なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

「3,4,5才の体・手先の動き指導アラカルト」

2013-05-10 22:26:09 | おすすめ本・教材

ウチのピアノ教室は園児さんが多いのですが、
すごーく気になることがあります。

それは・・・

「なんで、座れないの?」

ということです。

正確に言うと、ピアノを弾けるような座り方が、なかなかできない、ということです。

背中が丸まって、腰で上半身を支えられない。
足先がごそごそ動いて、足台に長い時間キチンと乗せていられない。

「…この子たち、小学校でちゃんと授業受けられるのかな…(汗)」と、
ちょっと心配になってしまいます。

そんな矢先、いい本を見つけました!

『3・4・5歳の体・手先の動き指導アラカルト~気になる子どものできた!が増える』

笹田 哲:著  中央法規出版

小学校入学前に身につけたい動きの「苦手」を園・家庭でサポートする方法が満載。
園で使える遊びプログラム19種類も掲載。


・「座る」「立つ」「歩く」など基本のが苦手なお子さんのサポートの方法に始まり、

「食事」「着替え」などセルフケアが苦手、
「ボール」「書く(描く)」など遊び、運動が苦手、
を「できる」に変えるための具体的な指導方法が満載です。

保育士、幼稚園の先生を対象に書かれた本ですが、
リトミック、ピアノの先生が読まれてもいいかと思います。



「できるかな ひけるかな」シリーズ、おすすめです!

2013-04-01 02:17:44 | おすすめ本・教材
新年度用のピアノ教本やグッズを買いに、明石の楽器店まで行きました。

そこで、新刊を見つけて、中身をパラパラ見てると…

「こ、これはすごく使える教本ではないかっ

で、即、お買い上げ

それがこちら。
春畑セロリ先生の「できるかな ひけるかなシリーズ」
(シリーズは5冊あったのですが、お財布の関係上、買ったのは2冊

「わお~ん・あそび」

この本は、もう、私の完全にツボ

たとえば…
「きらきらぼし」の1小節だけ空白なのですが、
この空白に「どの和音を入れる?」と、オシャレな和音が7種類も

なんと、オシャレな和音が7種類も!(大事なので2度言いました)

7種類の中から、お好みの響きの和音をお選びくださいってわけですよ。
ここはオシャレ和音バイキングかっ
お好きな和音をお取りくださいかって感じですよ

「ずむ・ずむ・りずむ」

この本は、ピアノレッスンだけじゃなく、リトミックに使える!
というか、
ぜひ、リトミックに使おう!

私はさっそくこの本を使っての、来年の発表会の小さい子向け演目を考えました


この2冊は、もう、超おススメです
皆さんも、ぜひお手に取ってみてください。

私もシリーズの残り3冊も、また購入しまーす

すごすぎるよ、せんたくばさみ

2013-02-20 23:43:32 | おすすめ本・教材
学園都市の本屋で「何かいい本ないかな~」とぶらぶらしていたら…

ものすごい絵本を見つけてしまった

これだ

「せんたくばさみが あつまって」
月刊かがくのとも 2011年8月  さとうゆみか作


せんたくばさみが鳥になり、魚になり、と集まって変化していく写真絵本なのですが、

最後に変化したものを見た瞬間、
フツーに「自分の為に欲しい」と思っちゃいました
即、お買い上げです。

折りこみ付録の「作者のことば」は奥深いものがあります。
制作秘話も、2年にわたる制作の苦労がうかがえ、興味深いです。

「かがくのとも」のバックナンバーなので、書店でお取り寄せできるかも?ですよ

7715個のせんたくばさみの、圧巻の造形をぜひご覧くださいね



『ピアノレッスンのためのリトミック』

2013-01-13 10:33:16 | おすすめ本・教材
この週末は体調を崩して、おこもりさんです

こういう時に、いろいろと本を読みます。

この度、読み返してみて「なるほどなぁ」と思った書籍をご紹介。

『ピアノレッスンのためのリトミック』
カワイ出版 刊


『音楽は楽器から離れて体験するべき』の考えのもと、
「テンポ」「強弱」「フレーズ」「拍」「拍子」「対位法」などを、
ピアノから離れて、全身を使ったリトミックで体験する。
そしてその感覚をまたピアノ演奏に戻す、
のです。

たとえば「読譜」

ピアノの譜読みで必要なのは一定の流れを持って読むこと。
そのためには生徒に、拍と拍子の「内的感覚」が必要なのです。
(手首を振って拍子を取ったり、先生に拍子を言ってもらわなくても、
「拍・拍子を感じ取れる」ということです)

「聴く力はすぐれているが、演奏を間違えると止まってしまう→読譜が苦手」な生徒の
実例が載ってるのですが (ウチにもそういう生徒います

「なるほど! これが欠落していたから、止まってしまうんだ!」
とわかりました

巻末にバッハのインヴェンションの8番を使ったレッスンの進め方があるのですが
「こういうアプローチの仕方があるのかっ!」
と目からウロコでした

ほぼ文章のみ、
リトミックを体験してないと分かりにくい、
という「ちょっと読みにくい」書籍ですが、
ぜひご一読をおススメします




これはいいぞ!の楽典本

2012-08-16 20:56:02 | おすすめ本・教材
高学年、中学生に楽典も教えています。

いろいろとプリントやワークを使ったりもしますが、
おススメの本をご紹介します。

これだ!

「音楽耳 実践ドリル CDでわかる楽典」 高田美佐子:著 ナツメ社


同じ著者でもう一冊
「CDでわかるみんなの楽典」高田美佐子:著 ナツメ社


タイトルの通り、CD付きです。

「フレーズ」「カノン」「フーガ」「和音」「調性」「バイナリ―ビート」「ターナリービート」「変拍子」などなど…
をたくさんの名曲の実例を使って説明してくれているのです

おススメですよ

星の音

2012-07-05 15:54:42 | おすすめ本・教材
昨日の鍵盤導入「ぷちぷちピアノ」で、”星の音”を聞きました。

「星の音」とはこれのこと。


メルヘンクーゲルです。

子どもたちひとりずつに聞かせます。

耳のそばで振ると、
シャラシャラ…キラキラ…とひそやかで美しい音が。

子どもたちは皆、一点を見つめ、じっとたたずんでいます。

あんなにも音に聞き入る子どもたちの姿、久しぶりに見ました。


読んでほしい その2

2012-06-25 20:29:37 | おすすめ本・教材
私はリトミックは「音楽で子育て支援」を念頭において、活動しています。

「音楽で子育て支援」

リトミックで楽しく親子でふれあい、音楽体験を積む。
お友だち作りに役立ててもらい、ママたちの息抜きの場になればいいな。
地域の子育てママのお役に立てればな。

と、自分なりにいろいろと工夫して取り組んでいたのですが…。

それは独りよがりで、少々思い上がった考えであった、と思い知らされることがあり、

また

自分の子育ての経験や知識だけでは、とても子育てまっさい中のママの支援ができない場面も多々あり、

結構、悶々としています。


そんな中、乳幼児の発達の道すじ、子育て支援の在り方を、わかりやすく、的確に書いてある本と出会いました。

丸山美和子:著 保育者が基礎から学ぶ乳児の発達  かもがわ出版

「6か月ごろまで」「6~9か月ごろ」「10か月~1才2、3か月ごろ」「1歳半前後」の発達の特徴と関わり方を、
専門的だけど理解しやすい文章で書かれているのがありがたいです。

とても良い本だったので、即、同じ著者の本を何冊か購入しました。
「子どもの発達と子育て・子育て支援」 かもがわ出版
「リズム運動と子どもの発達」 かもがわ出版

ママたちに読んでほしいのはこちら

「育つ力と育てる力」 大月書店
0~5歳児の「発達の特徴」「その時期に子育てで大切にしたいこと」のポイントが年齢別に書かれています。

特に5歳児の「利き手」と「利き目」の話は、「ほぉぉ」と大納得

情報過多の今、こういった「大事なことを、ぶれずに書いてある」本が手元にあると、
良いかと思います。

ご一読をおすすめします。




読んでほしい その1

2012-06-25 00:41:32 | おすすめ本・教材
私は身内に教員が多いせいか、「教える」ということに興味が強いようです。

教育関連の書籍を読むことが多いのすが、ぜひおすすめの本があります。
人に何かを教えることを生業としている方にぜひ読んでいただきたいのです。
「教える」ことの重みを知る手掛かりになるはずです。

有田和正:著 サンマーク出版「教え上手」

これは、読んでうなりました。

小学校教員をされていた方の著書なので、
「誘導し、ふくらませる技術」「考えさせ、追及させる技術」などを実際例で紹介しています。

が、
これを「ノウハウ本」と思ったら大間違い!

「あなたは本当に人を教えるだけの力量があるのですか?人間性を持っているのですか?」
と、鋭い問いを突きつけられているのです。


もう1冊。
森貞子:著 相川書房 「音楽する?」~モンテッソーリ教育に学ぶ


モンテッソーリ教育を導入している幼稚園で音楽教師をされていた著者の講義録です。

「動的発散型の楽しさ」「静的納得型の楽しさ」の両方が必要、
「わかる」と「超える」、
というくだりが特に興味深く読めます。

そして
「手っ取り早いレシピが欲しい気持ちはわからなくはないが、それでは『わかった』の瞬間を自分に呼びこめない」
という一文は、なかなか耳に痛いです


お母さん1年生に薦めたい絵本

2011-08-12 19:36:27 | おすすめ本・教材
素適な絵本を見つけました。


「あかちゃんは おかあさんと こうして おはなししています」
スギヤマカナヨ著 赤ちゃんとママ社刊

初めての赤ちゃんに
ニコニコしたり・・・
ドキドキしたり・・・
ほっこりしたり・・・
おろおろしたり・・・

あー、こうだったよな。
みんな、同じなんだよな。

とちょっとホッとさせられる絵本です。

お盆休み、本屋さんにお出かけして、
見かけましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

(あ、立ち読みを推奨しているわけでは、ないですよ。
素適な絵本なので、ぜひお買い求めください