なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

ようこそピアノ個人レッスンへ その2

2012-08-19 06:39:55 | 自宅ピアノ教室
~~つづき~~

Aちゃん、メリーさんのひつじを一本指弾きで半分弾きました。
残りはまた次回。

もう1曲はわらべうたの「いっぽんめのたけのこ」を弾きます。

まずはお歌から。
♪一本目のたけのこ (ポンッ)

ポンでたけのこ抜けます。
手でたけのこを作って、ぽん!と引っこ抜きます。

「Aちゃん、大きいたけのこと小さいたけのこ、どっち抜きたい?」「小さいたけのこ」
「じゃあ、(ひそひそ声)小さいたけのこ抜くよ」
指で小さなたけのこ作って、抜きます。

これで音の大小を表現します。

「Aちゃん、まっすぐたけのこと、グネグネたけのこ、どっち抜きたい?」
「まっすぐたけのこ!」
「では、まっすぐたけのこ!」手をびしっと緊張させて合わせる。

これは緊張と弛緩です。

このほかにも速さ、高さ、スタッカートとレガートなどいろいろ表現できます。

さて、抜いたたけのこはどうしましょ?

そのまま食べましょうか?
お料理しましょうか?
お家に持って帰りましょうか?

今回は料理になりました。

まずはたけのこを切りましょう。
まな板登場

先生のまねっこしてリズムを叩きます。
さすがプレピアノ経験者。
交互奏もすぐにできます。

切ったたけのこをおなべで煮ましょう。

♪あぶく立ったを歌いながらぐるぐるかき混ぜます。
かき回す動作で、手首も回ります。

二分音符でかきまぜたので、歌との複リズムにもなります。

その他、
デスクベルを使ったり


ドドドドどんぐりでハンドサインの復習をしたり、
のあっというまの30分でした。


今回、改めて思ったこと。
就園前のプレピアノ、やはりやってて良かった!
山あり谷ありのプレピアノの1年間ですが、驚くほど色々なことを吸収してくれていました。
プレピアノクラスに関しては「こんなに小さい段階から鍵盤に触らせていいのだろうか」と迷うことも多々ありましたが、
「プレピアノクラスは間違っていなかった」と確信しました。


なかよしリトミックからピアノレッスンに来てくれた生徒たちも、同じことを思います。
リトミック、通ってくれてて本当に良かった!
きれいに歌い、楽しそうに奏でる子たちを見ていると、
この子達の体の中に、音楽の芽を息吹かせられたなと、うれしく思います。




ようこそピアノ個人レッスンへ その1

2012-08-18 20:03:37 | 自宅ピアノ教室
昨年度の学園都市のプレピアノの生徒さん達が、ピアノの個人レッスンへ移行してくれています。

自宅教室は、私一人でやっているので、受け入れ人数に限りがあります。
現在は一人でレッスンできるキャパを超えてしまっています
なので、今は在籍生徒さんのご紹介で、ご希望日とレッスン枠の空きがある場合のみ、新規入会を受け付けています。

ただプレピアノクラス生徒と、なかよしリトミックで「ゆくゆくはピアノレッスンを」とうかがっている方は、
とりあえずレッスン枠を確保しておきます。

で、先週。
「来てくれるかな~」とお待ちしていました昨年度学園都市プレピアノの女の子が、来てくれました。

「わ~っ久しぶり~大きくなったね~」の私に、
生徒ちゃん「…誰だっけ?」と明らかに怪訝な顔…。

3才さんからはお子さんだけ預かります。
年少のAちゃんがレッスンで不安にならないよう、まずは緊張をほぐさなくては

初回レッスンの内容

【ドレミの家はどこだ!】
ドレミの絵カードを机の上に並べていきます。
さすがプレピアノの生徒。「これは?」「どんぐりのド」「次は?」「レモンのレ」
と、話が早いです

さてここから先生の小芝居劇場。
ドとレのカードだけを抜き取って
「どんぐりとレモンは公園に出かけました。で、鬼ごっこをしました」
カードを鬼ごっこしているかのようにぐるぐるかき回す。
「わー、鬼ごっこ楽しいなー」

「さて、夕方になったのでお家にかえることにしました。…がドングリとレモンは言いました。
『家がどこだっけーっ

「Aちゃん、どんぐりとレモンのお家、わかる?」
ドとレはすぐ、並び順がわかります。
Aちゃん、ドとレを元の場所に戻します。

これを1音ずつ増やしていきます。
「どんぐりと、レモンと、みかんと、ファイトが公園に行きました」のころには、
顔もほころんできます。

「どんぐりと、レモンと、みかんと、ファイトと、ソフトクリームが・・・」のころには
先読みして並び順を確認しています。
はい、これが大事です。

【メリーさんのひつじを弾く】
「メ~メ~、誰か来ましたよ」
パネルシアター用のメリーさんのひつじ登場


まずは歌を一緒に歌います。

そこからドレミに置き換えていきます
「あのね、ひつじお腹がすいたんだって。何か食べたいよ、食べたいよ~。そこでひつじが好きなものを持ってきたの。これなんだ?」
ミカンの絵を出す。
「みかん」「そう、このひつじはミカンが好きなんだって。もぐもぐもぐ~」
みかんをひつじの上に乗せる。
「Aちゃんもミカンをあげてね」

ひつじ3匹ミカンに変身。

「みんなミカンになったね。なので、お歌も変わるの。♪メリーさんのミミミ~」

これを繰り返し、全部ドレミに置き換えます。
それから弾いていくのですが、プレピアノ経験の子は、すんなり鍵盤に移せます

つづく

スペインのフィエスタ

2012-08-18 10:09:04 | 自宅ピアノ教室
トンプソンの「スペインのフィエスタ」
初級者むけの、華やかで発表会向けのいい曲ですよね。

これを練習中の小学1年生さん。

お家での練習もとても頑張ってくれて、ほぼ仕上がってます。

ただ難点がひとつだけ。

このリズムが苦手らしいのです。
 ↓


言葉のリズムや、リズム打ちでは上手くいくのです。
が、鍵盤に移すと真ん中の四分音符が短めになり、すこしだけ詰まった感じになるのです。

ああ、惜しい

リズムを流れ良くして、きれいに仕上げて、ぜひレパートリーにして欲しい

いろいろ思案して、

四分音符は実際の長さより長めに感じると、上手くリズムがとれるのでは?
それを視覚的、そして音が鳴るもので表すといいのでは?

と考えたので・・

ギロ登場

八分音符はこれくらい


シンコペーションの四分音符はこのくらい


その他の四分音符はスタッカートなので、これくらい。


ギロを鳴らしながら「ドレーミ、ファッソッ」と歌い、
慣れたころにピアノで弾いてもらうと・・・

リズムがいい感じです
スペインって感じです。

ついでに左手の伴奏形は、カスタネットが鳴っている感じ、だと思ったので、
実際にカスタネットで打ってもらいました。

それからピアノでで弾くと、重くなりすぎず、カスタネットの乾いた「カーンっ」とした音の雰囲気がでてきましたよ






ネタの引き出し  お月見でリトミック

2012-08-17 20:09:47 | ネタの引き出し
春先からの怒涛のような立て続けのお仕事も少し一段落

来週、再来週にある教室のお楽しみ会も、プログラムは作っし、おみやげ買った、ビンゴの景品も買った、
で、準備はできたし

で、ちょっと落ち着いたので、新シリーズをスタート!

その名も「ネタの引き出し」

「ネタのタネ」が断片的なアイデアだったのに対し、
「ネタの引き出し」は、もう少し流れが出来上がったものを書き溜めておこう!
という趣旨です。

初回はもうすぐ9月、ということで
「お月見」でリトミック

お月見の準備
・ススキを採りに行く・・・道中、トンボやバッタなど出てきてもいいかも
 トンボ・・・高い、レガート、即時反応で止まる→フレーズ など
 バッタ・・・低い、スタッカート、バッタの大きさでジャンプの距離が変わる など

・ススキを採る
 はさみでススキを切る
 秋の花を摘む

・ススキ野原を歩く
 風が吹くとススキが揺れる

月見だんご作り
 だんご粉を混ぜる→四分音符
 手のひらで丸める→二分音符
 ゆでるお湯がぐつぐつ沸く→八分音符
 
 みんなでお団子になって、10でゆであがる・・・1~10をカウント クレッシェンドつける
 赤ちゃんは10でママが高い高い 
 幼児は1~10で、だんだん大きくなる

・かざりつけ
 お手玉を月見だんごに見立て、ビート、または拍子にあわせて積み重ねていく

わらべうた
♪おつきさま えらいの
♪うさぎうさぎ
  ★こちらを参照


クラフトは
お月見うさぎでぴょん!

または

月見だんごのシール貼り
★こちらを参照


これを整理、ふくらませ、教案にしていきます

これはいいぞ!の楽典本

2012-08-16 20:56:02 | おすすめ本・教材
高学年、中学生に楽典も教えています。

いろいろとプリントやワークを使ったりもしますが、
おススメの本をご紹介します。

これだ!

「音楽耳 実践ドリル CDでわかる楽典」 高田美佐子:著 ナツメ社


同じ著者でもう一冊
「CDでわかるみんなの楽典」高田美佐子:著 ナツメ社


タイトルの通り、CD付きです。

「フレーズ」「カノン」「フーガ」「和音」「調性」「バイナリ―ビート」「ターナリービート」「変拍子」などなど…
をたくさんの名曲の実例を使って説明してくれているのです

おススメですよ

ネタのタネ くままま

2012-08-16 10:23:17 | ネタのタネ
ものすごく久しぶりの「ネタのタネ」シリーズです。

「言葉のリズム」を使ってリズム練習されている先生は多いですよね

私も使ってます

さて、リズムが「ちょっと苦手」な生徒がちょこちょこいます。
私も決してリズムが得意、というわけではないので、
なおさら「何とかしたい!」と思うわけです。

今までにも
「3拍子の『3』だけ打ちましょう」
「4拍子の『2、4』だけ打ちましょう」
という練習をやってます。

けっこうみんなノリノリでリズム打ちしてくれます。
こうやって、音楽の流れに乗ったリズム打ちができて、演奏につながってくれればいいな、
と思っていたのです。

が、これがなかなか上手くいかない場合もあるのです。
特にリトミック、プレピアノを経ずに、最初からピアノレッスンだった子に多いのです。

「…リズムに慣れていないだけだろうか?」
「拍感や拍子感のレッスンが足らないのだろうか?」
「お手本があるリズムは打てるけど、自分で作り出すのが難しいのだろうか?」
「視覚優先タイプの子に、口頭だけで指示してもわからないのだろうか?」

といろいろ考えたのですが・・・


結論
「先生の指導が悪い」
これにつきます…
大反省…

前置きが長くなりましたが、リズム練習用のカードを作ってみました。

「クマ」の「ママ」で「くままま」


「ま」だけ手を打ちましょう。
こうなります


「×ままま」

「すきやき」は


「×き×き」


3拍子も。
「とまと」は


「と×と」



「言葉」を音楽にのせて、リズムを打つ練習をたっぷりして、
それから「言葉」を音符に置き換えていけばいいかと。

お世話になっている先生に「オノマトペが変われば、打ち方も変わり、それがニュアンスにつながる」と
教えていただいたので、何とかそこまで行き着きたレッスンをしたいな、と思います。


衝動買い

2012-08-15 20:32:59 | 音楽
この本読んでたら


(ピアノレッスンのためのリトミック カワイ出版)
ある楽器が、ど~しても欲しくなって、
ふらふら~と買ってしまいました。

これだ
 ↓

ステップベル。

ウチにある音積み木でも代用できるかな?と思ったのだが、
このステップベル、階段が「半音」と「全音」では段差が違うのがいいぞ

生徒たちが使っているうちに、「何で段の高さが違うところがあるのかな?」
と、気づいてくれますように




伴奏の楽しさ

2012-08-15 01:25:35 | 自宅ピアノ教室
夏休みはレッスンがけっこう忙しいです。

というのも、中学生が校内の合唱コンクールの伴奏を希望するからなのです。



校区の中学校の課題曲が【HEIWAの鐘】と【信じる】。

【信じる】はけっこう難しいです。
最近は老眼もあってか、細かい伴奏譜を見るのがつらい
だんだん初見でお手本が弾けなくなってきました

みな、部活や塾で忙しい合間をぬって、こつこつと仕上げていきます。

小学生の時とは比べ物にならないくらい、自主的に仕上げていきます。

バリバリ弾くタイプじゃない子も、伴奏の練習でどんどん伸びていきます。

私も伴奏が好きです。
人と合わせる、音楽の流れを共有する、のが楽しいのです。


伴奏はみんなの底力を引き出すものがあるのでしょうね。




町のピアノ教室の夏休み

2012-08-14 13:12:38 | 自宅ピアノ教室
ウチの教室は、地域密着型、典型的な「町の小さなピアノ教室」です。

生徒たちは近隣の校区の子がほとんど。
しかもウチは(受け入れ人数に限りがあるので)生徒は「在籍生徒さんのご紹介」または「なかよしリトミック卒業生」しか入れません。
なので、みな、どこかで、誰かと顔見知り。

レッスンに来る前から知っているご近所の生徒など多いので、ついつい色々とピアノ以外のレッスンも面倒みちゃいます


夏休みのピアノ以外レッスン

その1、リコーダー、鍵盤ハーモニカの夏休みの宿題
生徒だけではありません。ご希望があれば(時間が許せば)ご兄弟の面倒もみちゃいます。

リコーダーは「楽器をくわえ過ぎ」「指を目で見なければ動かせない」など、「曲がわからないから吹けない」以前の問題が多いです。
そのほかにも、何か演奏しにくい理由があるので、一人ひとりに応じたレッスンをします。


その2. 音楽会のオーディション対策
これが一番多いです。
「先生!音楽会で小太鼓やりたいねん!」「木琴やりたいの!」などなど、生徒たちが楽譜を持ち込んできます。

卓上木琴やミニグロッケン、太鼓のバチの貸し出しなどもしてます。

最近、「どうしよう~」と思った楽器がありました。
それは「コントラバス」

「先生、私、音楽会でコントラバスやろうと思うのだけど」「…はぁっ
コントラバスなんて、弓の持ち方すらわからんぞっ

その後、弓ではなく、指で弾いて弾くのだと分かったけど、
だからといって、どうする?

ウチにコントラバスなどないぞ!

苦肉の策。
コントラバスは弦4本。
ウクレレも弦4本。

ウクレレを立てて構え、雰囲気だけ味わおうという、トホホなレッスンになってしましました


その3、中学生の音楽の宿題最近は「音楽新聞」が多いです。
「先生、楽器を一つ選んで音楽新聞書くんやけど」
「ほおほお」
「太鼓とかどうかな」
「太鼓にしなさい世界の珍しい太鼓の話をしてあげよう」(←民族音楽好きな私)

「先生、ベートーベンかバッハで音楽新聞書くんやけど」
「バッハ!バッハにしなさい!先生がバッハの楽しいお話をしてあげよう(←バッハ好きの私)



さあ、夏休みもだんだん残り少なくなってきました。

生徒のみなさん、宿題は大丈夫かな?

ウチに持ってくるのなら、お早めにね


明舞のプレピアノクラス

2012-08-13 20:49:14 | プレピアノ
8月11日は明舞カルチャーのプレピアノクラスでした。

教室のお楽しみ会が近いので、演奏する曲の練習です。
みんな、なかなか良い感じに仕上がっていますよ

初めて人前で演奏する生徒さんもいるので、次回も念入りにしあげていきます。

年少さんクラスはリズムカードを使ってのリズム練習。

いずれリズムの聞き取りもやりたいので、カードの取り扱いに慣れさせます。

色板を使って右手と左手の打ち分け、GO-STOPもしました。


年中さんクラスは「うたとピアノ絵本 みぎて」

音符を読むことに大分慣れてきてくれました

今日は2組と少ない出席だったので、私+生徒2人で即興連弾をしてみました♪
生徒はそれぞれ一音を決まったリズムパターンで弾き、私は伴奏またはメロディーを弾きます。

最初はみんな一緒のリズム。
でも伴奏やメロディーが動き出すとついつい、つられます。
つられたら、先生が演奏で弾き戻します。

生徒二人が、(おとなしい二人なので、お互いが特に言葉を交わすわけでもないのですが)
一生けんめい、二人でテンポを合わせようとしてくれたのがうれしかったですね

「さあ、合わせましょう」「もっとよく聞きましょう」と言葉で動かすのではなく、
先生のピアノで「あれ、いつのまにか合ってるよ」「みんなで演奏するの楽しいな」と思わせるレッスンがしたいものです。

…そのためには、私がもっと弾けないとダメですね
ああ、勉強しなくては…