でこの山に登るのでしょうか、小学生は元気ですね~ 


09:45 【曲沢峠分岐】
以前、笹子雁ケ腹摺山~お坊山~大鹿峠を越えて笹子駅まで下りましたがここから先は初めてのルートです。


造林小屋を越えたあたりでシモバシラを発見!!



【シモバシラの霜柱】
冬の冷え込んだ日、シソ科の植物シモバシラの根元にこのような氷の芸術(霜柱)がお目見えします。
以前から見てみたかったのでこれには感激でした


あっちにもこっちにも一つとして同じ形はありません。


なぜこのような現象が起きるのか詳しくは知りませんが、高尾山などでも見ることができるそうで時々テレビで放送されます、今年はシモバシラ狙いで高尾に行きたいと思っていたところでした。
11月だというのに思いがけずこの滝子山で出会うことができてラッキーでした。



リボンみたいに細くヒョロヒョロしたものもあります。


秋に白い花をつけるそうですが今はこんな状態です。


沢の水しぶきも凍るはど冷え込んでいるのですね!


根元が細い面白いつららを発見!


秋と冬が混在します。


マルバダケブキも綿毛になっています。


このあたりはマルバダケブキのお花畑だったのですね!


霜をかぶった落ち葉をふみしめて…


11:05【鎮西ケ池】


11:15/11:50【滝子山山頂より】
少々霞がかかっておりクッキリとはいきませんが手前に三ツ峠のアンテナが見えます。


こちらは大岳山

登りでは数人の登山者に会っただけでしたが山頂に着くと写真を撮るにも一苦労するほど賑わっています!
登山道はズミ沢が一般的だと思っていましたが、寂ショウ尾根方面から上がってくる人のほうが多かったみたいです。

山頂で食事をして11時50分下山を開始しました。



檜平へ通じる道は冬の陽だまりといった感じ、落ち葉で埋まった登山道を駆け下ります。



12:17/12:20 【檜平】
ちょっとした広場になっています。

急な下りですが、ぐんぐん高度を下げていくので気持がいいです。
途中の水場にはベンチがあり休憩スポットになっていますがそのまま進みます。


13:20 【林道終点】
コースタイムによると、ここから初狩駅まで35分とのことですが、
予定時間を大幅に短縮できたのでゆっくり歩くことにします。


 

 


リュウノウギク


ヤマハッカでしょうか?
秋の名残の草花を探しながら歩きました。


すぐにでも散ってしまいそうな最後の一葉


ツルフジバカマ
土手の草むらにこんなかわいいお花が咲き残っていました。


林道終点から40分かけて14:00に初狩駅に着き、14:10発、高尾行きに乗ることができました。


初狩駅から見た滝子山


中央線沿いに住むたんべぇにとってこの沿線の山々はとても便利で四季を通して楽しむことができます。
とはいえ、夏はつい標高の高い信州や東北に気が向いてしまいますが、この季節になると中央線の山が近くて良かったと改めて実感します。


中央沿線にはまだまだ未踏の山もたくさんあるので、すこしずつ繋げて行きたいですね!!

 

 

 

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10 コメント

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また行ったのですね。。。 (NISHIN)
2007-12-01 20:50:46
たんべえさん、また登ったのですね
いつもは会社でこっそり読んでます。
今日は自宅でのんびり読ませていただきました

明日イタドリ沢ノ頭から矢の音に行きます
低山だと聞いて少し安心しています
来週は数の子さんと大岳山です。
体鍛えておきますのでまたご一緒させてください。
返信する
またまた・・・ (数の子)
2007-12-01 23:57:04
こんばんは。
やはり・・・今週も登られましたか。
晩秋の山って魅力的ですネ落ち葉のカソコソと言う音が大好きですいつもご主人と山登りができてうらやましいです~~
NISINさんのコメントのように来週は二人で大岳山です。どんな珍道中になるか楽しみです。
返信する
NISHINさん (たんべぇ)
2007-12-02 20:58:32
たんべぇのお粗末ブログにコメントありがとうございます。
すっごく励みになります♪バンバルぞ

イタダリ沢の頭はいかがでしたか?
ワタクシ不覚にもこの場所をしりませんでしたさっそくネットで検索してみましたよん。
冬の陽だまりハイクに良さそうなところですね~
教えていただけて感謝で~す

近いうちにぜひ一緒にお願いします!!
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数の子さん (たんべぇ)
2007-12-02 21:05:41
来週は大岳山ですか?
空気が澄んでいるこの時期の奥多摩はいいですよね~
今日は笠取山に登ってきました。
富士山も南アルプスもバッチリでしたよ!!

大岳山、お天気に恵まれますように
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シモバシラ (食う寝るさんだ-す)
2007-12-03 20:17:08
面白い形もいろいろありそうですね

まだ、完璧なシモバシラ見た事ないのですよ~
とゆうか、今年の頭まで、存在も知らなかったんですけど(笑)
ボチボチ、高尾もでてくるのかな~?
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シモバシラの不思議 (カモシカ)
2007-12-03 22:29:19
「シモバシラの霜柱」・・・小さな氷の造形(結晶)ですね!
1年にたった1度だけシモバシラが咲かせる冬の花。
珍しい形のも見つけましたね!

*引き続き笠取山ですね。
 分水嶺の山ですね。
 ぎりぎりクルマで行ける日帰りの山です。過去2回シャクナゲの頃、登りました。
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食う寝るさん (たんべぇ)
2007-12-03 23:17:48
私も初めてでしたシモバシラ。
最初の一個を見つけた時は嬉しくて10枚以上撮ってしまいましたよ
その後次々登場、それもワンサカですよ、そのうち「え~また~」みたいに有難味が薄れてきました(笑
でもでも、そんなに珍しいものならもう一度見たくなりました、私も高尾で狙いまする!!
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カモシカさん (たんべぇ)
2007-12-03 23:33:28
>1年にたった1度だけシモバシラが咲かせる冬の花。
博学ですね~カモシカさん!!
し、知りませんでした、何度でも咲かせるのかと思っていたのでまた行こうなんて考えておりました!!
アリガトーお勉強になりました!!

笠取山のシャクナゲはきれいですよね!
http://blog.goo.ne.jp/tanbeeyama/e/cb50cea7b7d17c70acd1ff8b7ee9b5e6


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シモバシラ (sanae)
2007-12-05 16:55:58
見れて良かったですね。
丁度話題にしていたばかりでしたもんね。
いっぱいあったようで、私も一緒に楽しませていただきました♪

>1年にたった1度だけシモバシラが咲かせる冬の花。

って、どういう意味なんでしょう?
この氷のシモバシラは一度だけという意味ですか?
だとしたら不思議な現象なんですね。
これが付く部分が一度でそのエネルギーを使い果たしてしまうっていうことなんでしょうかね?
返信する
sanaeさん (たんべぇ)
2007-12-07 09:19:26
ほんと、ちょうどよいタイミングでシモバシラに出会えてラッキーでした。
今シーズン中にぜひ出会ってみたいと思っていただけに嬉しかったです!!

>これが付く部分が一度でそのエネルギーを使い果たしてしまうっていうことなんでしょうかね?
私も知らなかったのですが、どうやらそのようですね!?
でも、すべてのシモバシラがいっせいに霜柱を作ることはないので順次楽しめるということではないでしょうか?
先日、「高尾山でのシモバシラ観察会」の募集広告を見かけましたが、たしか来年1月11日でした。
高尾山に一月中旬頃訪れれば見ることができるということでしょうかね~
不思議な植物ですよね??
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